の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

イサーンのシム(布薩堂)・ワット バン フアノーン

2014年06月23日 | コーン・ケン

■コーン・ケンの第3日目です。昨日登ったプー・ウィアンの疲れもとれて快適な朝です。
本日の予定はコーン・ケンでまだ行っていないシム「ワット・サワン・ワリー・パタナラーム」通称(ワット・バン・フアノーン)からローイ・エットのシム寺院を回ってバンコクに戻ることにします。



1867年に建立された寺院で、シムは1923年にベトナム人職人によって煉瓦と漆喰によって建築されました。壁画は1953年で建設後30年過ぎてから描かれています。そのためか他の寺院壁画とは趣が異なります。
建屋の大きさは幅5m、奥行き7.3mと解説されています。




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■正面です。
外壁面は区切られた壁に「シンサイ」物語の13場面が描かれています。
【「シンサイ」の概要は2014年05月28日投稿の「イサーンのシム(布薩堂)・ワット ポーターラム」を参照してください。】







入口上に描かれた「サン・トーン」が変身したボートで旅を続ける「シンサイ」です。

ウォングラバット山で半身鳥、半身は人間の「キンナリー」を愛撫する「シンサイ」です。
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■左壁面です。


中央壁の上部は、「クムパーン」に誘拐される国王の妹「ナーン・スモンター」です。

左壁面の王国を追放され森で暮らす「チャンタ王妃」「ナーン・ルーン」と「シンサイ」「サン・トーン」「シホ」の三兄弟です。「シンサイ」は「ガルーダ」「ナーガ」を服従させています。右は「ナーン・スモンター」を探しに森に入る6人の普通の王子達です。

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■背面壁画です



解説④、⑫の場面です。上部が6人の普通の王子と「ナーン・スモンター」を探索に出る、「シンサイ」兄弟です。


解説⑤の場面です。シンサイ兄弟はまず大蛇に襲われます。

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■右壁面です。



第3の戦闘は象です。(場面⑦)

第4はヤックです。



画家の自画像だと言われています。



寺院の解説ボードです。

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■堂内には「パー・ウェットサンドン・サドック」(パー・ウェット)を藍色の線と花模様で枠取りした13章節の場面が描かれています。
【「パー・ウェットサンドン・サドック」の概要はは2014年05月28日投稿の「イサーンのシム(布薩堂)・ワット パ レライ」を参照してください。】





恵みの雨を降らせる大切な白象をバラモンに与えてしまいます。





水汲みで近所の女性にいじめられるチューチョクの若くて美しい妻です。いじめる女性たちはなぜか股間を露わにしています。

森の入り口で番犬と猟師に襲われるチューチョクです。





森の庵で暮らす「パー・ウェット」親子です。子供を貰いに来たチューチョックはマディーが出かけるまで待っています。



森で木の実を採るマディーとマディーの帰るのを阻止する虎、ライオン、豹に変身した神々です。

蓮池の葉陰に隠れる子供たちとチューチョクに連れ去られる場面です。

庵に帰り、いなくなった子供たちを探し回り、ついには気を失ったマディーと介抱をするパー・ウェットです。



大いなる帰還です。

寺院の解説ボードです。

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シムの前に建つ新しい布薩堂です。


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