住職の独り言

~ご縁に触れて~

法に遇う

2013年03月31日 | Weblog

万有引力を発見したニュートンに、ある漁民が尋ねた。

「あなたのような科学者が、どうして宗教を信ずるのですか?」

 

するとニュートンは

「あなたの手に海岸の砂をつかんだ量と、海岸にある全部の砂の量とどちらが多いですか?」

と問いただしました。

 

すると漁民は

「それは、海岸の砂が多いに決まっています!」

と答えた。

 

ニュートンはふたたび、

「私の学んだ知識もそのとおりです。私の知っていることは一握りの砂にすぎません。

知らないことは海岸の砂のようです。だから私は、研究もやり、宗教も信ずるのです。」


 

【聖教】

☆人に生まれることは難く、まして浄土の法門を聞く縁に会うことは三千年に一度咲く優曇華(うどんげ)が咲くようなものである。(教行信証)

☆八万の法蔵をしるといふとも、後世をしらざる人を愚者とす。たとひ一文不知の尼入道なりといふとも、後世をしるを智者とすといへり。(御文章)

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