月の魔法

「新月、二日月、三日月、上弦、十三夜、小望月、満月、
十六夜、立待月、居待月、寝待月、更待月、下弦、二十六夜、三十日月」

皆さん、ぜんぶ読めますか？
これは日本古来からの月の呼び名です。
お月様が満ち、欠けていく順番にのせてみました。
答えはこうです

「しんげつ、ふつかづき、みかづき、じょうげん、じゅうさんや、こもちづき、まんげつ、
いざよい、たちまちづき、いまちづき、ねまちづき、ふけまちづき、かげん、にじゅうろくや、みそかづき」

ちなみに三日月は“眉月”“初月”“若月”“虚月”とか
上弦を“弓張月”とか他にも呼び名がありますね。
日本という国は本当に言葉が美しいよなあ、とつくづく思います。
月だけでなく、季節の名前も、そしてそれぞれの月ごとにも色んな呼び名があって。
日本人の感覚の繊細さを感じられます。
後半の月の名前には「待つ」と言うのがくっつきます。何故でしょう？
それは月が欠けていくにつれてお月様の出が遅くなるからです。
ほおら、これを読んだあなた、今日から月を見上げてみたくなったでしょう？
どうぞ、窓の傍に行ってくださいな、
今夜は月がきれいです（＾＾）