この一週間、久しぶりにぼーっとした時間を過ごせた私は、ひとりココロの中で起きる「時間旅行」を楽しんでいました。
過去に戻ったり、未来に向かったり、楽しい気分になったり、悲しい気持ちになったり、くるくるメリーゴーランドに乗っているようでした。
特に浮かんだのは、この5~6数年のことです。
この数年は自分にとって、本当に大きな変化のある時の流れの中に居たからかもしれません。
その中でも昨年は「夢の街」と言う場所を生きる場所として与えて頂き、理想と現実を融合させるべき場所として完成させる道を探すべく試行錯誤の中を歩んできました。
特にこの一年を通して私が一番強く感じていたのは、夢の街のテーマでもあり、そして自分の永遠の人生のテーマでもある「愛」と「真実」、そしてその中に含まれている「家族」と「生と死」というものであった事に他なりません。
2008年、たくさんの出来事と多くの人々との出会いがありました。
カルチャースクールと言う形でスタートした夢の街ではたくさんの人々、そしてたくさんのご家族に出会わせていただきました。
であった人の分だけの生き様があり、生き方、考え方があり、その一つ一つに尊敬と愛を持って「生きる」ということについて考えさせられることが沢山ありました。
そして数年前、目の前で共に生きるはずであった人のいのちを失った事実と、一昨年の冬に自分の魂ともっとも深い繋がりであったろう母が倒れ、会話すら出来なくなったこと、そしてこの夢の街で今は亡き小さな魂とのふれあいがあったこと、そして自分の過去と現在と未来に自分なりの答えを見出せたこと、それにあわせる様に仲間たちに生と死と言う出来事が重なった事もあって「死ぬこと」やスピリチュアルな出来事についてを深く考えた一年でもありました。
この009年の新しき年に、昨年の沢山の素晴らしい出会いの中から、皆様に大好きな二人の女性をご紹介したいと思いました。
まずは「水戸川真由美さん」です。
私たち夢の街ではダウン症を中心としたいわゆるハンディと言うギフトを持って生まれた子供たちの支援を行っています。
その一つとして「スペシャルニーズキッズの為の響きの楽校」というワークショップを開講しています。(健常と呼ばれる子供たちも大人達も受講可能です)
講師はご自身もダウン症の娘さんを持つ清成由真先生。
この響きの楽校の特徴は私から見ておりますと、彩(色)と音と言葉の大いなる力をもって、子供たち(大人たち)一人一人の魂と現在のあり方に向かい、彼ら自身の深いところに働きかけ、そして一人ひとりの美しさを愛することにあると思います。
私自身の数少ない経験からも、ともすれば家族からも「感情や状況はもともと理解できないからしょうがない」と判断されがちな子供たちの存在。
清成先生はこども達の感じる心に対して決して「諦め」と言う感情を持ちません。
その信頼が感性豊かな心と対話して、その子の美しさを引き出して行くのです。
この美しい授業の理解者であり、私たちのクラスへの大きな協力と理解を傾けて下さるのが、ご自身も3人のお子様を持ち、うちお二人は脳性まひとダウン症というスペシャルニーズキッズのママ、更に日本ダウン症協会の理事を務めていらっしゃる水戸川真由美さんです。
2008年12月、水戸川さんはベネッセから出版されている、働くママの応援マガジン「ビズマム」誌において、ワーキングマザーの山あり谷あり両立ヒストリーとして取材を受けられご自身の人生を語られました。
TV局のコーディネーターとして働きながら障碍を持つ2人とそして健常児と呼ばれるお子様方を育てた水戸川さん、普段はそれはそれは明るく元気なお母さん。
清成先生と同じく、こども達の中にある叡智に常に意識を向けている素敵な方です。
脳性まひ、ダウン症と言うギフトを持った子供たちを授かった水戸川さんの人生のドラマには読んでいて語りつくせぬものを感じます。
けれど、そんな水戸川さんの素晴らしさは決して笑顔を忘れず、人が大好きなところ。
水戸川さんの笑顔は何があっても「生きる」という喜びに満ちています。
生きるという事は人と、この地球の全てと生きるという事。
いのちの一つ一つに大きな意味があるのだと認められること。
その地球にある全ての出会いを喜べるからこそ、水戸川さんは素敵なのでしょう。
水戸川さんは記事の最後をこのように結ばれています。
「私は人が好き。出会いのご縁が好き。
だから仕事は一生続けていくと思う。
その大切さに気づかせてくれたのも、健常者であろうと体に障碍があろうと、ひとり一人大きな意味のある命を持って生まれてきた、わたしの大切な子どもたちなんです」
こどもが生まれるっていう事は何て素敵なことなんだろうか、と思います。
清成先生、そして水戸川さんとの出会いからたくさんの糸がつながって、沢山のスペシャルニーズのこども達やお母様たちともお友達になりました。
そして健常のこどもたちとも沢山仲良くなりました。
ひとりひとりがそれはそれは素晴らしい魂を持っています。
今年も夢の街ではスペシャルニーズのこども達、そしてたくさんの仲間たちと一緒に素敵な時を過ごして生きたいと思います。
夢の街では将来、一緒に芸術活動が展開できたら、と言う願いも持っています。
今年もぜひたくさんのスペシャルニーズキッズとご家族に集っていただけたらなと思います。
もう一人ご紹介したいのは夢の街で行われているエンターテイメントLIVEにきて下さった「えま&慧奏」さん。
えまさん、慧奏さんはご夫婦のミュージシャンです。
淡路島に住んでいて、たくさんの民族楽器と美しいレインボウヴォイスで私たちを魅了してくれます。
オフィス夢の街の演劇公演のテーマソングもこのお二人の作品です。
天からえまさんに歌が降りてきて、慧奏さんの魂と融合して美しい曲が生まれます。
そんな音楽家のえまさんも慧奏さんも本当に人間的で、そして素直な魂を持っていると感じます。
年末、お二人のライブが行われました。
今回歌われたのはHoly songs
その中に「ホーリーエアー*ロンドンデリーの歌」がありました。
今年、えまさんたちはたくさんの魂を天に見送られたのだそうです。
ライブの前日の朝もお一人の方が帰天なさったそう。
その方がえまさんに「もうすぐ向こうに行くから」と降ろしてくださった歌詞がついた曲、それがホーリーエアーでした。
皆様にご紹介します。
ホーリーエアー えま
溢れる想いはいつしか
懐かしい子守唄
朝までそばに居て君と
同じ夢を語ろう
遠く果てしない道を
いつの日も いつの世も
手をつないで歩いてく
君の夢の故郷へ
流れる星を数えては
ささやいた祈り歌
風にゆら ゆられて君と
同じ歌を歌おう
高く舞い上がれ
白い翼を羽ばたかせて
風のようにたずねよう
君の夢の故郷へ
遠く果てしない空へと
いつの日か還る星
光の海 泳いでく
君の夢の故郷へ
君の夢の故郷
歌を聴きながら多くの方が目頭を押さえておられました。
人の心の中にある一つの想いに触れた感じがしていました。
「夢の故郷」
私たちはどんな時代を生きた魂とも同じ時間を生きている、と思いました。
存在する場所は違うかもしれないけれど。
歌を聴きながら、そうだ、たましいは全てつながっているのだ、そう実感していました。
えまさんの歌声はただの歌ではないのです。
生きている私たちに何かを告げてくれる、そんな歌なのです。
その音楽の中に生き方、そしてその人自身が映し出されます。
ぜひ皆様にも聞いて欲しい。
ココロからお勧めしたい音楽です。
聞きながら幼い日、乗ったメリーゴーランドを思い出しました。
きらめく明かりにてらされながら音楽にあわせてて、夢の中に居るように、高く、低く、廻る美しい馬。
周りには手を振る人たち。馬をつないでいる真ん中に映し鏡。
そこにくるくる廻る自分や世界が映っている。
まるで魂の流れのように。
ふと、メリーゴーランドに乗ってみたくなりました。
きっと今の私には違う風景が見えるのかもしれません。
人生に流れるいのちの唄
そんな言葉の聞こえてくる一週間でした。
過去に戻ったり、未来に向かったり、楽しい気分になったり、悲しい気持ちになったり、くるくるメリーゴーランドに乗っているようでした。
特に浮かんだのは、この5~6数年のことです。
この数年は自分にとって、本当に大きな変化のある時の流れの中に居たからかもしれません。
その中でも昨年は「夢の街」と言う場所を生きる場所として与えて頂き、理想と現実を融合させるべき場所として完成させる道を探すべく試行錯誤の中を歩んできました。
特にこの一年を通して私が一番強く感じていたのは、夢の街のテーマでもあり、そして自分の永遠の人生のテーマでもある「愛」と「真実」、そしてその中に含まれている「家族」と「生と死」というものであった事に他なりません。
2008年、たくさんの出来事と多くの人々との出会いがありました。
カルチャースクールと言う形でスタートした夢の街ではたくさんの人々、そしてたくさんのご家族に出会わせていただきました。
であった人の分だけの生き様があり、生き方、考え方があり、その一つ一つに尊敬と愛を持って「生きる」ということについて考えさせられることが沢山ありました。
そして数年前、目の前で共に生きるはずであった人のいのちを失った事実と、一昨年の冬に自分の魂ともっとも深い繋がりであったろう母が倒れ、会話すら出来なくなったこと、そしてこの夢の街で今は亡き小さな魂とのふれあいがあったこと、そして自分の過去と現在と未来に自分なりの答えを見出せたこと、それにあわせる様に仲間たちに生と死と言う出来事が重なった事もあって「死ぬこと」やスピリチュアルな出来事についてを深く考えた一年でもありました。
この009年の新しき年に、昨年の沢山の素晴らしい出会いの中から、皆様に大好きな二人の女性をご紹介したいと思いました。
まずは「水戸川真由美さん」です。
私たち夢の街ではダウン症を中心としたいわゆるハンディと言うギフトを持って生まれた子供たちの支援を行っています。
その一つとして「スペシャルニーズキッズの為の響きの楽校」というワークショップを開講しています。(健常と呼ばれる子供たちも大人達も受講可能です)
講師はご自身もダウン症の娘さんを持つ清成由真先生。
この響きの楽校の特徴は私から見ておりますと、彩(色)と音と言葉の大いなる力をもって、子供たち(大人たち)一人一人の魂と現在のあり方に向かい、彼ら自身の深いところに働きかけ、そして一人ひとりの美しさを愛することにあると思います。
私自身の数少ない経験からも、ともすれば家族からも「感情や状況はもともと理解できないからしょうがない」と判断されがちな子供たちの存在。
清成先生はこども達の感じる心に対して決して「諦め」と言う感情を持ちません。
その信頼が感性豊かな心と対話して、その子の美しさを引き出して行くのです。
この美しい授業の理解者であり、私たちのクラスへの大きな協力と理解を傾けて下さるのが、ご自身も3人のお子様を持ち、うちお二人は脳性まひとダウン症というスペシャルニーズキッズのママ、更に日本ダウン症協会の理事を務めていらっしゃる水戸川真由美さんです。
2008年12月、水戸川さんはベネッセから出版されている、働くママの応援マガジン「ビズマム」誌において、ワーキングマザーの山あり谷あり両立ヒストリーとして取材を受けられご自身の人生を語られました。
TV局のコーディネーターとして働きながら障碍を持つ2人とそして健常児と呼ばれるお子様方を育てた水戸川さん、普段はそれはそれは明るく元気なお母さん。
清成先生と同じく、こども達の中にある叡智に常に意識を向けている素敵な方です。
脳性まひ、ダウン症と言うギフトを持った子供たちを授かった水戸川さんの人生のドラマには読んでいて語りつくせぬものを感じます。
けれど、そんな水戸川さんの素晴らしさは決して笑顔を忘れず、人が大好きなところ。
水戸川さんの笑顔は何があっても「生きる」という喜びに満ちています。
生きるという事は人と、この地球の全てと生きるという事。
いのちの一つ一つに大きな意味があるのだと認められること。
その地球にある全ての出会いを喜べるからこそ、水戸川さんは素敵なのでしょう。
水戸川さんは記事の最後をこのように結ばれています。
「私は人が好き。出会いのご縁が好き。
だから仕事は一生続けていくと思う。
その大切さに気づかせてくれたのも、健常者であろうと体に障碍があろうと、ひとり一人大きな意味のある命を持って生まれてきた、わたしの大切な子どもたちなんです」
こどもが生まれるっていう事は何て素敵なことなんだろうか、と思います。
清成先生、そして水戸川さんとの出会いからたくさんの糸がつながって、沢山のスペシャルニーズのこども達やお母様たちともお友達になりました。
そして健常のこどもたちとも沢山仲良くなりました。
ひとりひとりがそれはそれは素晴らしい魂を持っています。
今年も夢の街ではスペシャルニーズのこども達、そしてたくさんの仲間たちと一緒に素敵な時を過ごして生きたいと思います。
夢の街では将来、一緒に芸術活動が展開できたら、と言う願いも持っています。
今年もぜひたくさんのスペシャルニーズキッズとご家族に集っていただけたらなと思います。
もう一人ご紹介したいのは夢の街で行われているエンターテイメントLIVEにきて下さった「えま&慧奏」さん。
えまさん、慧奏さんはご夫婦のミュージシャンです。
淡路島に住んでいて、たくさんの民族楽器と美しいレインボウヴォイスで私たちを魅了してくれます。
オフィス夢の街の演劇公演のテーマソングもこのお二人の作品です。
天からえまさんに歌が降りてきて、慧奏さんの魂と融合して美しい曲が生まれます。
そんな音楽家のえまさんも慧奏さんも本当に人間的で、そして素直な魂を持っていると感じます。
年末、お二人のライブが行われました。
今回歌われたのはHoly songs
その中に「ホーリーエアー*ロンドンデリーの歌」がありました。
今年、えまさんたちはたくさんの魂を天に見送られたのだそうです。
ライブの前日の朝もお一人の方が帰天なさったそう。
その方がえまさんに「もうすぐ向こうに行くから」と降ろしてくださった歌詞がついた曲、それがホーリーエアーでした。
皆様にご紹介します。
ホーリーエアー えま
溢れる想いはいつしか
懐かしい子守唄
朝までそばに居て君と
同じ夢を語ろう
遠く果てしない道を
いつの日も いつの世も
手をつないで歩いてく
君の夢の故郷へ
流れる星を数えては
ささやいた祈り歌
風にゆら ゆられて君と
同じ歌を歌おう
高く舞い上がれ
白い翼を羽ばたかせて
風のようにたずねよう
君の夢の故郷へ
遠く果てしない空へと
いつの日か還る星
光の海 泳いでく
君の夢の故郷へ
君の夢の故郷
歌を聴きながら多くの方が目頭を押さえておられました。
人の心の中にある一つの想いに触れた感じがしていました。
「夢の故郷」
私たちはどんな時代を生きた魂とも同じ時間を生きている、と思いました。
存在する場所は違うかもしれないけれど。
歌を聴きながら、そうだ、たましいは全てつながっているのだ、そう実感していました。
えまさんの歌声はただの歌ではないのです。
生きている私たちに何かを告げてくれる、そんな歌なのです。
その音楽の中に生き方、そしてその人自身が映し出されます。
ぜひ皆様にも聞いて欲しい。
ココロからお勧めしたい音楽です。
聞きながら幼い日、乗ったメリーゴーランドを思い出しました。
きらめく明かりにてらされながら音楽にあわせてて、夢の中に居るように、高く、低く、廻る美しい馬。
周りには手を振る人たち。馬をつないでいる真ん中に映し鏡。
そこにくるくる廻る自分や世界が映っている。
まるで魂の流れのように。
ふと、メリーゴーランドに乗ってみたくなりました。
きっと今の私には違う風景が見えるのかもしれません。
人生に流れるいのちの唄
そんな言葉の聞こえてくる一週間でした。