KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

母の日2017

2017-05-14 | 
HAPPY MOTHER'S DAY!



母の日に河野進さんの詩をすべてのお母さんへお贈りします。


「いつも」

お母さん
笑ったら
ほんまにやさしい顔や
ぼく 大好き
いつも 笑ってて


「母と言う文字」

母という字は
上から下から
左から右から
表から裏から見ても
同じかつこうをしている
母は太陽のように
かげひなたがないもんな



「すきなもの」

お母ちゃん
また残したの
たべてあげよ
ぼくの好きなもの
みなきらいやな
ちっと食べたらええのに



「超人」

貧しくても子の前につぶやかず
苦しんでも子の前にうめかず
疲れても子の前によろめかず
悲しんでも子の前に微笑を忘れず
病んでも子の前にくずおれず
裏切られても子の前に失望せず
愛しても子の前に恩をきせず
超人のような母がいっぱいいる



河野さんの詩の中に、私のお母さんの姿があります。




「病む」

病まなければ
聞き得ない慰めのみ言葉があり
捧げ得ない真実な祈りがあり
感謝し得ない一杯の水があり
見得ない奉仕の天使があり
信じ得ない愛の奇跡があり
下り得ない謙遜の谷があり
登り得ない希望の山頂がある


私は7ヶ月で息をしないまま生まれ、体重は胎盤も合わせて1600gしか無い、今夜がヤマです、と言われた小さな真っ白い未熟児の赤ん坊でした。

生き延びたものの知能だけが急激に発達し、変に大人びた病気ばかりする子どもでした。
学校では1番小さくて3歳児くらいの大きさしかなく、ランドセルも二年生まで1人で背負えませんでした。

今でいえば自閉症児で、ともすればすべてを敵にして育ってもおかしくない私が、こんなに大きくなれたのは、紛れもなく『お母さん』のおかげです。
私の行く手には必ず母という希望のともしびがありました。

私自身、私が私に生まれてきたことで、いろいろな大変さもあったけれど、お母さんのおかげで、私に生まれてきたからこそ得ることの出来た人生だったと思えます。

未だに人にはバカだなと言われることが多い私です。
けれど、私は本当にこんな自分に産んでもらってよかったと心から感謝しています。

かあ様、ありがとう。
本当にありがとうございます。


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