
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
私はなかなか風邪が抜けません。
寒暖の差が激しい季節、皆様もお気をつけくださいね。
さて、昨日今日は先週からの寒さが少し緩んですごしやすいですね。
早速、朝からお洗濯なんてしちゃいました~。
お店も少しずつですが春の色が入り始めましたよ。
トップの写真は春色シリーズ製作の為に紡いだ糸たちです。
並べたらすごく可愛かったので思わずパチリ(^^)
さて昨日はオープンから2週目を迎えて、早くも今月の経理の〆日でございました。
カンナちゃんと頭を付き合わせつつ、反省会をかねつつ今後の作戦会議。
その様な作業をしつつ、オープン早々にご来店賜り、
商品さんたちをお求め頂いた方のお顔を思い浮かべました。
オープン日は5日間と短かったのですが、
親しくしてくださっている方などが早々にいらしてくれました。
そしてお世話になっている方々もお時間を割き、多数ご来店くださいました。
そしてご近所のお散歩途中の方や長谷川医院時代から知っているのよ
とおっしゃる方がお立ち寄りくださいました。
こうして振り返りますと、おいでくださったどなた様も
お人やお家がご縁を繋いでくださった方ばかりです。
はっきり言ってしまえば、今のところは
自分たちの力だけで開拓したお客様はまだ居ないのです。
作業をしつつ、色々なことを思い浮かべました。
私は17才まで実家に居ましたが、普通にすごしたわけではありません。
かなり過酷な生活環境にあったため、学費や生活費を得るために
家の商売はもちろん、アルバイトで稼ぐ日々。
兄弟の面倒を見ながら6歳からおさんどんをし、生活を支えました。
親に制服やバッグを買ってもらった記憶はありません。
すべて自分で稼ぎました。
そして高校卒業と同時に家を出て、仕事生活をしながら
学費、生活費、家族への仕送りをつくりながら学校に通いました。
私の実家ではしてあげたくても、私にはお金の援助は何も出来なかったからです。
当時、最初についた仕事は「営業職」と呼ばれるものでした。
まったく知らない土地で、まったく知らない人の家に飛び込み、
商品を見て頂き、そして買って頂く。
私は当時、全国展開する会社で営業ナンバーワンになりましたが
周りから見れば、そんな私でも営業が楽だったわけではありません。
いろいろな個人的な夢や努力があって、そこにまでなりました。
その後、俳優になったときも、誰も何も教えてくれませんでした。
フリーになったとき、自分の力だけで仕事を取りに行き、
ギャラ交渉をして、そして結果を出して、次の仕事を得る。
裏方のマネージメントやプロデュース、企画制作も、
最初は誰も何も教えてくれる人は居ませんでした。
一人、何をしていいかわからなくて泣きながら資料を探し、
いろんなところで頭を下げて、馬鹿にされながら仕事を覚え、
そして必死に形にしていきました。形にせねば始まらなかった。
すべてがそうでした。
私は昔からとてもお気楽なお一人様生活をしているように思われがちで、
特に子どもさんにかかわる仕事をするようになってからは、
どうもやってることと見かけがフィットせず不思議に思われる様です。
時にはお母さん方に「先生は結婚してないから」とか
「子どもが居ないからわかりませんよ」といわれることもしばしばです。
まあ、見た目と相まって、駄目駄目だからサモアランと言う感じですがぁ…。
でも本当に本当に近しい人は知っておりますが、
私、いい加減に見えますが、これでも主婦暦16年もあるんですよねー(^^;)
多分、10歳前後の子供が居るお母さんよりは主婦長いです。
シングルになったのはここ10年ですから。
こどもは残念な出来事があって居ませんが出産経験もあれば、
一回りはなれた兄弟で親代わりだったので、
それなりの子育ても終わってます(笑)
もちろん学校に通いながら兄弟の幼稚園の遠足だって
レクリエーションだって授業参観だって行ってましたよ。
その間に自分の学費や兄弟の学費を作ったり、
生活費こさえたり、おじいちゃんの葬式代作ったり。
ご縁あって嫁に行かせて頂き、お世話になった方の実家に居るときは、
田舎の広い家の吹き掃除、掃き掃除を朝晩かかさずやって、
洗濯に家事、毎食7人分、最低7品のおかず作りを3食やっておりました。
そして昼間はお義母さんの内職のお手伝いを必死でやって。
彼の実家を出た後も夢をかなえるために主婦業やりながら、
バイトしてお金作って、そのお金でチャリティ続けて
その貯めたお金であたしは劇団行って、研究所かよって、仕事して、
それから自分の生活費作って、仕送り分も働いて作って、
だんなさんや人様に食べさせてもらってるだけの時期というのは
この頃は全くなかったですね。
長い時間の中で何件か店の経営もやらせてもらったし、
劇団も立ち上げたし、いろんなこともやりました。
これまで公私共に歩むパートナーを支えるチャンスももらいました。
正直、専業主婦と違い、金銭面で面倒見てもらえない、
逆に支える側に立ち、常に安定がないってのは大変だったけど、
その分、いつも「共に夢を叶える」すごい時間をもらいました。
おかげでどんなに苦労しようと何の後悔もしたことがなく、
今も同じ様な生活だけど楽しくやってます。
その間には隣に居た人も亡くし、お葬式も出したし、
放浪もしたし、人間としてもいろいろありました。
何度か疲れから精神病んで働けなくなって
お国の世話になるくらい酷かったこともあった。
今も大事な人と同居生活してますから基本は主婦と全く同じく
家事などを全部一人でこなし、同居する人のお世話をさせて頂いて、
でも仕事をして、自分の生活費は自分で全部出しつつ、
自分のやりたいことの為にやれることを自分の精一杯でやる、
さらにともに暮らす人の夢をも支えながら暮らして居るのですから、
その辺の主婦の人よりは多分ぜんぜん大変かも知れませんね。
それでもなんとか歩いてきたんだな~。
決して決して簡単な道のりではなかったですねぇ。
振り返れば振り返るほど、善くやってきたもんだよな~と思います。
まあ、年もとってきてがむしゃらには出来なくなって
以前は全く出来なかった「甘える」という事を
大事な人をなくして以来、少しずつ自分に許せるようになったのが
本当に善かったのだなと今は思います。
多分、そこしか見てない人は、この人は他力本願だなぁと思うんでしょうね(^^;)
でも、昔からを知る人は、弱くなって善かった、
あのままだったら心配でほっとけないよ、と言ってくれるんで
その言葉に甘える今日この頃です(笑)
でも月日がたち、今、この場から振り返るにつけ、
それがすべて祝福だったと心底思うのです。
すべて幸せにつながってるんだと言う実感があります。
もちろん人間だから辛いことや大変なことはごまんとあったけれども、
あの何もないところで飛び込んで、がむしゃらに
ただひたすらに生きることに、そして夢に向かって
培ってきた年月があるから、こうして今あたたかい場所に居られるのだなーと。
いま私にその年月がなく、ただ流れのままに、許されるままに生きていてたら
誰も、何もなかったら、店を作っても誰もきてはくれなかったでしょう。
でも自分で必死で紡いできたご縁が今は私に幸せをくれるのです。
おかげさまで陽だまりのようなぬくぬくの場所に居られるのです。
ありがたいことです。
ぬくぬくと暖かい日々に感謝です。
それを思うに付け、本当に私もカンナちゃんもつくづく
お人に恵まれている事だなぁと感謝せずに居られませんでした。
何かしたいと思ったとき、力を貸してくださる方が居る。
何も営業の努力をしなくても、「お店をオープンしました」
と言うだけでお人が集まってくださる。
これは本当にすごいことなのです。
若いカンナちゃんにとってはこの現状が当たり前です。
けれども決してこの幸せを当たり前と思わず、
自分の力にして、感謝して、更に更に新しいご縁を
ご自分の力で切り開いていって、もっとぬくぬくの時を迎えて欲しい。
心からそう願う姉さんあんじゅです。
こうして私とご縁を結んでくれた皆様に深い感謝を覚えます。
誰かが必死だった頃の私を受け入れてくれなければ、
きっとこの今のご縁はどこにもなかったはず。
偶然ではない必然の素晴らしい愛の数々が生み出した今。
だから皆様、本当にありがとうございます。
これまでご縁のあった皆様、会ったことはなくても
その方々を取り囲まれている一人ひとりの方に深く頭を下げるおもいです。
そしてここまで、山あり谷あり、いまだ人様にご迷惑かけている身ではありますが
がんばってきた自分ももうそろそろほめてあげていいかな~と思う今日この頃です(笑)
そういうたくさんのご縁に支えられている私たちのお店。
何とかかんとか走り出しました。ヨタヨタだけど(^^;)
資本も何もない、ただ愛に支えられてるお店です。
けれど小さいながらもカンナちゃんの作品を中心に
皆様の心癒す素敵なお店作りに一層努力してまいりますので
今後とも何卒よろしくお願い致します。
なんだか昨日は感慨深い一日でした。
こう思えるのも生きて居ればこそ。
人様と関わってくればこそ。
ありがたや。

さて「ぬくぬく」と言えばですね、私、オープン前から
そりゃ酷い風邪をひきまして、店から帰れない日も多かったんです。
で、相棒のぴーちゃんも共にお店に居ましたんですが、
その際にお店に常備のお布団をお借りしまして寝ておりました。
そのお布団の中になんと「カシミヤ100パーセント毛布」がありまして~。
さすが長谷川先生のお家!って感じなんですが。
(ちなみに屋根裏のお宝レトログッズを差し上げるからお好きに使いなさい、
と素敵な贈り物として頂いてリまして、年代ものの素敵なウールブランケットや
コタツ布団などをそのまま使わせて頂き、それでお店は彩られておるのであります。
御本などもたくさん頂いて、店を飾ったりしています。
私の部屋は狭くて何も置けないけど無理やり古くて素敵な本を頂いて持ち帰り、
それをきれいに拭いたり修復して大事に大事にしているんです。
長谷川先生、ありがとうございます~~~~~)
話は戻りますが、そのカシミヤブランケットさん、
そりゃあ、素晴らしい肌触りなんでございます。
かけて寝た日にはもうその使い心地にうっとリだったわけですが、
え~、うちのお姫様「ぴーちゃん」もそう思われたようで…(^^;)
その後、このブランケットから離れません。。。。
取り上げようとすると凶暴になられるため、ソファにかけて一緒に温まるはず、
ええ、そのはずだったんですがぁ、、、、このとおり(^^;)

お一人で占領なさっておられます~。
見てください、このとろとろりんのお顔を(笑)
そして姫はまさしく「ぬくぬく」とされながら一日夢の中です。
(長谷川先生、クリーニングしてお返ししますのですみません。
しばらくぴーちゃんに天国を見させてやってくださいませ・^^;)
ついでに我が家の暖房はオイルヒーターと「フリース毛布」のみだったんですが
今までフリース毛布お気に入りだったのに、見向きもしなくなりました(^^;)
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
ぴーちゃん、さすがにカシミヤ毛布はおねえちゃん買えませんから。。。。
ますます洗足にてお嬢様になりつつあるぴーちゃんです。
「ぬくぬく」といえばお店の陽だまりの中で糸紡ぎ中なのは
先日東京にはじめて来た甥っ子「かずやっち」3年生です。
先日紹介した「ちびチワワたけし」のアニキちゃんです。

この方、見かけと行動と相反して(非常に元気なの・笑)
お勉強もかなりできるんですが、特に芸術系にたけているようです。
料理に音楽に結構人の出来ないことがさっと出来る、
とは思っていましたが、糸紡ぎをさせてみましたところ…
なんと、スイスイ紡いでいらっしゃる!!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
商売上がったりです(笑)
普通、これでもかって位、初めてのときはこぶこぶになるんですが
かずやっちの糸、私たちの紡いだ糸と区別付きませんの。。。。
教えた次の日の朝に行ったら、カーディングしてブレンドされた糸が出来てた。。。
ホントウニオコサマデスカ???
そのうち、紡ぎのバイト頼もうかと思います(笑)
さて、今日は思い出話に浸っちゃいましたが
振り返れるってシャーワセですね。
感謝ですね。
神様、どうもありがとう。