2023年2月24日の日記です
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1年前の2022年2月24日、ロシア軍が突如、ウクライナに攻め入った。
ロシアの言い分は今でもじーじにはよくわからないが、たぶんウクライナが欧米諸国と仲良くなって、将来、ロシアに攻め込んでくることやロシア政府を転覆させることなどを不安に思ったことにあるらしい(ロシアはネオナチを退治するためだというが、ネオナチは自由や民主主義を認めていないロシアのほうではないかとじーじなどは思ってしまう)。
ロシアは昔、ナポレオンのフランスやヒトラーのドイツに攻められた体験があるし、ソビエト連邦の崩壊を経験しているので、その不安はわからないではないが、自分が同じことをやってはいけないだろう。それは中国や北朝鮮なども同じだ。
どんな侵略戦争も自国民の防衛のために仕方なかったということから始まるのは常識だ。日本も昔と同じ失敗を繰り返してはいけないだろう。
当初、マスコミや軍事評論家(?)の予想では、1週間もせずにウクライナの首都キーウは陥落するかもしれないとか、亡命政府を作らなければならないなどと言われたが、ウクライナ政府と軍隊と国民のがんばりで、なんとか反撃に成功し、今日に至っている。
しかし、ウクライナの被害は甚大で、民間人の犠牲も多大なものがある。
その復興にはどれほどの時間と費用がかかるか、想像もつかない。
この間、ロシアはウクライナの占領地を併合したり、親ロシアの傀儡国家を作ったりしているが、結局、これがロシアの狙いだったのだろうと思う(2014年のロシアのクリミア半島併合も同じ流れだったのだと今ではわかる)。
これらは、昔、日本が朝鮮半島を併合したり、中国を侵略して、満州国を作ったりしたのと同じ構図で、独裁国家や軍事国家というのは同じようなことをするんだなと思ってしまう(まさかロシアが昔の日本やり方を真似たわけではないだろうと思うが、本当にそっくりだ)。
日本はその後、泥沼化に陥り、結局、連合国に無条件降伏をすることになるが、ロシアはどうするのだろう?
ウクライナの被害がこれ以上広がらないうちに、ロシアが撤退し、和平合意ができることが望まれるが、前途は多難だ。
フロイトさんは、人は行動の意識化をしないと同じことを反復してしまう、と述べたが、まさにそのとおりだ。
ウクライナに少しでも早く平和が戻ることをこころから祈りたい。 (2023.2 記)
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2024年2月24日の追記です
その後、戦況は膠着状態となっている。
この間、ロシアの反政府デモは完全に鎮圧され、香港や中国本土、さらには、新疆ウイグルやチベットと同じような状況になっている。
苦しくても民主的な社会を選ぶのか、豊かでも自由のない社会を選ぶのか、人々は難しい選択を迫られそうである。 (2024.2 記)