ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

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子どもの意思,その本音と建前のせつない言葉にていねいにより添うことの大切さ-「おとな」の親になるために(再録)

2018年01月10日 | 「おとな」の親を考える

 たぶん2011年ころのブログです

     *

 夫婦の間で不幸にして離婚の話が出てしまい, 子どもさんの親権などで揉めてしまったような時に,「子どもの意思を尊重する」という親ごさんがいらっしゃいます。

 一見,ものわかりのよい,子どものことを考えている,とても立派な親ごさんのように見えます。

 しかし,これは親ごさんの無責任の裏返しだと思うのです。

 親ごさんの都合で離婚をしようというのに,子どもに親権者を選ばせるというのは非常に残酷なことです。

 子どもの本音は,どちらかに虐待や暴力でもないかぎり,お父さんもお母さんも大好きで,できれば別れないでほしい,というのが大多数だと思うからです。

 子どもの意思を尊重する,というのなら,離婚をしてもいいかどうか,というところから「子どもの意思を尊重」しなければならないと思います。

 また,「子どもの意思」は,一応,刑法では14歳からその有責性が問われ,民法では15歳から一定の権利が認められていますが,私の経験では,それくらいの年齢でも,自分の選択をあとになってから悩む例を多く見ます。

 おとなが自分の選択で悩むのは仕方ありませんし,そうやって少しずつ本当の「おとな」になっていくのだと思いますが,子どもが親のせいで悩むのは酷なことです。

 できれば,親ごさんがその責任をきちんと負わなければならないと思います。

 そして,その場合,親権をもらうことだけでなく,親権を譲ることも含めて,子どもの幸せを考える責任があると思います。

 仮に,親権を譲っても,面会交流で子どもとの関わりあいは十分に可能です。

 いつも一緒にいることだけが親ごさんの愛情とは限りません。

 子どもに責任を負わせずに,真に「子どもの意思」や「気持ち」を尊重できる「おとな」,そういう「おとな」の親ごさんが大切になると思います。  (2011?記)

 


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4 コメント

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Unknown (夢虫)
2017-09-27 18:14:00
コメント有難うございました
温めていきます
何だか嬉しいです
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楽しみ (どさんこじーじ)
2017-10-11 05:45:21
楽しみですね。
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こんにちは (tempo1078)
2018-01-10 12:29:58
極論でしょうが、
離婚するくらいなら

子供は作らなければいい。

生まれた以上は、
子供が成人するまでは
少なくとも、子供の人生には
責任を持たなくてはなりません。

子供の意思を尊重する・・・
これは詭弁ですよ。
責任逃れですよ。

子供がどれだけ傷付くか、
それを考えたら~

離婚とは親の責任放棄であります。

私には
そうとしか考えられません。
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親にも親なりの事情もあって (どさんこじーじ)
2018-01-10 13:04:02
理想論としてはそうなのですが…。
しかし、人生、思うとおりにはなかなかいかないもので…。
いい学校に入っても挫折をしたり、いい会社に入っても出世できなかったり、財産を蓄えても家庭不和になったり…。
そんな時に、一番弱い立場にいる子どものことを第一に守れるのが、真の「おとな」ではないかと思います。

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