長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

冬の青空とミサイル超獣ベロクロン2世

2011年12月11日 14時49分03秒 | 特撮あたり
 はいどうもこんにちは~、そうだいでございます。みなさま、好天の日曜日いかがおすごしですか?
 私の住む町は、土日と晴れが続いていい感じなんですが、さすがに晴れても、も~う寒いですね! 真冬ですよ。

 年末ですよね~。クリスマス前ですよね~。でも、TV のない私はいまいちピンとこない静けさにつつまれてますよね~!

 私が「ぬらりひょん! ぬらりひょん!」と錯乱している間にも確実に2011年はおしまいに近づいており、世の中もいろんな話題が出ては消え、出ては消えしていますね。


 あのね……おれはァ!! あの FNS歌謡祭のモーニング娘。関連の話は、ずえっっっったいにしねぇぞ! 腹が立つだけだから!
 いいですか、あれはあくまでも「モーニング娘。」の話題! まかり間違っても「ドリームモーニング娘。」中心の話題じゃねぇ。
 嵐の歌がどうこうじゃないんですよ……こっちのほうが、ひとつのグループの伝統と尊厳に関わるよっぽど重大な問題なのですが、呆れてものも言えねぇのでこの『長岡京エイリアン』では取りあげません。
 メンバーの年功序列じゃないんですよ。もっと大きな「モーニング娘。」という大名跡、大看板のほうを大事にすべきでしょうが。この大変な時期になにを考えておるのか!!

 カメさんも藻草のかげで泣いてるよ!! あなただけは絶対に戻ってきちゃダメ!


 ……すみません、取り乱しました。

 あの~、先日、仕事が終わったあとに近所のラーメン屋さんで食事をしていましたら、大学のそ~と~後輩にあたる若者に声をかけられました。
 そ~と~後輩ですよね。だってさぁ、平成生まれは当たり前で私の10歳ちかく年下なんですから。

 彼は、かつて私が大学生だった時に入っていた演劇サークルの今現在の現役メンバーで、週末に自分が出演する最後の舞台公演をやるのでぜひとも観に来てほしい、と言われました。
 その時は「うん、行けたら行くわ。」という程度の感じだったものの、よくよくそのあとで彼の公演のポスターを見てみてちょっとびっくり。

タイムスケジュール
10日(土)の上演 10時30分~ と 15時~

 !? 午前中に芝居の公演するんだ!
 この驚き。「お昼すぎ」の明るいうちに芝居の公演をするのは当然よくあることなのですが、お昼前の「午前中」にやりますか……つか、さっきまで「朝」よ!?

 これは午前中の回を観に行かねば……休日の午前中なんて、役者はおろかお客さんだってちゃんと身体の目を醒ましてのぞむのは至難の業だと思うんですよ。
 いったいどんな舞台になるのだろうか! っていうか、お客さんはいるのか? 興味は尽きません。

 んで、昨日土曜日にいそいそとフレッシュすぎるド後輩たちの公演を観に行ったわけだったのですが。

 いや~……フレッシュだった! そして、やっぱり全体的にボンヤリしてた。
 作品は鴻上尚史(こうかみ しょうじ)の『エゴ・サーチ』(2010年作品)。

 作品の出来としては……まぁ、そりゃ「寝起きの学生演劇ですなぁ。」という感じではありましたが、それでもフレッシュだったらいいんでございますよ! その中でもちゃんと筋を通していた子もいたし、演技は別としても素がおもしろそうだと感じた子もいました。
 思ったよりもお客さんが来てましたね。
 休日の午前中に観に来るような、健康的な生活を送っているひまな人いるのかな~?と思っていたら、出演している誰かの家族だと思うんですが、おじさんおばさん以上の年代の方々が多かったんですよ。
 なるほど~。若者にはキツいかも知れないけど、午前中は年上の方々が強いんですな。同年代の大学生以外にも観に来る人はいるんですよね。

 うっ! っていうか、出ている後輩たちから観たら、30歳すぎた私も余裕でシニア層なんじゃねぇかァア!!
 ぎゃふん。

 芝居が終わって外に出ても、まだ時間は昼1時ということでいいお天気でねぇ。
 ふと空を見上げたら、真っ青な空間の中に、飛行機雲が風にのって広がった、アルファベットの「F」に似たペガサスの翼のような白い雲が描かれていましてね。とっても印象的だったなぁ。

 とてもきれいだったんですが、あまりにもきれいだったので、逆になにかしらイヤ~な予感がしながら家に帰ってみると、やはり予感は的中しました。
 パソコンをひらいてみるとこんなニュースが。


脚本家の市川森一さん死去 70歳、『黄金の日日』『ウルトラマン』シリーズ
 (livedoor ニュース 2011年12月10日の記事より)

 NHK大河ドラマ『黄金の日日』や、特撮番組『ウルトラマン』シリーズなどの脚本を手掛けた市川森一(いちかわ しんいち)さんが10日午前4時43分、肺がんのため東京都内で死去した。70歳だった。長崎県出身。葬儀の日取りは未定。喪主は妻・美保子(みほこ)さん。

 1966年に『快獣ブースカ』で脚本家デビュー。『コメットさん』『ウルトラセブン』などの特撮番組や、『傷だらけの天使』などの人気ドラマを手掛け、1978年のNHK大河ドラマ『黄金の日日』の脚本で高く評価された。
 1983年に『淋しいのはお前だけじゃない』で第1回向田邦子賞受賞。映画の脚本も手掛け、『異人たちとの夏』(1988年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。作家としても活動し、小説『蝶々さん』などの作品がある。
 日本放送作家協会で理事長や会長を務め、テレビコメンテーターとしても活躍した。2003年に紫綬褒章、2011年に旭日小綬章。


 これはビックリしちゃいましたね! だって、つい最近までお元気だったでしょ。

 市川さんが脚本を担当した「ウルトラシリーズ」作品は『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA(エース)』の3作で、円谷プロ作品としては同時期の『怪奇大作戦』も無視できません。
 それ以外の一般作品の脚本でも素晴らしい仕事は多いわけですが、私としては、市川さんのベストワークには『ウルトラマンA』の第48話『ベロクロンの復讐』(1973年3月放送)を推したいですね。

 円谷プロの「ウルトラシリーズ」第5作(『キャプテンウルトラ』をのぞく)にあたる『ウルトラマンA』(1972~73年)は、市川さんが特撮番組の脚本メインライターをつとめた唯一の作品であり、同時にその任を途中降板して結果的には最後の特撮関係のお仕事となってしまったという、ご本人にとってもそうとうな因縁があるお仕事なんですよね……

 実は世間いっぱんの認識としては、「男女が合体してウルトラマンになるヘンな作品」「男女合体設定だったはずなのに、いつのまにか男1人で変身するようになる」「いかにも悪そうなラスボス的存在『異次元人ヤプール』が途中退場してグダグダになる」「怪獣よりも強い存在だという敵キャラクター『超獣』のデザインが原色まみれでゴテゴテしていてカッコ悪い」というあれこれで、ちょ~っと!「ウルトラシリーズ」の中ではワリを食うことの多い『ウルトラマンA』。

 でもね、私はシリーズの中でも特に『ウルトラマンA』が大好き。そして、さらにいちばん好きなのが第48話『ベロクロンの復讐』なんです!!


 も~オ、市川さんの『ベロクロンの復讐』のなにが大好きってねぇ。
 ちょっと長くなるから、今回は市川さんへの哀悼の意を表するにとどめておきまして、具体的な「ベロクロン2世談義」は次回ということにいたしましょう。

 ぬらりひょんはもうほとんど終わってるからちょっと休憩! 次回はミサイル超獣ベロクロン2世! ベロクロン2世!!


「復讐しろベロクロン! エースを地獄へ引きずりこめ! ヤプールの仲間たちが待っている地獄へ!」
コメント
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