長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

クリスマスあてつけ企画 天使っていうか第10使徒サハクィエルが空から舞い降りた イブイブ編

2011年12月23日 15時55分21秒 | エヴァンゲリオン使徒大行進
 はいど~もこんにちは。そうだいでございます。祝日の一日、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 いやぁ~冬ですね。真冬ですね。そしてクリスマスが近いんですよねぇ~。
 でも! どうでもいいですね~。こんな『長岡京エイリアン』を23日につづっているわたくしなんですからね。聖夜だアタックチャンスだという、世情のいっさいはわたくしのかたわらを通り過ぎてゆくのです。寒くていいじゃねぇか! 冬なんだから~。


 と、いうことでですね。今回はまたしても思いだしたかのように、そ~と~久しぶりに20世紀の TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場していた、正体不明の敵キャラクター「使徒」の魅力に迫る検証シリーズの続きに入りたいと思いま~っす。
 まぁ~ね。来年にいよいよ『新劇場版』の最新作公開が決定したとか言われている「エバンさん」(私が高校生だったころに地元にあったプラモデル屋さんのおばあちゃんが使っていた略称)なんですけどね。とにっかく! TVアニメ版のほうの画面上の古色蒼然さは時を経るたびに深まっていますよね……
 その上、圧倒的にヴィジュアルがブラッシュアップされてしまった『新劇場版』も出てきちゃったし、見なおすたびに「昔のアニメ」になっていくんだなぁ、私が夢中になっていたものが。

 ね? クリスマスに「使徒」のお話をする。こんなにぴったりな話題はないじゃないですか、ねぇ~!?
 しかもしかも! 今回にあつかう使徒さんは名前の由来からして「空の天使」!! 雪のように空からはらはらと舞い降りるイメージがわいてくる、クリスマスにもっとも似つかわしい使徒なんですからね~。

 ……え? 全然ちがう? ぼたっというか、むしろズドーン!!と落ちてくる感じ? っていうか、それ自体が武器の超巨大使徒? クリスマスっぽくない?

 ちょっとムリがあったかしら。だいたい、舞台となっている2015年の日本の気候が「一年中真夏」ってことになってるわけなんでね、クリスマスもへったくれもないわけなんですよ、本編は。だからもう、クリスマスエディションだなんだって言って、サンタっぽいコスプレをしてるヒロインのフィギュアとか、ちゃんちゃらおかしいと私は思うわけでね。本末転倒はなはだしいと! どうでもいいですけど。


 だ~らだ~らと続けてきたこの「使徒検証シリーズ」も、これでついに8体目! 記念すべき「第10使徒」の登板とあいなりました。

 このあたり、日本の第3新東京市を拠点とする対使徒特務機関ネルフの所有する「汎用人型巨大兵器エヴァンゲリオン」がブルー0号機・パープル初号機・レッド2号機の3機になった時期の、放送されたエピソード同士の具体的な時間間隔ははっきりとは公表されていないのですが、この「第10使徒サハクィエル」の襲来時期もまた、前回の「第9使徒マトリエル」の襲来・殲滅と、それとほぼ同じタイミングで発生していた原因不明の「ネルフ本部大停電事件」からどのくらいの時間がたった時点でのことだったのかが明らかになっていません。

 ということで、この点については完全に推測で判断しなければいけないんですけど、もろもろのタイムスケジュールから見て、マトリエル&大停電事件から少なくとも1週間は経過していたのではないでしょうか。

 根拠としてあげられるのは、対使徒作戦の責任者だったネルフ指揮官(28歳女性・お酒好き)の階級が「一尉(大尉)」から「三佐(少佐)」に昇進する人事が執行できるまでネルフの業務が通常状態に回復していたことと、なんといっても、大事な本部をあけてネルフのあやしい司令と枯れた副司令がそろって南極に出張する余裕ができていたということですよね。これらの重要スケジュールはたぶん、マトリエルその他のゴタゴタの直後にはできないと思うんだなぁ。ということで、1週間。

 ちなみに、TV本編を観るかぎりでは「ただの視察」のようにしか見えなかったこの時の司令と副司令の南極行き。
 南極といえば、2000年に突如として発生してしまったすべての始まり「セカンドインパクト」の舞台がここだったのですが、TVシリーズや「気持ち悪い。」でおなじみの旧劇場版2部作を補完する追加シーンの多い貞本義行のマンガ版『新世紀エヴァンゲリオン』では、2人を乗せた国連軍の空母艦隊があの「ロンギヌスの槍」を輸送しているという驚きのシーンが加えられていました。出ましたね~、ロンギヌスの槍がついに!

 TVシリーズでは、最初っからネルフ本部地下最深部の「ターミナルドグマ」にいた「白い巨人」にブッ刺さっていたような先入観のあったこの巨大な槍も、どうやらセカンドインパクトの起点といえる南極から、このタイミングでネルフが掘り出してきて所有することとなったらしいんですな。
 実際、使徒たちとの激しい戦闘がさらにエスカレートすることが濃厚に予想される状況となり、ネルフの首脳コンビがわざわざ本部をあける危険をおかしてゲットしたロンギヌスの槍は、のちにネルフの「切り札」として大いに役に立つこととなりました。よかったね~。

 でもでも、よくよく考えてみると、使徒との決戦時に司令と副司令がいる必要のあったパターンって、あんまりないんですよね……

 そうなんです。もちろん組織としてのネルフに2人は不可欠ではあるものの、実戦の作戦を立案していたのはさきほどの作戦指揮官で、それに現場ならではの的確なアレンジを加えて最終的な勝利をつかんでいたのはパイロットの少年少女だったのです。
 これまでのいくたの使徒たちとの決戦を振り返ってみると、作戦指揮官のアイデアがそのままイケた勝ち星は3つ(VS 第5・6・7使徒)で、パイロットの機転かエヴァンゲリオンの予期せぬ暴走でなんとかなった勝ち星も3つ(VS 第3・4・8使徒)。なんと、ネルフのあやしい司令が直接指揮してゲットした勝利は前回のVS 第9使徒戦がお初だったのです。とは言いつつ、この戦いも最後は3人のパイロットのチームワークでなんとかなってたんでねぇ。
 あやしい司令は、やっぱり基本的には高い場所でニヤニヤ笑ってるだけだったんですなぁ。

 それだけに、よりによって、停電したエレベーターの中で使徒でなく自分の尿意と激しいバトルを展開していただけの直後に昇進という、異様に居心地の悪いタイミングとはなったものの、それ以前の段階で作戦指揮官は充分すぎるほどに奇跡的な勝ち星を重ねていたというわけだったんですな。いい加減だ無理矢理だととやかく言われることの多い作戦指揮官でも、結局はちゃんと勝ってるんだから素晴らしいですよね~。下にはつきたくないですけど。


 ところが。

 さまざまな奇跡を積みかさねてきた対使徒戦の中でも、今回のVS 第10使徒戦は、とびっきりに勝ち目のない決戦だとされているのです。

 この決戦におよんで、司令と副司令のいない状態で作戦指揮官が立てた策を分析したエヴァンゲリオン計画の技術主任(29歳女性・金髪染め泣きぼくろ)は、勝利の可能性を「0.00001%」だと明言。
 なに、成功率「10万分の1」!? 「万にひとつ」もねぇ……

 確かに、三佐となったばかりの作戦指揮官は、3機のエヴァンゲリオン専属パイロットとともに最後まで勝利という奇跡が起きることを信じて疑わなかったわけなのですが、表向きは第10使徒サハクィエルの襲来の可能性が高くなった時点で早々に「特別宣言 D-17」を発令し、第3新東京市を中心とした半径50km 地域の強制避難を徹底させ、ネルフ本部にあるスーパーコンピュータ「MAGI(マギ)」のバックアップを第2新東京市(現在の長野県松本市・『新世紀エヴァンゲリオン』の世界での日本の首都)に移す処置をとっていたのです。

 こういったあたりからも、限りなく負ける可能性の高い戦いだったらしいことがうかがわれるのですが、そんなVS サハクィエル戦のもようは一体どのようなものだったのでしょ~うかっ!?


 地上をはるか遠く離れた宇宙の衛星軌道上(高度およそ3万6千km !)から、虎視眈々とそのギョロ目をギラつかせて第3新東京市を探しまわる、全身オレンジ色のデンジャラスなヤツがいた……

「幸せなカップルはいねぇか……聖なる夜を『性なる夜』のとっかかりにしようとしてるヤツはいねぇか!? 待ってろ! 雪のかわりに俺が舞い降りてすべてを一瞬で吹き飛ばしてやる!! メリィイイイイクリスマァアアアス!!」

 落ち着いてください、別にそっちの世界はクリスマスじゃありません。


 ということで、史上初の「宇宙使徒」!! サハクィエルの身を挺した大落下決戦のゆくえは、また次回のココロだ~。

 いいクリスマスイブになるといいね~。
コメント
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