ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

「ツールエンジニア」8月号が発売

2013年07月28日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

大河出版の雑誌「ツールエンジニア」8月号が発売されました!
『スプーンの秘密②』と題して、ステンレス、銀、アルミニウムの熱伝導性、加工性について解説しています。


書店でお見かけしたら、お手に取って読んでいただければと思っています。

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身近なモノに隠された金属のヒミツ
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ツールエンジニア(大河出版)
   生活を支える金属 いろはにほへと  好評連載中!
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ツールエンジニアリング

2013年04月02日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

先日ご紹介した機械加工に関する専門誌への連載ですが、いよいよ4月号より連載が始まりました。
雑誌名は大河出版より発行されている「ツールエンジニアリング」。
連載名は「生活を支える金属 いろはにほへと」。
第一回目は、身近な製品に注目して金属を学ぼう!です。
書店で見かけましたら、お手に取って見てみてください。

第二回目の連載は6月号で、「スプーンの秘密」と題して金属について分かりやすく紹介します。
お楽しみに!


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気になる科学

2013年02月25日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

一昨日、久しぶりに書籍を購入しました。
元村有希子さんが書かれた「気になる科学」です。
現代社会の問題点を指摘しながら、身近な科学を短編で分かりやすく解説されています。


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ワインと金属(第二回)

2012年10月16日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

ボジョレーヌーボの解禁である来月の第三木曜日(11月15日)も間近ですので、ワインと金属について全3回でご紹介しております。
本日はその第二回目で、浸せばたちまちワインが熟成してしまう不思議な金属についてです。

ワインは種類にもよりますが、瓶に詰められた後に熟成が進み、風味が変化すると言われています。
そのために、数十年物のワインが高値で取引されますよね。
そんな熟成されたワインの風味を簡単に作り出せれば、時間もかからず便利ですよね。
実は、そんな道具があるようです。
それは、特殊な金属が先端についたスプーン状の道具で、それをワインに浸すと、浸した時間だけ熟成度合が増すそうです。
例えば、5秒浸すと5年の熟成っていう感じに。。。

なんだか魔法の様なお話ですね。

ワインと金属(第一回)

2012年10月14日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

ボジョレーヌーボの解禁である来月の第三木曜日(11月15日)も間近ですので、伝統工芸からちょっと離れて、ワインと金属について全3回でご紹介したいと思います。

一回目の今日は、ワインと超伝導についてです。
特定の金属を赤ワインや白ワインでグツグツと煮ると「超伝導」と呼ばれる電気抵抗がゼロになる物質が出来上がるという現象が見出されたそうです(2012年10月7日 日本経済新聞より)。

小学校の理科の実験で、乾電池と豆電球を使って、身近なモノ、例えば釘やスプーン、お茶碗などを使って電気の流れやすさを調べた記憶はありますよね。
これは、物質の種類によって電気の流れやすさ(電気抵抗)が異なることが原因です。
世の中のモノは大なり小なり電気抵抗の違いはありますが、この電気抵抗が全くのゼロになる物質もあります。
これを「超伝導物質」と呼びます。
この超伝導物質は、病院で体内を透かして見るMRI(核磁気共鳴画像)にも応用されています。

このような「超伝導物質」が、赤ワインや白ワインでグツグツと煮ると出来上がってしまうというのです。
その物質は、鉄とテルルという元素を混ぜ合わせたもので、物質中に含まれれる余分な鉄が溶けだしてワインに含まれるリンゴ酸とくっ付くことによって超伝導物質に生まれ変わるそうです。

なんだか不思議ですね。

次回は、浸せばたちまちワインが熟成してしまう不思議な金属についてです。
おたのしみに。

行ってきました! サイエンスカフェにいがた

2012年06月05日 | サイエンス
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

先週土曜日の6/2に、新潟市のジュンク堂新潟店で開催されたサイエンスカフェにいがたに行ってきました。

スタッフとジュンク堂新潟店の皆様のご協力のもと、無事、終えることができました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

今回は、金属を分かりやすく紹介する事例として、「携帯電話」、「硬貨」、「ボールペン」、「アルミニウム缶」、「カトラリー」の事例を用いて説明してみました。
資源の少ない日本における携帯電話やアルミニウム缶のリサイクルの重要性、精密さとレアメタルを使用している意外なボールペン、マメ知識としての硬貨など、少なからず金属の不思議さと楽しさを感じ取って頂いた機会であればと思います。

また、今回、様々な方々ともお知り合いになることができました。
引き続き、サイエンスコミュニケータとして活動していきます。

サイエンスカフェにいがたで講演します

2012年05月09日 | サイエンス
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

来月の6月2日にサイエンスカフェにいがた(ジュンク堂書店新潟店)で「身近なモノに隠された金属のヒミツ」と題して講演します。
http://www.ecosci.jp/n-cafe/yokoku59.html

携帯電話はお宝がいっぱい? 500円硬貨は100円硬貨や50円硬貨と比べてちょっと変な色していない?
携帯電話から硬貨まで、様々なモノを金属の観点からサイエンスします!


お近くの方はぜひご参加ください。

創造力を刺激

2012年04月01日 | サイエンス
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。
随分、ご無沙汰してしましました。いつもブログを覗いて頂いている方々には失礼しました。

さて、今日は、先日、家族で東京に遊びに行ってきた時に見つけたおもしろいモノを紹介します。
それは、「MAGICUBE」という直径約6ミリ程度の玉が216個集まったパズルです。
玉の一つひとつが磁石でできており、玉の連結状態を変えることによっていろんな形を作ることができるのです。

インターネットで調べると、その磁石は、いわゆるネオジウム磁石と呼ばれる超強力磁石の様です。
ネオジウム磁石は、ネオジウム、鉄、ボロンという3つの元素を主成分とする磁石で、永久磁石の中で最も強力です。
フジテレビ系の番組で「ほこ×たて」というのがありますが、皆さん、ご覧になったことはありますか?
強いモノ同士を対決させる番組で、ネオジウム磁石の強力な磁力を利用した反発力と、強力接着剤との対決も紹介されていました。

「MAGICUBE」はいろいろな形を作り出すことができるので、大変面白く、触っていても飽きません。

ネオジウム磁石の玉は、インターネットで1個120円くらいで購入することができます。
伝統工芸品と組み合わせると、きっとなにか面白いものが生み出せすかもしれませんね。

サイエンスカフェ石川

2011年10月02日 | サイエンス
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

伝統工芸とは関係ありませんが、昨日行ってきた北陸先端科学技術大学院大学にて開かれたサイエンスカフェについて紹介します。
今回の北陸先端科学技術大学院大学のサイエンスカフェは第18回目であり、JAIST-フェスティバル(北陸先端科学技術大学院大学のオープンキャンパス)の開催と合わせて開かれました。

サイエンスカフェとはあまり聞きなれない言葉かと思いますので、ちょっと説明しておきます。
簡単に説明すると、サイエンス(科学)+カフェ(喫茶店)であり、カフェのような雰囲気の中で科学を自由に語り合う場と言われています。
昨日も冒頭に、サイエンスコミュニケーション研究会代表の樽田さんからもわかりやすく説明がなされていました。

テーマは、「市民と考える東日本大震災」と題して、能美市防災ネットワークの田中氏からの話題提供のあと、グループワークにて自由な形でディスカッションしてきました。
短い時間でしたが、職種や立場の違う様々な方々とお話しでき、またそれぞれのいろいろなご意見を聞くことができ、非常に有意義でした。


材料科学を専門とする私としても、石川・富山でサイエンスカフェがますます活発になり、サイエンスがもっと身近になればと思っています。
次回以降のサイエンスカフェにもぜひ参加してみたいと思いますので、みなさんも参加されてコーヒー片手にサイエンスにふれてみてはいかがでしょうか?