ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

SDGsサイエンスカフェ「科学者の地域課題への挑戦~多様な市民と協働型での解決をめざして~」

2022年01月30日 | サイエンスカフェ
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は、久しぶりにサイエンスカフェに参加しました。
1/23から1/30まで、富山市ではSDGsウィークとして、さまざまなイベントが企画されました。
その1つとして、本日、
SDGsサイエンスカフェ「科学者の地域課題への挑戦~多様な市民と協働型での解決をめざして~」
が開催されました。
コロナ渦のため、Webで参加しました。
治水のお話で、ちょっと専門外でしたが、興味深い内容でした!

サイエンスのお話は、いつ聞いても面白いですね!

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)

ツールエンジニア モノづくりを支える金属元素 いろはにほへと』 (大河出版)
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ステンレス × アルミニウム

2022年01月23日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は、無印良品のカードケースについて。
私のイメージですけど、無印良品の金属製品を材質で大別すると、ステンレスとアルミニウムに分けられるように思っています。
特に、表面仕上げに意図的に違いをつけているようで、ステンレスは光沢感、アルミニウムはマット感になっています。

今日、同じ形で、材質違い(ステンレスとアルミニウム)のカードケースを買ってしまいました!


当たり前ですが、ステンレスとアルミニウムの密度違いから、持った時の重量感も異なりますね。
今日から私の金属コレクションの仲間入りです!

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)


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さまざまな呼び名がある「青銅」

2022年01月21日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は、銅合金、特に銅錫合金の名称についてです。
銅に錫を添加した銅錫合金(Cu-Sn合金)は、黄銅と共に古くから知られる銅合金です。
その歴史は古く、紀元前3,000年頃とも言われており、真鍮や黄銅と呼ばれる銅亜鉛合金より歴史が古いんです。
10円硬貨も青銅ですね。
身近な製品で銅錫合金が用いられている金属製品は、銅像や梵鐘、パソコンやスマホにも使用されているコネクターやリードフレームなどの導電部品があります。

この銅錫合金。実は、さまざまな呼び名があります。
具体的には、
①青銅
②ブロンズ
③砲金
④スペキュラム合金
⑤砂張(さはり)
⑥吉金、美金
などです。

歴史が古いだけ、いろいろな名称があるんですかね。

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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ボトル × 鏡面仕上げステンレス

2022年01月16日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

最近、SDGsの観点から、使い捨ての飲み物容器から、何度も使えるステンレスボトル(※昔で言えば「水筒」)が注目されていますよね。
来週の1/21に、タイガー魔法瓶から新たに「タイガー真空断熱炭酸ボトル(保冷専用)」が発売されるようです。
このボトルには、いくつかの新たな技術が展開されており、その1つが、内面の鏡面加工です。

今までのボトルに対して、内面を鏡面加工して凹凸を少なくすることにより、炭酸飲料の気化を抑える効果があるようです。
テレビでその内面が紹介されていましたが、まさにピッカピカでしたね。

金属の表面を光沢に仕上げる方法としては、「機械研磨」、「化学研磨」、「電解研磨」がありますが、
金属屋としてはどの加工方法を用いたのか気になりますね。

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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高騰 × マグネシウム

2022年01月16日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

2021年は、産業素材や燃料、農産物などさまざまな物が高騰した1年ではないでしょうか?
その要因の1つに、中国における石炭価格の高騰や二酸化炭素の排出量削減に伴う環境規制の強化による深刻な電力不足が挙げられます。
このような中国の電力不足の影響を大きく受けている金属の1つにマグネシウムがあります。

マグネシウムは、その密度が1.7 g/cm3と、工業的に使用されている実用金属で最も密度が低い金属材料のため、マグネシウム合金は輸送機器などの軽量化に向けた構造材料として期待されています。
マグネシウムというと、一見、このような軽量の観点からの構造材料とイメージしがちですが、実は、マグネシウムの用途のほとんどが合金添加材剤のようです。
具体的には、日本におけるマグネシウムの用途割合の約75%が合金添加材剤で、合金添加材剤で最も多いのはアルミニウム合金への添加で、その割合は約50%だそうです。

マグネシウムの世界生産の8割は中国で製造されており、日本のマグネシウム輸入相手国の中国の割合は99%となっています。
中国の電力不足でマグネシウムが高騰すると、アルミニウム合金にも影響が及びそうですね。

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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今年のキーワードは、これだっ!!

2022年01月09日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

昨年末選ばれた今年の漢字(2021年)は「金」でした。
金属を専門とする私としては、正直、うれしかったですね。
ちなみに、今年の2022年は「銀」、来年2023年は「銅」にしたいものですね(笑)。

さて、これまで執筆を進めながら、ダジャレ含めて金属に関する言葉・キャッチコピーの創作もいくつか行ってきました。

例えば、本ブログのブログ名の下にも書いてある「伝銅師」。
物事のよさを人に伝えて広める人という意味の伝道師の道を銅に掛けて、「銅の良さを人に伝える人」という意味で使っています。
また、「鉄学は哲学に通ずる」。
これは、歴史があり、人類と共に進化してきた鉄をはじめとする金属を学ぶことを「鉄学」と定義して、この鉄学は人間が金属を扱う過程で学んだ哲学に通じているという意味でつくりました。

今回、新たに付け加えるのが、‟No Metals, No Life” と、‟No Copper, No Life” です。
今や、無くてはならなくなった銅をはじめとする金属。

今年のキーワードは、これだっ!!

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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新年、明けましておめでとうございます!

2022年01月02日 | お知らせ
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

新年、明けましておめでとうございます!
大晦日と元旦は、ゆっくりさせていただきました。
本日から、今年の活動を開始いたします。

今年も、私たちの身の周りにある身近な「金属」について、分かりやすさをポイントにしながら解説してまいります。

今年は、
・昨年に引き続き、雑誌「ツールエンジニア」連載
・テックデザイン講義「やさしい金属加工入門」3/18
を予定しています。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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