ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

結露するグラスと結露しないグラス どちらがお好き?

2013年08月15日 | ガラス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

皆さん、お盆のお休みいかがお過ごしですか?
猛暑が続く毎日、冷たい飲み物を美味しく頂くことが多いですよね。
本日は、結露しないグラスについて。

この間、富山市内のショッピングセンターで「結露しないグラス」を見かけました。
普通は、冷たい飲み物をグラスに入れると、グラス表面には結露が発生しますよね。
これは、グラス表面近くの空気が冷やされて空気中に含まれる水が凝集することによって発生します。
同じ原理で、冬場の窓ガラスにも結露が発生しますよね。

この「結露しないグラス」は、グラスの内側と外側の間に空間のある二重構造になっているようで、飲み物に触れている側のガラスは直接外気と触れないので、グラスに冷たい飲み物を入れてもグラス表面には結露しなく、また中の飲み物は外の熱からも遮断されているので、いつまでも冷たさを保つようです。
また、そのグラスを実際に手に持ってみると、空間がある分だけ、その大きさの割には軽さも感じました。

冬場の窓に発生する結露はカビの原因にもなるので予防したいですが、グラスに付いた結露は飲み物の冷たさを感じさせるので、どちらかと言うと、私は結露するグラスの方が好きかな??

結露するグラスと結露しないグラス。
皆さんは、どちらがお好きですか?

富山ガラス工房

2011年09月19日 | ガラス
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

皆さんにお知らせしていませんでしたが、実は今年の3月に引っ越しました。
富山駅北口側から南口(正面口)側への距離にして約5km程度の富山市内での引越しですが、6か月たった今でもまだまだ荷物の開梱が終わりません。
引越しの際に捨てきれなかった古いお布団もそのままになっていました。
そこで、三連休最終日の今日、富山市環境センターに持ち込んで廃棄してきました。

富山市環境センターは市内に8か所の廃棄場があるのですが、本日行ったのは富山市ファミリーパーク駐車場にある廃棄場所。
廃棄場には初めて行くため、場所がわからず、ぐるぐると車で探すうちに見つけたのが富山ガラス工房!
前から一度行ってみたいと思っていたところ、ひょんなことで富山ガラス工房にたどり着きました。

古いお布団を積んだ愛車のオデッセーを富山ガラス工房の前に止めて、いざ富山ガラス工房の中に。
中に入ると数々のガラス製品が並べられており、さらに奥に入ると一面ガラス張りになった工房を見学することができるようになっていました。
真っ赤に加熱された炉に入れて赤く飴のように柔らかくなったガラスをうまく回しながら形作っていました。
職人的な作業を見ると、ものづくりに興味深い私の血が騒ぎます。
次回はもっと時間をかけて、工房を見せて頂きたいものです。

いろいろと館内を見学させて頂いた後、富山ガラス工房の職員の方に富山市ファミリーパーク駐車場の廃棄場の場所を聞いて、無事、お布団を廃棄してきました。