ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

ワイン × 銅

2019年12月31日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は大みそか。
久しぶりに家族が揃って家で一杯やるために、「酒のやまや」さんに行ってきました。

銅をこよなく愛する、伝銅師の私としては、外せないワインを見つけました。
その名も、”Copper Ridge”で、ラベルの銅の輝きに惹かれました。
ネットで調べると、カリフォルニアワインで”Copper Ridge”は生産者名のようです。


全く科学と関係ない話題で失礼しました。

今晩は、紅白見ながらこれで一杯!
良いお年を。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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年末のご挨拶

2019年12月31日 | お知らせ
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は大みそか。
今年も残すところ、あと1日となりました。
皆さんはいかがお過ごしですか?

今年は、お陰様で書籍を出版させていただきました。
来年もサイエンスコミュニケーター・ライターとして、様々な機会を通じて、皆さんに身近な物を題材に「金属」を分かりやすくご紹介していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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「工業材料」の1月号に「トコトンやさしい金属材料の本」が紹介されました

2019年12月31日 | 執筆
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

日刊工業新聞社の雑誌「工業材料」の1月号に「トコトンやさしい金属材料の本」が紹介されました。


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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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雪かきスコップ × アルミニウム

2019年12月22日 | 街角の金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

富山県の雪対策の1つとして、「雪と汗のひとかき運動」があります。
これは、2005年から開始された歩道除雪のキャンペーンで、毎年、今頃になると交差点にスコップが設置されます。
そのスコップは、軽くて使いやすいアルミニウム製のスコップ。


今年もいよいよこの季節になりました。
昨年の富山は、暖冬でほとんど積雪がありませんでしたが、今年はどうかな?

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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銀の鈴 × アルミニウム

2019年12月22日 | 街角の金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「銀の鈴×アルミニウム」です。

JR東京駅構内の待ち合わせ場所として有名な「銀の鈴」。
皆さんも、待ち合わせに利用される方も多いのではないでしょうか?


ある雑誌によると、現在の「銀の鈴」は初代から数えて4代目で、
形作っている材質も変遷があり、初代は竹・和紙・銀紙、第2代と第3代はクロムめっきした銅、そして現在の第4代はアルミニウムです。


アルミニウムは、1887年に日本に初めて輸入され、その後、日本国内でアルミニウム板も生産されるようになりました。
その当時は、アルミニウムのことを、“銀より軽くて美しい光沢を持つ金属「軽銀」”と呼んでいたようです。

「軽銀」(アルミニウム)が使われている、JR東京駅構内にある「銀の鈴」。
第4代になってようやく、名実ともに銀(軽銀)になりましたね。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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クリスマスプレゼント × 錫

2019年12月18日 | 伝統工芸
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日、うちの妻のお友達が家に来られて、クリスマスプレゼントを頂きました。
なんと、能作さんの錫製品「片口」です!


能作は「ガイアの夜明け(テレビ東京系)」でも紹介された会社で、高岡銅器産業を代表する企業の1つですね。
頂いた「片口」。
大切に使わせていただきます。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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蛍光灯 × 真鍮

2019年12月17日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

いよいよ今年も残すとこ、あと2週ばかりとなりましたね。早いものです。
さて、本日は「蛍光灯×真鍮」です。

年末に向けて、大掃除される方も多いのではないでしょうか?
大掃除のタイミングで、室内の照明器具の蛍光灯を交換されるかたもいらっしゃると思います。

さて、蛍光灯をよく見てみると、黄金色に輝く端子があります。


この端子は、蛍光灯に電気を供給し続ける重要部品と言え、その材質は真鍮からできています。
蛍光灯の端子が真鍮でできている理由は、真鍮の優れた加工性、電気伝導性、材料価格です。

何かと気ぜわしい年末ですが、ちょっと手を休めて、身近な物を見つめ直すと、新たな発見もあるかもしれませんよ。


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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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本日の「美の壺」(NHK)は和包丁

2019年12月15日 | 伝統工芸
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

毎週日曜日の夜にNHKで放映されている「美の壺」。
本日は、「和包丁」です。

きっと金属のお話も出るのでは?
楽しみですな。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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鉄道レール × 鉄

2019年12月15日 | 街角の金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「鉄道レール×鉄」です。

私が住む富山市は、路面電車の活用によって、自動車に依存したライフスタイルを見直して歩いて暮らせるまちを実現させています。
富山市にある路面電車は、富山駅駅北側に走るライトレール、富山駅駅南側を走る富山市を巡回する市内環状線、富山南から富山大学まで走る富山地方鉄道の3路線があります。
この度、2020年3月21日から、路面電車の南北直通運転が開始されます。
そのため、現在、富山駅では、富山駅の北側と南側をつなげる鉄道レールの敷設工事が行われています。


鉄道レールは、言わずもがなですが、炭素を0.5~0.8%、その他にケイ素とマンガンを含有する鋼材からできており、JISにはJIS-E1101に規定されています。
鉄道レールの形状は、異形形状からなり、それは圧延加工によって形作られています。

富山市内の移動がより便利になり、来春が楽しみですね。

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電線 × 銅 (その2)

2019年12月10日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「電線×銅(その2)」です。
前回は、電線愛好家として活動されている女優でタレントの石山蓮華さんについてご紹介しましたが、今回は銅電線の種類についてです。

電線に使用される銅を材質で大別すると、純銅系のタフピッチ銅と無酸素銅、銀入り銅、ジルコニウム銅、錫入り銅、の5種類に分けられます。
このうち、銀入り銅、ジルコニウム銅、錫入り銅は、純銅系と比べて強度が高いので、高温環境下での使用に対応した電線に使用されます。

銅電線には、いろんな種類があるんですね。
更に詳しく知りたい方が、書籍「銅のはなし」(技報堂出版)をぜひどうぞ。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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ビル解体 × 鉄

2019年12月07日 | 街角の金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「ビル解体×鉄」です。

北陸新幹線のお陰で、富山県に来られる観光客が増加しているようで、この先、富山駅前には新たなホテル建設がいくつも予定されています。
そのため、最近の富山駅前では、いわゆるスクラップ&ビルトで、ビルの解体が行われています。
ロブスターの様な巨大なハサミを付けた油圧重機が、バキバキと音とたてながらコンクリートを崩しており、
解体作業は豪快で、いつまで見ていても飽きが来ません。


さて、ビルなどの構造物を形作るコンクリートには、引張に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを組み合わせた、外力に対して一体となって働くようにした、いわゆる「鉄筋コンクリート」が用いられています。
そのため、解体されたビルからは、コンクリートの他に、鉄筋も出てきます。
鉄筋コンクリートに使用されている鉄筋は、鉄筋コンクリート用棒鋼としてJISに規定された、SD295A、SD345、SD390、SD490などがあります。
解体されたビルから出てくる鉄筋は、新しい鉄の原料として再利用されています。

風邪ひかないように暖かくしながら、もう少しベランダから解体作業見てよーっと。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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電線 × 銅

2019年12月05日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「電線×銅」です。

以前にもご紹介しましたが、銅は、数多くある金属の中で、銀に次いで電気を通しやすい金属です。
そのため、銅は、電線にも使用されています。
電線は、電気を伝達する需要な役割を果たしており、日常生活に欠くことのできない社会インフラの1つと言えますよね。
年間の電線分野の銅需要は、2016年ではおおよぞ59万トンとかなりの量です。
そんな電線を愛する愛好家がいらっしゃるようです。

電線愛好家として活動されている女優でタレントの石山蓮華さんです。
電線の製造現場をはじめ、ユニークな視点で電線を紹介している「石山蓮華の電線礼賛」というDVDも発売されているようです。


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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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