伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。
まず金箔を語るにあたり、その製造工程についてふれておきます。
金箔は、「延金(のべきん)」、「澄打ち(ずみうち)」、「箔打ち(はくうち)」、の4つの工程を経て造られます。
延金工程は、所定の配合の銀と銅を混ぜて固めた金を圧延(あつえん)と呼ばれる回転するロールの間に何度も通して薄いシートに仕上げます。
圧延によって帯のように長くなったシートを正方形に切断し、次の澄打ち工程で紙に挟んでハンマーで槌打ちし、更に薄く延ばします。澄打ち工程で薄く延ばされた金を上澄(じょうすみ)と呼びます。
箔打ち工程では、この上澄を紙に挟んで更にハンマーで槌打ちして、厚さ1万分の1mmの金箔に仕上げます。
次回から、それぞれの「延金(のべきん)」、「澄打ち(ずみうち)」、「箔打ち(はくうち)」、の4つの工程を材料科学でサイエンスしたいと思います。
お楽しみに。
まず金箔を語るにあたり、その製造工程についてふれておきます。
金箔は、「延金(のべきん)」、「澄打ち(ずみうち)」、「箔打ち(はくうち)」、の4つの工程を経て造られます。
延金工程は、所定の配合の銀と銅を混ぜて固めた金を圧延(あつえん)と呼ばれる回転するロールの間に何度も通して薄いシートに仕上げます。
圧延によって帯のように長くなったシートを正方形に切断し、次の澄打ち工程で紙に挟んでハンマーで槌打ちし、更に薄く延ばします。澄打ち工程で薄く延ばされた金を上澄(じょうすみ)と呼びます。
箔打ち工程では、この上澄を紙に挟んで更にハンマーで槌打ちして、厚さ1万分の1mmの金箔に仕上げます。
次回から、それぞれの「延金(のべきん)」、「澄打ち(ずみうち)」、「箔打ち(はくうち)」、の4つの工程を材料科学でサイエンスしたいと思います。
お楽しみに。