ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

鉄 × 18億7000万トン/5000年/1536℃

2021年03月28日 | 執筆
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

技術雑誌「ツールエンジニア4月号」が発刊されました。
今月号に、隔月連載させていただいている「モノづくりを支える金属元素 いろはにほへと 第2回」を執筆させていただきました。

先日のブログでは、鉄の原材料である磁鉄鉱について紹介しましたが、
今回ツールエンジニアでは、私たちの生活に最も身近な金属元素「鉄」について、18億7000万トン/5000年/1536℃といった鉄にまつわる数値を交えながら書いてみました。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。


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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


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金属の原材料 × 磁鉄鉱

2021年03月22日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

身近な金属製品に使用されている、鉄やアルミニウム、銅などの金属材料は、原材料である鉱石を人工的に製錬して、地金と呼ばれる素材にして、それを溶解・鋳造・圧延などの金属加工によって板や条、棒などの金属材料へと仕上がっています。
最近、金属材料の原材料である鉱石にも興味があり、少しずつ収集しています。

写真は、鉄の原材料である鉱石の1つである磁鉄鉱です。
十数年前に、岩手県の釜石にある「鉄の博物館」の売店で購入したものです。
ちなみに、子供の頃に磁石で遊んだ「砂鉄」は、磁鉄鉱等が風化の過程で母岩から分離したものと言われています。


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慣用句やことわざ、四字熟語 × 「鉄」「銅」

2021年03月20日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

「鉄」や「銅」といった漢字を用いた慣用句やことわざ、四字熟語が多くあります。
特に、「鉄」という漢字は、鉄の強さのイメージから、さまざまな表現に使われています。
この辺りについては、隔月連載させていただいている記事(ツールエンジニア4月号(大河出版))にて書かせていただきました。
今月末に発刊されますので、お楽しみに。

一方、「銅」と「鉄」の両方の漢字を用いた四字熟語もあります。
それは、「銅頭鉄額」(どうとうてつがく)。
勇敢で強いことのたとえ、または、槍や刀を通さない、頑丈な甲冑を身に付けた勇ましい兵士のこと、だそうです。
人類が鉄を手にするまでは、青銅器時代と言われるように、当時の青銅(銅合金)は、武器や農具に使われた優れた金属材料でしたでしょうからね。

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何気なく美しいと感じてしまう比率 × 金・銀・銅

2021年03月20日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

人間が何気なく美しいと感じてしまう比率で「黄金比」というものを聞いたことがあると思います。
その比率は1:1.618で、パルテノン神殿やモナ・リザ、企業のロゴなど、私たちの身の周りに多く存在しているようです。

美しいと感じてしまうその他の比率もあるようです。
その1つが「白銀比」で、その比率は1:1.414。白銀比は、A版(A3・A4など)とB版(B4・B5)といった紙の寸法に用いられています。

「黄金」、「白銀」と、金、銀の金属色が用いられている比率。
もしかして、銅の金属色を用いた「赤銅比」というのがあるかも??と、調べてみると、ありました!
その比率は、1:3.303の「青銅比」!
かなり比率差の大きい「青銅比」は、「黄金比」や「白銀比」と比べるとマイナーなようです。

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