「タイのチンマイ魚捕獲隊」1日目 その①
テナガミズテングである。(のちほど出てくる)
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2017年7月30日(日)早朝。
我々「タイのチンマイ魚捕獲隊」は日本を出発した。
我々といってもアジアの淡水魚類にくわしく1人旅の予定だった隊長とおまけ(私)だけ。
上海の空港に到着。
タイのチェンマイへ行くには地方空港からだと乗り継ぐしかない。
地下鉄で宿へと向かう。
「タイのチンマイ魚捕獲隊」隊長の綿密なる計画では
「ここらへんの水路で釣りでもして初日はのんびり過ごそうや」なのである。
地下鉄をおり地図を頼りに宿へと歩いて向かう。
ムシムシと暑い。
「おっ! 水路や!」 隊長が行き先とは反対側に見つける。
2人とも無言で向きを変え、フラフラと水へ引き寄せられていく。
パプロフの犬状態である。
しばらくしゃがみこむ。
「にごっとるわ。工事で水路の水とまっとるし。」
「カダヤシしか見えんしなあ。グルテンでは釣れんわ。」
仮に釣れるとしても、わざわざ遠い外国まで来て釣る魚とはとても思えない。
予約した宿へ向け再び重い腰を上げる。
「こっちへ信号を2つ、右へ曲がって2つ、また右へ曲がったらある。」地図を見ながら私。
ところが・・・・・・宿がないのだ!
きびすをかえす。やはりない!
「反対行きよるんとちゃうんな?」と隊長。
通りの名は合っているのにである。
「ちょっと聞いてみるわ。」
「プリーズ ティーチ ミィー ザ ウェイ トゥー ○○ ?」
ところが道行く人、商店のオッサンたち、みんな首を振るのである。
「発音悪いんとちゃうんかの?」
「いや、前回上海来たときは通じたで!」
角にある大きな市場のすぐ近くまで戻り、フルーツパーラー店員のお姉さんにたずねてみた。
なんと! すぐに応じてくれたのである。
「英語通じたで!」
「そんなこと今どうでもええが!」
彼女の指が指したのは上!
なんと!
宿の看板が市場の上にデカデカと出ているではないか!
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(写真は市場の入口、市場の看板及びその上の宿の看板は省いとるのでよろしく)
体力を使い切った我々はツインルームのエアコンをガンガン効かせ倒れ込むのであった。
こうして我々「タイのチンマイ魚捕獲隊」は初日の大きな障壁を見事に乗り切ったのである。
なお、次回より「タイのチンマイ魚捕獲隊」は長いので「チン捕隊」とさせていただく。
テナガミズテングである。(のちほど出てくる)
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2017年7月30日(日)早朝。
我々「タイのチンマイ魚捕獲隊」は日本を出発した。
我々といってもアジアの淡水魚類にくわしく1人旅の予定だった隊長とおまけ(私)だけ。
上海の空港に到着。
タイのチェンマイへ行くには地方空港からだと乗り継ぐしかない。
地下鉄で宿へと向かう。
「タイのチンマイ魚捕獲隊」隊長の綿密なる計画では
「ここらへんの水路で釣りでもして初日はのんびり過ごそうや」なのである。
地下鉄をおり地図を頼りに宿へと歩いて向かう。
ムシムシと暑い。
「おっ! 水路や!」 隊長が行き先とは反対側に見つける。
2人とも無言で向きを変え、フラフラと水へ引き寄せられていく。
パプロフの犬状態である。
しばらくしゃがみこむ。
「にごっとるわ。工事で水路の水とまっとるし。」
「カダヤシしか見えんしなあ。グルテンでは釣れんわ。」
仮に釣れるとしても、わざわざ遠い外国まで来て釣る魚とはとても思えない。
予約した宿へ向け再び重い腰を上げる。
「こっちへ信号を2つ、右へ曲がって2つ、また右へ曲がったらある。」地図を見ながら私。
ところが・・・・・・宿がないのだ!
きびすをかえす。やはりない!
「反対行きよるんとちゃうんな?」と隊長。
通りの名は合っているのにである。
「ちょっと聞いてみるわ。」
「プリーズ ティーチ ミィー ザ ウェイ トゥー ○○ ?」
ところが道行く人、商店のオッサンたち、みんな首を振るのである。
「発音悪いんとちゃうんかの?」
「いや、前回上海来たときは通じたで!」
角にある大きな市場のすぐ近くまで戻り、フルーツパーラー店員のお姉さんにたずねてみた。
なんと! すぐに応じてくれたのである。
「英語通じたで!」
「そんなこと今どうでもええが!」
彼女の指が指したのは上!
なんと!
宿の看板が市場の上にデカデカと出ているではないか!
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(写真は市場の入口、市場の看板及びその上の宿の看板は省いとるのでよろしく)
体力を使い切った我々はツインルームのエアコンをガンガン効かせ倒れ込むのであった。
こうして我々「タイのチンマイ魚捕獲隊」は初日の大きな障壁を見事に乗り切ったのである。
なお、次回より「タイのチンマイ魚捕獲隊」は長いので「チン捕隊」とさせていただく。