私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

チェンマイヨシノボリ:ガサ部門成果発表の巻②

2017-08-25 06:39:30 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑤

隊長がガサで採ったのはチェンマイヨシノボリ( Rhinogobius chiangmaiensis )のようだ。


前の採集ポイントからわずか数分。
川原を広げる工事現場が見えた。

「おお~っ! ガサのええポイントやんけ!」


橋の反対側には、淵と瀬がある。

「おお~っ! 釣りのええポイントやんけ!」


水も澄んでいて、魚がウヨウヨ泳いどる。
「水中撮影のええポイントやんけ!」

というわけで、ここでもちんまいヨシノボリが採れたのである。
そして、おそらくこのヨシノボリが「チェンマイヨシノボリ」であることをこの夜に調べた。
タイでは、川にすむ白っぽいハゼ類をプラ・ブ・カオ(pla bu khao)と呼ぶらしい。

ちなみに、このあたりがメコン川流域とチャオプラヤ川流域の境目になることを後日知った。
何千万年もの間、メコン川とチャオプラヤ川は水の流れを奪いあう歴史を重ねてきたはずだ。
あるときは、大雨による出水・氾濫で、流れがつながったこともあるだろう。
またあるときは、続く日照りによる渇水で、流れがとぎれたこともあるだろう。

その度に魚たちは移動したり孤立したりをくり返し、
2つの川に共通する種や固有の種などと、さまざまに進化していったに違いない。

こういうの考えてると
かつて足しげく通った中華料理屋の夫婦を思い出すのである。
いっつも口ゲンカ。
注文して待ってる間もとっても居心地が悪くて、
もう二度と来るもんかっ! と思いつつ・・・・・・
安さと美味さに負けてしまい、また足を運ぶのであった。(オッサン話がそれとるで)
ここのA定食がそりゃ美味いのなんの・・・・・・(アカン! 完全に脱線や!)

コホン! 
この夫婦、ごくたまに仲がいいのである。
そのうち、お子さんも生まれ、母ちゃんオンブしたまま、口ゲンカを繰り返すである。

メコン川とチャオプラヤ川と同じなのである。(どこがじゃっ!)


私は半世紀前、チャオプラヤ川のことをメナム川と習った。
メナムは、タイ語で「大きな川」の意味である。(と私も久しぶりに思い出した)
したがってメナム川という言い方は、例えば本願寺を「大きな寺テンプル」と読んでいるようなもんだ。

誤解から生まれたメナム川という表現を覚えてる人はかなりクラシックなのかもしれん。
地元に根付いたチャオプラヤ・メナム、メコン・メナムという言い方は大切にしたいものだ。

なお、チャオプラヤ川と書くのはややこしい。
このブログでは、親しみを込めて「チャプ川」と呼びたいのだが、いかがなもんか? (オッサン、言うたはしから茶化すわな)

次回、ここでの釣り部門じゃ!