私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ふくやまSUNブランドほうれん草の地:ふくやまブランド農産地見学ツアー④

2019-11-22 18:56:37 | 植物
2019年11月22日(金)

ふくやまブランド農産地見学ツアーの続き。

午後から、ほうれん草生産者を訪ねる。
なんと、これまた釣りへと何十回も通った道のすぐ横。


知らんかったわあ!

つくづく人は自分が見たいものしか見えないのだなあ。

ABさんも「桜と身内の姿は見たいから見えてるんだろう」ケド
モリやカケでもそうだケド
偉そになっちゃって世間は見えなくなってるんじゃないかな?
はしたないったらありゃしない!
いくら立派な業績があるとしても、今回はいい加減引き際じゃないかな?

ま、『天狗の納め時』ちゅうことや!(オッサン!そりゃ年貢じゃっ!)

さてさて、生産者さんのお話。


手間ひまかけて、安心・安全ブランドを維持しているそうだ。
栽培・収穫・出荷に厳しい条件を自ら課しているという。

例えば、この若いほうれん草たち。


悪天候にさらされたため、すべて破棄する(土へ返す)という。

例えば、この試験栽培。


さらに品質向上を目指すためのビニルハウスだ。

例えば、このフェロモントラップが数十個。


栽培に厄介なあるヨトウガの仲間をとらえる仕掛けだ。
メスのフェロモンに似た化学合成誘引物質によってオスの蛾を集めるという。


3カ月ほど有効で、とらえた蛾の数を確かめ、多い時だけ農薬を散布するという。
多い時は数百匹が採れるという。
散布は、およそ3分の1に減ったそうだ。

ただし、ヨトウガには有効でもメイガの仲間には効かない。
そりゃそうだよね、昆虫のフェロモンは種によって違うもんな。

そのために、天敵となる昆虫を増やすために他の作物も栽培しているという。

例えば、このビニルハウス。


アスパラガスや何やらが伸び放題。


オクラなんかも有効だそうだ。

とりあえず、良いほうれん草を出荷するためのいろんな工夫や苦心を少し知った。

厳しいこともあり、収入もかつかつだと若手生産者さん、後でコソッとこぼしてたもん。

こうして、露地栽培とビニルハウスで1年中おいしいほうれん草を出荷してるんだねえ。


ほうれん草の本場、九州からも見学者が来られるという。


品質・味など、ブランド力を高めたことが消費者に評価されてる証だ。

市の職員も協力されて、出荷のようすの説明も聞く。


本当にありがたいなあ。

なのに、なのにだ!

一部参加者の質問のレベルが少しかなしい。
・我が家のほうれん草が素人だから上手く育たない、石灰をまけばいいのですか? 
なんてのがしつこくしつこく繰り返されるんだよね。

自分で栽培されてて、その悩みや苦労もあるんだろうケド
そういうのはプロの生産者に聞いちゃいけないんじゃないかなあ。
少なくとも作ってる以上、生産者さんから買わないわけだし
種ひとつにしてもこだわっておられる相手に対して
節度もなく、敬意もまるではらわない質問は、聞いてて見苦しい。

私ら見学者としても「貴方のほうれん草がどう育とうと関係はない」からご迷惑。
そういうのJAにでも行かれて、個別に「お悩み相談」受けなきゃ!
やっとるかどうかは知らんケド、自分で調べんさい!ねっ!

生産者さん、少しムッとしながら何度も何度も同じ説明をくり返しておられた。

少しお高い2Lのブランドほうれん草がおみやげ。


仲良くなった職員さん曰く
「しゃぶしゃぶが一番おいしいです!」とのこと。

帰ってさっそくやってみよっと!

ま、市の職員さん、あらかじめ希望者を募るパンフにも注意事項を
バスの中でも参加者の質問項目を整理しといてほしかったなあ。

そこが唯一かなしい思い出!

さあて、最後は産直市場だ!
コメント
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