私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

スナヤツメ幼生だっ!:B線上のアブラハヤ③ 

2021-12-06 16:23:54 | 純淡水魚
2021年12月6日(月)

スナヤツメ幼生 4cmほど

20211114

まだ、かなり小さくて今春生まれなのか?1才半なのか?
スナヤツメは成体になる秋まで3年半かかるらしいから。

地元の職員さんに案内してもらった次のポイント。
アブラハヤの分布西端となる境界線上の流域なのだ。

ただ、このとき若き知人のガサで採れたのは、このスナヤツメと
カジカ大卵型


カワヨシノボリやアブラバテなどとともに
タカハヤばかりで


アブラハヤの姿をみることもなく・・・
「残念ですね、この夏に何匹か子どもたちが採ってたのに・・・」と職員さん。
「もう少し下流をあたってみます」と、いくつか地点を教えてもらい、ここでお別れ。

ま、スナヤツメの初期段階のアンモシーテス幼生をみるのも久しぶりだし・・・

撮影ケースへ入れるとしばらく横たわり・・・




急に元気にクネクネと泳ぎだし、珪藻などを食べる口元を写したくて
うまくピントが合うとへっちょこ向くし・・・


スナヤツメは環境省レッドデータの絶滅危惧Ⅱ類。
淡水域で一生を過ごすスナヤツメと海から川へと遡るカワヤツメともに環境の悪化に弱い。

ちなみにスナヤツメ成体をついでにみてみたい人は下の記事👇
スナヤツメ成体とアユカケ若魚に会う

ただ、「ヤツメウナギ科」の原始的な魚類で、まったくウナギ科とは無縁なのだ。
無縁ということはウナギ科とは「継子(ままこ)」の関係ともいえるわな!

つまりだ!

昨日の記事の花が

「ウナギツカミ」なのか「ママコノシリヌグイ」なのかは、はっきりしないけど・・・

アブラハヤが採れぬまま、この「スナヤツメ幼生」を採った若き知人のことを
私は今はっきりとこう呼ぶぞっ!
『ママコノウナギツカミ』とっ!

お後がよろしいようで・・・さ、次のポイントだ。