ヒゲナガオトシブミ：揺籃づくりの春夏②

２０２１年１２月１８日（土）

今朝はうっすら雪もかぶるさぶいさぶい一日。
こんな日は、おとなしく家にこもって、今春出会った虫たちの紹介。

ヒゲナガオトシブミ　オス　

コイツは、リベンジで撮影したオスなのである。


20210525

私の散歩コースの一つにルイスアシナガオトシブミが生息してることは、友人の単独犯行（散歩ともいう）で明らかになった👇
ルイスアシナガオトシブミ：揺籃づくりの春夏①

く、口惜しいっ！
ならば、私は友の得意とする散歩コースで恩返し（仕返しともいう）をするしかないっ！

と、市内はずれの山道散策を定期的に始めたのであった。

そ、そして！　つ、ついにっ！
アブラチャンの葉に茶色い甲虫がへばりついてるのを見つけた！

20210510

茶色いオトシブミのメスがまさに揺籃を作り始めてるところだっ！
しかも、友の見つけたルイスアシナガオトシブミとは全然違うっ！

初めて出会うオトシブミに撮影する手が震えて震えて･･･

何十回もブレブレ写真を撮ってしまった、トホホホホホ。

少し落ち着いた頃、何匹もいることに気付く。

１匹、そっとそっと葉ごとつかまえて、日当たりの良い所へジワジワ移動して･･･
ヒゲナガオトシブミ　メス




「父さ～んっ！　上の方に首の長いんがおるよっ！」
「な、なんだとおっ！」
と、撮影の合間に、かみさんが見つけてくれたのは嬉しいやら口惜しいやらなんだが
どうにもこうにも下からの撮影で逆光になって･･･

コイツら、オスだけ首が長いのである。
図鑑で見て以来、是非とも会いたかったオトシブミ。
標本にしてネット上で売られたりもしてるオトシブミ。
つかまえて撮影しようじゃないかっ！
そっと戻せばいい。

と、いつもの生ゴミ水切りネットを使って、慎重に慎重に･･･
つかまえたぞぉ～っ！

再び、明るいとこへ行ってパチリ！


トホホホホホ･･･
水切りネットにもつれるように首突っ込んでたからね。
ネットをハサミで切り、きれいに外したつもりが、首にネットの繊維が残ったままやんっ！

道理で動きがにぶかったんや！
と、そっと外してやった途端、プ～ンと飛んでった。

かくして、２週間後リベンジして冒頭のオスを撮りなおしたのであった。

「ヒゲナガオトシブミ、私らの町におったよ～！　しかも首が長いオスもいたよ～！」
と、もちろんガッツポーズをとりつつ、即座に友に連絡してあげたんだよね。