私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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カジカ大卵型ですね!?:カジカ種群巣ごもり鑑定団

2020-04-13 11:53:41 | 純淡水魚
2020年4月13日(月)

今日も巣ごもり、おうちde楽しいお魚鑑定団。

以前、友と県北部の某河川上流域でガサ。

そのとき、友が採ったカジカ成魚がコイツ。


「たぶんカジカ大卵型やで!」と言いあうも決定打なし。

カジカには、少なくとも大卵型・中卵型・ウツセミカジカの3種がいて
尾柄部の模様とか胸ビレの軟条数とか生息域、分布域から判断してくしかないようだ。

そのうちの尾柄部の模様は、何というか採集地域で多様なバリエーション。
なかなか判別材料にはならない気がする。

今日は、これまで採集してきた各地域のカジカ種群を大胆にも分けてみるのだ!

あらためて、カジカ大卵型だろうね!


胸ビレ軟条数が12本と少ない。


大卵型は、基本12~14本であり、県北部の某河川上流域での採集だから、ほぼ間違いないな。
コイツらは大きな卵を産み、ふ化後に海まで流下することなく川で一生を過ごす。

ヨシノボリ類でいえば、カワヨシノボリにあたるのである。


続いて、カジカ中卵型らしいもの


コイツは、県北中流域での採取。


島根県小河川下流域での採取。




どっちも14本。
中卵型は13~15本で、中下流域に生息するので、ほぼ間違いないかな?


続いて、ウツセミカジカ


東海地方で採取したコイツは16本。


ウツセミカジカは15~17本。
分布域、生息域からいっても間違いない。

問題は、我が町に流れる川で採取したコイツたち。

中上流域で採取したコイツも


13本


中下流域で堰に遡上をはばまれていたコイツも


13本


中途半端やなあ~っ!

ま、分布域と生息域から、ほぼほぼカジカ中卵型で間違いないのだけれど。
見た目での決定打なし!


こういう巣ごもりも、また楽し!
家でやりたいことはまだまだある。

と、書くと「じゃあ片付けや掃除もやってよ!」と言われるかなあ?
くわばらくわばら・・・・・・








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2 コメント

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こんばんは (Blue Wing Olive)
2020-04-13 22:41:06
こちらにもカジカ大卵型が生息しています。山間の細流にも居たりしますね。
私の親世代の人が言うには、昔はいくらでも居たけど、田んぼに農薬を使うようになってから、激減したとか。
熱帯魚を飼育していた時、ナマズ類は薬品に敏感で、病魚薬なんかも規定量の半分くらいじゃないとダメだとか学んだけど、カジカ類も薬品にはデリケートなのかも。科学的に検証した訳ではありませんが。
私が子供の頃と比べると、最近はさらに減少して、滅多にみることはありません。
本当に可愛い魚なのですが。
返信する
Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2020-04-14 14:19:59
コメントありがとうございます。

カジカ類は確かに水質悪化に弱いみたいですね。
私の県では、大卵型はとても少なくて、日本海側へと流れる河川上流域に見られるみたいです。

カワイイし、本来は美味しくて身近だった魚なんですよね?
返信する

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