私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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フタホシテントウ Hyperaspis sinensis :2つの星を比べる

2023-07-08 09:09:36 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2023年7月8日(土)

フタホシテントウ Hyperaspis sinensis

20230704  3mm弱

いつものごみ捨て散歩中、アカメガシワの葉にいた。
ツヤヒメテントウ族の仲間だから、小さくて光沢(ツヤ)がある。
初めて見るテントウだと直感が走った。

前日のごみ捨て中に見たフタモンクロテントウとは斑紋や大きさは似てても、光沢が全然違うから。

20230703  3mm弱

フタモンクロテントウは白い毛におおわれ光沢がない。


フタホシテントウは初物、記録しておきたい。
が、逃げ回るから、仕方なくいつもポケットにある生ごみ水切りネットでつかまえてわが家へ。
曇天の中、蚊に刺されながら玄関で撮影。

小さな橙色の2紋は上翅中央よりも後方にある。


何となくフタモンクロテントウより細長い気がする。


これらの画像をもとに調べてって「フタホシテントウ」とわかった。

ほぼ日本全土に分布し、カイガラムシ類の幼虫を食べているそうだ。

で、調べていくとおもしろいことに気づいた。

ネットで「フタホシテントウ」と検索すると、かなりな確率で
ナミテントウ2紋型が載っていて

「大きさも星の位置も全然違うのにな」と思ったり・・・

ヒメアカホシテントウもそこそこ出てきて
「無理もないよな」と思ったり・・・

さすがにアカホシテントウはほぼ出てこなかったけど・・・


それらは、たしかに勘違いした記録なんだろう。
ただ、全部『2つの星をもつテントウムシ』なのだから、通称として『フタホシテントウ』と呼ぶのも間違いとは言えない気もする。
むしろ、和名にあっさり『フタホシテントウ』とつけたことが混乱を生んだのかもしれない。
もし、『フタホシツヤヒメテントウ』にしていたら・・・

なお、最初の画像は、翌日以後の晴れ間をねらって撮影したもの。

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