2020年8月24日(月)
8月17日(月) せら夢公園の湿地めぐりで出会った花や虫たち!
広大な敷地にさまざまな遊具とミスト噴水があり、訪れた方たちはそこに集まってる。
私たちは、湿地コースへ向かう途中のヒョウモンモドキのブランコへ。
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そう、この地域は希少種ヒョウモンモドキの貴重な生息地であり、その保護に長年尽力されてるのだ。
ブランコだって、このチョウを広く知ってもらうためのアイテム。
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乗り心地はとってもいいぞっ!
さて、オオシオカラトンボやアキアカネなどを見過ごして、湿地に向かうか。
トンボ池・ユウスゲ・サギソウ・ハッチョウトンボと緩やかに下ったら
土手にオミナエシ
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その下の湿地帯にはサワギキョウ
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山間にキクバヤマボクチ
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どうしてこんなにすんなり植物の名前が出てくるのか?
その訳は、樹名板(ネームプレート)がそれぞれに刺してあるから。
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その一段下の湿地帯には、ハンゲショウの群生
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なぜ、こんなにきれいに群生地がわけられてるのかなあ?
この疑問は、翌日ここでたまたまアルバイトしてる福山大学の学生に教えてもらった。
やはり、ここはもともとの生息地でも湿地帯でもなく
棚田の休耕田にため池から水を落としつつ
湿地の植物たちを植えていってるのである。
ま、ビオトープというか、魚でいえば水族館のようなもんなのである。
湿地帯にかけられた板の通路もきれいで歩きやすく、案内板も丁寧で実に分かりやすく
とてもいいことなのである。
とてもいいことなのだが、これをそのまんま「自然」と認識してはいけんぞとも思うのである。
見物客の大半は、サギソウ・ハッチョウトンボに足を停め
一眼レフでシャッターチャンスをうかがっていた。
割と近いところに、芦田川の源流がある。
そこにも湿地帯があり、サギソウ・ハッチョウトンボ・モウセンゴケなどがいた。
足場も悪く、なかなか立ち入ることのできない湿地帯だった。
それが今やすっかり跡形もなく壊され、「鯉の養魚場」と「芦田川源流の地駐車場」になっちゃってる。
かたや、もともとある湿地帯を跡形もなく壊し
かたや、休耕田跡地に人工湿地帯を作り上げる。
何となく無駄な労力と費用をかけてるようでむなしくなった。
これが疑問その1。
さらに下ると、ヒョウモンモドキの食草やおそらく幼虫などの生育場としてるビニルハウスがある。
この施設をつくり、広く知ってもらうことが、このせら夢公園のコンセプトの1つなのだろう。
が、見物客はいないなあ。
水族館でも小さな地味な地域の希少種より、アマゾンの巨大魚なんてのやイルカショーにみんな集まるもんな。
ヒョウモンモドキ保護という地味な取り組みより、きれいで目立つサギソウに目が向くのも無理はない。
けど、なんかむなしい。
これが疑問その2。
さらにさらに下っていくと再びため池。
もはやチョウトンボも無警戒。
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近距離での撮影に快く応じてくださる。
ここで、鮮烈な出会いが待ってたのだけど、その話はとばしといて・・・
私たちは、炎天下のもと、知らず知らずのうちに、もと棚田の湿地帯の最下部まで下ってる。
案内板を確かめて
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帰りは、山道コースで軽く戻れるやろと、思ったのが大間違い。
ヒーコラヒーコラと休み休み、かみさんの愚痴を受け流しつつ、戻ることになる。
ガマズミかな? ヒーヒー
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ウスチャコガネかな? ハーハー
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いや、セマダラコガネの体色違いバージョンかもしれんけど・・・
あのカーブを曲がると・・・まだ先があるわ・・・
アオバハゴロモやん! フーフー
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かみさんのペースにあわすから、撮影もできるよね。
案内板の所には咲いてなかったカワラナデシコを野草たちのすき間に見つけ
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白花も見つけ
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あらら、野生種ではないかもな?
園芸種ならば、さもありなんとね。
8月17日(月) せら夢公園の湿地めぐりで出会った花や虫たち!
広大な敷地にさまざまな遊具とミスト噴水があり、訪れた方たちはそこに集まってる。
私たちは、湿地コースへ向かう途中のヒョウモンモドキのブランコへ。
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そう、この地域は希少種ヒョウモンモドキの貴重な生息地であり、その保護に長年尽力されてるのだ。
ブランコだって、このチョウを広く知ってもらうためのアイテム。
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乗り心地はとってもいいぞっ!
さて、オオシオカラトンボやアキアカネなどを見過ごして、湿地に向かうか。
トンボ池・ユウスゲ・サギソウ・ハッチョウトンボと緩やかに下ったら
土手にオミナエシ
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その下の湿地帯にはサワギキョウ
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山間にキクバヤマボクチ
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どうしてこんなにすんなり植物の名前が出てくるのか?
その訳は、樹名板(ネームプレート)がそれぞれに刺してあるから。
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その一段下の湿地帯には、ハンゲショウの群生
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なぜ、こんなにきれいに群生地がわけられてるのかなあ?
この疑問は、翌日ここでたまたまアルバイトしてる福山大学の学生に教えてもらった。
やはり、ここはもともとの生息地でも湿地帯でもなく
棚田の休耕田にため池から水を落としつつ
湿地の植物たちを植えていってるのである。
ま、ビオトープというか、魚でいえば水族館のようなもんなのである。
湿地帯にかけられた板の通路もきれいで歩きやすく、案内板も丁寧で実に分かりやすく
とてもいいことなのである。
とてもいいことなのだが、これをそのまんま「自然」と認識してはいけんぞとも思うのである。
見物客の大半は、サギソウ・ハッチョウトンボに足を停め
一眼レフでシャッターチャンスをうかがっていた。
割と近いところに、芦田川の源流がある。
そこにも湿地帯があり、サギソウ・ハッチョウトンボ・モウセンゴケなどがいた。
足場も悪く、なかなか立ち入ることのできない湿地帯だった。
それが今やすっかり跡形もなく壊され、「鯉の養魚場」と「芦田川源流の地駐車場」になっちゃってる。
かたや、もともとある湿地帯を跡形もなく壊し
かたや、休耕田跡地に人工湿地帯を作り上げる。
何となく無駄な労力と費用をかけてるようでむなしくなった。
これが疑問その1。
さらに下ると、ヒョウモンモドキの食草やおそらく幼虫などの生育場としてるビニルハウスがある。
この施設をつくり、広く知ってもらうことが、このせら夢公園のコンセプトの1つなのだろう。
が、見物客はいないなあ。
水族館でも小さな地味な地域の希少種より、アマゾンの巨大魚なんてのやイルカショーにみんな集まるもんな。
ヒョウモンモドキ保護という地味な取り組みより、きれいで目立つサギソウに目が向くのも無理はない。
けど、なんかむなしい。
これが疑問その2。
さらにさらに下っていくと再びため池。
もはやチョウトンボも無警戒。
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近距離での撮影に快く応じてくださる。
ここで、鮮烈な出会いが待ってたのだけど、その話はとばしといて・・・
私たちは、炎天下のもと、知らず知らずのうちに、もと棚田の湿地帯の最下部まで下ってる。
案内板を確かめて
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帰りは、山道コースで軽く戻れるやろと、思ったのが大間違い。
ヒーコラヒーコラと休み休み、かみさんの愚痴を受け流しつつ、戻ることになる。
ガマズミかな? ヒーヒー
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ウスチャコガネかな? ハーハー
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いや、セマダラコガネの体色違いバージョンかもしれんけど・・・
あのカーブを曲がると・・・まだ先があるわ・・・
アオバハゴロモやん! フーフー
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かみさんのペースにあわすから、撮影もできるよね。
案内板の所には咲いてなかったカワラナデシコを野草たちのすき間に見つけ
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白花も見つけ
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あらら、野生種ではないかもな?
園芸種ならば、さもありなんとね。
私の知っているビオトープも
元々ご近所に住まれている方からは
自然のままの時の方が野鳥が多かったと耳にします。
整備されている方が歩きやすいし
野草や虫さんなどを身近に感じやすいのも事実
…どちらがいいのか考えさせられてしまいます。
水族館だけで魚を知ったという人はいませんよね?
漁業・環境・食文化や釣りなど、さまざまな側面から魚について論じられてるのと同じように、鳥や花や昆虫にもビオトープから一歩先へと足を進める人が増えたらなあと思います。
どんぐりうさぎさんのように。