2021年5月5日(水)
昨年4月初旬に知ったカタログハウス「通販生活」の『よ句もわる句も』俳句投稿コーナー。
月1回、俳人夏井いつきさんが無料で『天』『地』『人』『佳作』と没句に選句してくれる。
今回の発表で12回目、丸々1年投句してきたんだなあ。
今年3月の兼題は『遅日』
季語のもつ本意や解釈なんてのは便利な時代だから知りたい人は自分で調べてね。
投句数は6202句、とうとう今回から『人』の複数句入選がなくなってる。
さらに、この4月から「一人3句まで」に限定されるというリニューアル。
やたらと何十句も投句する人もいる。
そのことをSNS上に臆面もなく書く人もいる。
本来俳句をたしなむ際のマナーである「多作多捨」もせず、入賞目当てにたくさん送るんだろか?
だとしたら節度に欠けるよね?
夏井さんとしてもきっと選句が大変になってったんだろな。
ちなみに、夏井さんは『いつき組組長』と名のられてて、「組長と呼んでいいですよ」と常々おっしゃる。
だけどなあ、私の場合、いつまで続くかわかったもんじゃないし、俳句もお遊び半分だし・・・
先方が「どうぞどうぞ」と言ってても「いいえいいえ」と遠慮するのが日本の古風なたしなみでもあるし・・・
夏井さんと呼ぶ方が性に合う。
ま、さておき、結果発表!
今回は3句ほど
まず、没句から
タモ網にぽつん遅日のキセルハゼ
数年前の思い出。
干潟の調査をしてたとき、絶滅危惧種のキセルハゼがまだ手習いの若者のタモ網に。
もう日が暮れかかる頃、口惜しさ半分・嬉しさ半分で撮影したんだよなあ・・・
素魚を獲りたる友を撮る遅日
シロウオをとりたるともをとる遅日
毎春、踊り食いで有名なハゼ科の素魚(シロウオ)が、産卵のために私の町に流れる川へと遡上する。
年によって多かったり少なかったり、西日本豪雨の翌年は殆ど姿もみれなかったし・・・
その様子を確かめに行ってるときのことを句に。
で、よく混同されるアユやシシャモの親戚筋の白魚(シラウオ)は、立派に「春の季語」になってる。
なのにだ! 素魚(シロウオ)はほぼほぼ「季語として扱われてない」のだ!
古い時代の名句の中には、どう想像しても『素魚(シロウオ)のこと詠んでるな』と思える句も沢山あるというのに・・・
なんか自然科学と文学とのずれがしっくりこないし、シロウオにはシロウオの言い分だってあろうというものよ。
そこで、あえて素魚で詠んでみたわけであります。
ちなみに、これが季語ではないシロウオ
こっちが春の季語のシラウオ
ではでは、『人』入選句
繊弱やかな魚を追う魚を追う遅日
ひわやかなうおをおううおをおうちじつ
ま、この句に説明はいらないな。
んでもって、ろくすっぽ勉強もせず俳句を始めて1年半。
ここへの初投句から1年、夏井さんにはど素人の選句で時間もおかけしたろうし、投句状況をブログに書き連ねてきたし・・・
ちょっぴり誇らしいし、めんどくさくてもあえて何か形にしたら礼を失することもないかなと、まとめてみました!
『人』15句 『佳句』1句
それぞれの句のこと書いた記事に興味があるという奇特な人には👇、それぞれにリンク。
2020年
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2021年
1月 2月
ともあれ、夏井さんお疲れ様でした。
そして、1年間本当にありがとうございました。
昨年4月初旬に知ったカタログハウス「通販生活」の『よ句もわる句も』俳句投稿コーナー。
月1回、俳人夏井いつきさんが無料で『天』『地』『人』『佳作』と没句に選句してくれる。
今回の発表で12回目、丸々1年投句してきたんだなあ。
今年3月の兼題は『遅日』
季語のもつ本意や解釈なんてのは便利な時代だから知りたい人は自分で調べてね。
投句数は6202句、とうとう今回から『人』の複数句入選がなくなってる。
さらに、この4月から「一人3句まで」に限定されるというリニューアル。
やたらと何十句も投句する人もいる。
そのことをSNS上に臆面もなく書く人もいる。
本来俳句をたしなむ際のマナーである「多作多捨」もせず、入賞目当てにたくさん送るんだろか?
だとしたら節度に欠けるよね?
夏井さんとしてもきっと選句が大変になってったんだろな。
ちなみに、夏井さんは『いつき組組長』と名のられてて、「組長と呼んでいいですよ」と常々おっしゃる。
だけどなあ、私の場合、いつまで続くかわかったもんじゃないし、俳句もお遊び半分だし・・・
先方が「どうぞどうぞ」と言ってても「いいえいいえ」と遠慮するのが日本の古風なたしなみでもあるし・・・
夏井さんと呼ぶ方が性に合う。
ま、さておき、結果発表!
今回は3句ほど
まず、没句から
タモ網にぽつん遅日のキセルハゼ
数年前の思い出。
干潟の調査をしてたとき、絶滅危惧種のキセルハゼがまだ手習いの若者のタモ網に。
もう日が暮れかかる頃、口惜しさ半分・嬉しさ半分で撮影したんだよなあ・・・
素魚を獲りたる友を撮る遅日
シロウオをとりたるともをとる遅日
毎春、踊り食いで有名なハゼ科の素魚(シロウオ)が、産卵のために私の町に流れる川へと遡上する。
年によって多かったり少なかったり、西日本豪雨の翌年は殆ど姿もみれなかったし・・・
その様子を確かめに行ってるときのことを句に。
で、よく混同されるアユやシシャモの親戚筋の白魚(シラウオ)は、立派に「春の季語」になってる。
なのにだ! 素魚(シロウオ)はほぼほぼ「季語として扱われてない」のだ!
古い時代の名句の中には、どう想像しても『素魚(シロウオ)のこと詠んでるな』と思える句も沢山あるというのに・・・
なんか自然科学と文学とのずれがしっくりこないし、シロウオにはシロウオの言い分だってあろうというものよ。
そこで、あえて素魚で詠んでみたわけであります。
ちなみに、これが季語ではないシロウオ
こっちが春の季語のシラウオ
ではでは、『人』入選句
繊弱やかな魚を追う魚を追う遅日
ひわやかなうおをおううおをおうちじつ
ま、この句に説明はいらないな。
んでもって、ろくすっぽ勉強もせず俳句を始めて1年半。
ここへの初投句から1年、夏井さんにはど素人の選句で時間もおかけしたろうし、投句状況をブログに書き連ねてきたし・・・
ちょっぴり誇らしいし、めんどくさくてもあえて何か形にしたら礼を失することもないかなと、まとめてみました!
『人』15句 『佳句』1句
それぞれの句のこと書いた記事に興味があるという奇特な人には👇、それぞれにリンク。
2020年
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2021年
1月 2月
ともあれ、夏井さんお疲れ様でした。
そして、1年間本当にありがとうございました。
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