私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

タツノオトシゴなど魚たち:アマモ場ガサに誘われて②

2020-08-20 09:13:27 | 海水魚
2020年8月20日(木)

タツノオトシゴかな?


褐色の濃いヤツと

薄いヤツと


皮弁のトゲトゲが少し出てるヤツ


撮影ケース内では、緊急時のためか意外と泳ぎは速く、じっとしてない。
アミメハギとええとこどっこいの速さだ。

前回紹介したクダヤガラとは、同じトゲウオ目。
ただ、クダヤガラ科は世界中で2属2種と極めて少数民族なのに対し
タツノオトシゴの所属するヨウジウオ科には、そこそこファミリーがいる。

とはいえ、どちらもコイ科魚類とかバラ科植物とかいった何千何百の種の大所帯とは違ってマイナーだよね。

自分たちの採集でタツノオトシゴを手に入れたのも初めての経験。

ハナタツなのかタツノオトシゴなのかは、少し不安ではあるが・・・


福山大学の阪本先生に誘われたアマモ場ガサ。

学生たちも先生たちも、詳しくは書かないが、それぞれの研究対象となる生き物のサンプリング。
のほほんと楽しんでるのは私だけ。
阪本先生は自らの研究対象魚採取に加え、私にその他の魚たちを分け与えてくれてるのである。

キジハタの初期の幼魚が採れたところで、撮影に入る。


動きまくるので、撮影は厳しい。


この時期のキジハタが採れたということは、放流ではなく自然繁殖が行われていて
幼魚期をアマモ場で過ごす場合があるということになるな。

これまた初体験だ。

他にもニジギンポ初期の幼魚とか


できれば、全種撮影したかったのだが、全行程1時間ほどでみんな採集を終え、サンプリングをテキパキと。

私の撮影待ちとなってしまった。

待たせるわけにはいかない。

ええいっ! 残りはあてにならん脳内メモだ!


「いい潮のときは、あの沖に見える小島まで潮がひくんですよ」
「一緒に歩いて渡りませんか? 次もまた来られますよね?」

「もちろん!」

水の生き物と長く関わってきて、保全や研究に前向きないろんな人たちと出会えて、つくづく良かったと思う瞬間だ。
素人の魚好きにすぎないのにね。

この日、仕事で参加できなかった友や知人へ、やさしい私はその夜のうちに画像付きメールを送ってあげた。
幸せのおすそ分けである。

ただし、2人とも口惜しがってたのは言うまでもなく、それがまた余計に楽しいのだ。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クダヤガラ:アマモ場ガサに... | トップ | ムカデメリベかな?:アマモ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (gai6969)
2020-08-20 11:54:18
タツノオトシゴは狙ってもなかなか網に入らない感じがするので羨ましいです!先生の調査に気遣いながらのガサガサですと撮影も駆け足ですねぇ。駆け足になる位魚種がいるのも羨ましい限りです。
返信する
今度は (Blue Wing Olive)
2020-08-20 19:28:39
次はタツノオトシゴあたりかなぁって思っていたら、本当に来ましたね〜
可愛らしいですよね。魚っぽくない姿。生き物の進化ってすごいなぁって思います。
返信する
gai6969さんへ (私魚人)
2020-08-22 06:30:48
タモ網でも採れるコツがあるみたいですよ。
ここでは書かないことにしますが・・・

いずれにしても贅沢な話ですよね。
気持ちのいいつながりがかなりできている気がします。
私利私欲に走らずやってきたことへのご褒美だと甘えちゃおうと思ってます。
返信する
Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2020-08-22 06:31:32
次の一手を読まれてしまいましたか!
私は、ヨウジウオからタツノオトシゴへの進化の途上にいるようなオクヨウジという魚が好きです。
藻に尾で巻き付くヨウジウオ、何となくこの中途半端さがいいですねえ。
返信する

コメントを投稿

海水魚」カテゴリの最新記事