私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ナガメ:沈下橋眺めるか!

2020-06-07 17:59:40 | 自然
2020年6月7日(日)

一昨日、芦田川へ散策に。

かみさんは、江戸時代から続く沈下橋(地元では潜り橋と呼ぶ)の見学。
吟行して俳句づくりが目的。
私は、もちろん川のぞきが目的。
ポイント確かめながら魚の様子を見ちゃらんといけん。

さて、知名度では、土佐の四万十川沈下橋に劣るとも勝らないが(負けとるがな)
芦田川にも8つあるのだ。
そのうちの4つが近場にあり、いずれも1940年頃コンクリート改修工事がされている。

上流側から順に見ていく。

1本目


2年前の西日本豪雨で、本流域の左岸側が1カ所壊れたまま。
車1台が通れるほどの幅だ。
私も昔数回、車で渡り、その度にあぶら汗を流した覚えがある。(単に下手な運転のため)

芦田川は1級河川。
沈下橋の利用者はいるものの少なく生活道路にあたる。
きちんとした広い橋もある。

国交省としては、本来、道路ではない歴史的建造物扱い。
基本改修する必要もなく、撤去した方が安全という意見もある中
この橋は改修工事が決まり、再び利用されることになったようだ。

まだまだ先の話だけどね。

2本目


1本目と同じで左岸側が壊れた。
幅は細く、1本目の5分の3。
自転車・バイクで渡る人も少なく、草が生い茂る。

撤去になるみたい。

3本目


豪雨に耐えて、現在も利用可能なのである。
そのまま存続。
ヨシキリたちが葦原で「ギャーギャー」鳴いとる。

4本目


わやくちゃに崩れてしまってる。
撤去決定。

なお、沈下橋なんかの役割や機能・歴史については、各自で調べるように。
なぜなら、書くのがめんどくさいし、キチンとした情報は手軽にゴマンと出てくるから。

さてさて、かみさんの吟行は、というと・・・何も言うてくれん。
さては、良い句ができたんとちゃうか?

私は、というと、おっきなコイとギンブナ数匹とオイカワの稚魚のたまりだけ。
1ヶ所気になる所があったけど、通行不可・立ち入り禁止!
も~っ!
眺めるだけやんか!

気晴らしに川原の虫たちを撮影しよう。

羽化したてでうまく飛べないハグロトンボ


アジアイトトンボのメス


マメコガネのカップル


そして、コガネのなる木。


この若木を切って持ち帰れば、コガネ持ちになれるかな?

んでもって、名前を調べて驚いたのは、ナガメ(菜亀)


オラ、てっきり以前撮ったヒメジュウジナガカメムシと思いつつ
ヒメジュウジナガカメムシ:ニラの花畑で発生中
念のためと撮ってて良かった!

それはね。

崩れし沈下橋眺むるや菜亀

だじゃれ川柳ができたからである。(無季だしね)

おあとがよろしいようで・・・

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8 コメント

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Unknown (donguriusagi1019)
2020-06-07 20:30:10
こんばんは。 お見事な一句ですね!
出る場所を心得ている出来たカメムシさんですね(笑)
返信する
Unknown (gai6969)
2020-06-07 20:47:19
沈下橋ですか!今どきガードレールも何も無い橋というのも逆に新鮮みを感じます。小さな用水路ならともかく大きめの川でというのはちょっとスリルありそうですねぇ

ナガメの背中、人の顔に見えなくもないかもです。
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沈下橋 (Blue Wing Olive)
2020-06-07 22:39:52
四万十川のものはもちろん知っていましたが、そちらにもあるんですね。
かつての人々の生活と川との関わり方を示す、貴重な建造物だと思います。
撤去されるのもあるとのことですが、残るものもあるようで、よかったのだと思います。
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潜り橋群8橋 (ヒキノ)
2020-06-08 09:45:34
Wikipediaを紐解いて「芦田川」で検索。
潜り橋群8橋...と出ていました。
かつての生活橋ですから、土佐の沈下橋と比べてどちらがなんていうことはありません。

私の近くの荒川系支流、多分まだ20以上あると思います。
https://blog.goo.ne.jp/musshu-yuu/s/%E5%86%A0%E6%B0%B4%E6%A9%8B
私がここに来たとき、隣町への行き帰りは車で通っていました。無くなったのは10年前くらいです。
このあたりでは「冠水橋」というようです。
時代劇のロケでも使われるようですが、多くは明治以降、渡し船の場所に架けられたようです。河川の改修で作られたものもあります。
原始的なものでは板1枚にワイヤで繋がれた流れ橋もあります。
かつては写真に撮りましたが、いまは台風のあとぐらい。

芦田川の潜り橋群・・・近い将来消えていくと思います。ブログネタに記録しておいては・・・
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どんぐりうさぎさんへ (私魚人)
2020-06-08 11:49:46
俳句とはとても言えないおふざけです。
潜り橋の記録として、ナガメという名の虫がたまたまいたことをネタにできました。
「潜り橋をながめる」という語呂あわせで、虫の名も覚えられそうです。
もちろんあえて選ばせてもらった精鋭の虫さんです。笑
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gai6969さんへ (私魚人)
2020-06-08 11:53:15
慣れないと怖いですよ。
我が子が小さい頃、車で泣きましたもん。

人面カメムシ、一時ブームになりましたねえ。
ブーム・流行というのは、良くも悪くも恐ろしいもんです。
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Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2020-06-08 11:57:04
以前、国交省の方から全部撤去という話も聞いていましたから、報道で半分残すというのを確認したときは安堵しました。
ただ、個人的には「人・自転車のみ通行可」にしてほしいと思ってます。
安心して、橋の上から釣りをしたいからです。
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ヒキノさんへ (私魚人)
2020-06-08 12:04:40
コメント並びに荒川系支流の沈下橋の記録、本当にありがとうございます。
芦田川の潜り橋と比べ、かなり古い時代のまま残されていた沈下橋なんですね。
いい勉強になりました。
潜り橋群、西日本豪雨が治まった頃、一応8つとも撮影は済ませてはいます。

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