私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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ドギ(ノロゲンゲ)の干物 絶品!: 帰ってきたぞ!島根県⑧

2018-11-27 08:57:31 | 魚を食らう
2018年11月27日(火)

兄貴夫妻と訪ねた島根県2日目の夕食は、地元の人気居酒屋へ。
兄貴の事前リサーチで、またまた奢ると言ってきかない。

メニューには、人気ベストテンが書かれてる。
良い店だと思った。
おすすめよりも客目線での料理が安心して注文できるもん。

おでん(島根の練り物を含む)・岩ノリのむすびと・・・・・・

「お~っ! ドギの一夜干しがいいっ!」 人気ベスト4で安い。頼まんわけにはいかぬ。 
「ドギ? ドギって何なん?」 兄貴が首をかしげる。
「ワシも知らん。知らんから食べたい」

「へ~いっ! お待ちっ!」 とお店の方が言ったかどうか定かじゃないが、料理が届く。


「これ、ゲンゲ・・・? ノロゲンゲですか?」
「そうですよ。美味しいですよ」

これが、まあ旨いのなんの・・・
コラーゲンたっぷりのプルプルな肉質は干物にすることで少ししまり、油分もしっかりのってる。
少し中骨が硬いのが難点かもしれないが・・・そんなの簡単にはずれるもん。
30cmもの大きさで2匹450円。(ノロゲンゲをこの価格で売るなら商売も繁盛でっせ)

A5ランクの牛肉・大トロ・ファグラ・キャビア・・・
高価格な食品が美味しいのはあたり前のこと。
私の生活にはほぼほぼ無縁なままでかまわない。
ついでに、着飾った料理を前にインスタ映えなんてのもいつまで続けるんだろ?
若者たちも大変だろうに・・・・・・

一方、かつては地元でだけブツ切りを吸い物にして食べてたような
売り物にならぬ低価格の食品・B級物が旨いことは大変うれしい。

今や、日本近海の魚介類の4分の3は危機的状況にあるという。
採れなくなってる・売れなくなってることで、商売として成り立たなくなってるらしい。

沿岸魚は無限にいて、海がつながってるからといって他の国から泳いでくる訳ではないのである。
かつては低価格の魚だったと弟が言ってたノドグロだって、このままじゃいつまで食べられることやら・・・。

活きのいいノロゲンゲを見に行こう、明日の予定は急きょ変わったのであった。


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4 コメント

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こんばんは (Blue Wing Olive)
2018-11-27 20:33:24
富山に行くと、このノロゲンゲの干物が良く売ってあって、時々買います。うま味の濃い美味しい魚ですよね。
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購入は (da)
2018-11-27 20:49:24
ゲンゲも魚津のお魚市場などでも購入できますが地方のスーパーだとよりお値打ちに購入できます。ただ生のゲンゲより加工品の干物を選んだほうがおすすめです。多少割高でも生を自身で干すには水分が多く失敗が多くなりますので止めておいたほうがいいです。
ブサイクな魚ですがボラも美味しくなる頃ですのでこれからの時期に富山で売っているならば白内障のような目をしたのがあれば是非刺身に!



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Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2018-11-28 08:02:03
コメントありがとうございます。

北陸地方では名産品として定着してるんですね。
初めて知りました。
ズワイガニ漁で同時に採れる魚なんですから、カペリン(カラフトシシャモ)を輸入することより、食べる意味があるような気がしました。
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daさんへ (私魚人)
2018-11-28 08:08:59
詳しくお教えくださり、ありがとうございます。
今後もご指導のほどよろしくお願いします。

やはり北陸富山の名産品なんですね。
加工品の方がおすすめとのこと、肝に銘じておきます。
ノロゲンゲのクリクリした愛らしい目を見たくて、新鮮な生身の状態を市場へと探しに行ったんですよ。
残念ながら会えませんでしたが。

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