2021年3月24日(水)
昨日書いた👇の続き
森のエビフライだっ!?:広島県でのニホンリス顛末記①
まず、何十年も絶滅とされていた広島県におけるニホンリスのその後について
2020年4月、下記の論文で生息していることが正式に発表されたのであった👇
広島県におけるニホンリスの記録
かいつまんで私なりの言葉で表すと
・数年前から目撃例はあった。
・2020年になって、食痕も何例か報告され、実際に確認もした。
・生息してる様子の撮影もできた。
・したがって、広島県にもニホンリスが生息していると明らかとなった。
・ただし、アカマツの利用が減りスギの植林が進んだことや、松枯れ病による松林そのものの衰退や、もちろん開発によって移動が妨げられていることが、ニホンリスの生息を極めて厳しいものにしていること。
私の解釈あてにならんからね。
ホントのところは、ちゃんとリンクさせてる論文読んでみてね。
さらに、2020年9月、ニホンリスの交通事故死体が県内で見つかったのであった。
その新聞記事は、ニホンリスである確認や標本づくりのことも含め、時間を経た今年1月に👇
ニホンリス、庄原で確認
確からしい情報は以上なのだが・・・
ひと様が見たり聞いたり調べたりしたことだけを自分のブログにあげるのは性に合わない。
「どこそこで、こんなすごい料理食べたよ!」とか書かれても、そりゃ料理した人がえらい!
「とってもステキな音楽をアップするね!」とか「いい映画だよ!」とか書かれても、そりゃ歌った人作った人が見事だ!
なんて思う、おへそが少々ゆがんだ人なのである。
拙いまでも間違えてても自分が行動したことを書いていきたいのである。
評論家や解説者ではなく、選手でいたいのである。
なので、昨年12月再び現地を訪ねた。
スナヤツメとナガレカマツカの生息調査のために出かけたついでに。
「ニホンリスの食べかす見てもしょうもないわ~!」
「9ヶ月たっとんで!もうそんなもんありゃせんわいっ!」と
無理矢理同行してもらった友とTくん、嫌がる嫌がる!
水の中じゃないと生き生きせん連中なのである。
きっとエラ呼吸しとるにちがいない!
現地到着!
あった!
しかも、新しい食痕とおそらく、おそらく3月のときの古い食痕(➡)
今回は、きちんと食痕の範囲を確かめながら拾い集め
新しい食痕どころか、古い食痕に誰っちゃ関心も持たれないまま何本も。
そして、このアカマツ周辺に限られることをしっかり確かめて帰ったのであった。
もちろん、このことも研究者さんに連絡したよ。
で、お調子者の私に丁寧に応えてくださった研究者さんによれば
やはり、食痕だけでは『何かリスらしき動物が食べた痕』としか言いようがないみたい。
そして、それではあまりに不憫に思われたのだろう。
『もうほんの少し発見が早ければ、広島県での大発見!になってましたよ』と
自分たちが撮影し、論文にも使用したニホンリスの画像も添付してくださってた。
もちろんブログ掲載の許可もいただいた。
心底優しい研究者さんだった。
「これからも何かあったら連絡ください」って丁寧なメールのやりとり。
何であれ、地域の生き物への気付きは、図太い神経をもって『地方自治体ごとのレッドテータブック』関連の方へ連絡しつつ行動すると楽しみが何倍も増幅するとあらためて思ったなあ。
すごくワクワクしたわ!
お世辞と後から気付くのではあるが『惜しい!あとちょっとで大発見!』なんて言われたら舞い上がるわ~!
んで、1年たってこうして書いてるのは、広島県下でのニホンリスの生息が確かだと確信もてる情報がそろうまで待ってたから。
不確かなまま調子こいて「見つけたっ!見つけたっ!」と書く内容ではないからね。
ましてや『森のエビフライ10本1000円』なんて、ネットで売る人たちなんかとは距離をとりたいからね。
その辺の分別も一応、たまにはあるんぞ、私だって!(たまにかいっ!)
昨日書いた👇の続き
森のエビフライだっ!?:広島県でのニホンリス顛末記①
まず、何十年も絶滅とされていた広島県におけるニホンリスのその後について
2020年4月、下記の論文で生息していることが正式に発表されたのであった👇
広島県におけるニホンリスの記録
かいつまんで私なりの言葉で表すと
・数年前から目撃例はあった。
・2020年になって、食痕も何例か報告され、実際に確認もした。
・生息してる様子の撮影もできた。
・したがって、広島県にもニホンリスが生息していると明らかとなった。
・ただし、アカマツの利用が減りスギの植林が進んだことや、松枯れ病による松林そのものの衰退や、もちろん開発によって移動が妨げられていることが、ニホンリスの生息を極めて厳しいものにしていること。
私の解釈あてにならんからね。
ホントのところは、ちゃんとリンクさせてる論文読んでみてね。
さらに、2020年9月、ニホンリスの交通事故死体が県内で見つかったのであった。
その新聞記事は、ニホンリスである確認や標本づくりのことも含め、時間を経た今年1月に👇
ニホンリス、庄原で確認
確からしい情報は以上なのだが・・・
ひと様が見たり聞いたり調べたりしたことだけを自分のブログにあげるのは性に合わない。
「どこそこで、こんなすごい料理食べたよ!」とか書かれても、そりゃ料理した人がえらい!
「とってもステキな音楽をアップするね!」とか「いい映画だよ!」とか書かれても、そりゃ歌った人作った人が見事だ!
なんて思う、おへそが少々ゆがんだ人なのである。
拙いまでも間違えてても自分が行動したことを書いていきたいのである。
評論家や解説者ではなく、選手でいたいのである。
なので、昨年12月再び現地を訪ねた。
スナヤツメとナガレカマツカの生息調査のために出かけたついでに。
「ニホンリスの食べかす見てもしょうもないわ~!」
「9ヶ月たっとんで!もうそんなもんありゃせんわいっ!」と
無理矢理同行してもらった友とTくん、嫌がる嫌がる!
水の中じゃないと生き生きせん連中なのである。
きっとエラ呼吸しとるにちがいない!
現地到着!
あった!
しかも、新しい食痕とおそらく、おそらく3月のときの古い食痕(➡)
今回は、きちんと食痕の範囲を確かめながら拾い集め
新しい食痕どころか、古い食痕に誰っちゃ関心も持たれないまま何本も。
そして、このアカマツ周辺に限られることをしっかり確かめて帰ったのであった。
もちろん、このことも研究者さんに連絡したよ。
で、お調子者の私に丁寧に応えてくださった研究者さんによれば
やはり、食痕だけでは『何かリスらしき動物が食べた痕』としか言いようがないみたい。
そして、それではあまりに不憫に思われたのだろう。
『もうほんの少し発見が早ければ、広島県での大発見!になってましたよ』と
自分たちが撮影し、論文にも使用したニホンリスの画像も添付してくださってた。
もちろんブログ掲載の許可もいただいた。
心底優しい研究者さんだった。
「これからも何かあったら連絡ください」って丁寧なメールのやりとり。
何であれ、地域の生き物への気付きは、図太い神経をもって『地方自治体ごとのレッドテータブック』関連の方へ連絡しつつ行動すると楽しみが何倍も増幅するとあらためて思ったなあ。
すごくワクワクしたわ!
お世辞と後から気付くのではあるが『惜しい!あとちょっとで大発見!』なんて言われたら舞い上がるわ~!
んで、1年たってこうして書いてるのは、広島県下でのニホンリスの生息が確かだと確信もてる情報がそろうまで待ってたから。
不確かなまま調子こいて「見つけたっ!見つけたっ!」と書く内容ではないからね。
ましてや『森のエビフライ10本1000円』なんて、ネットで売る人たちなんかとは距離をとりたいからね。
その辺の分別も一応、たまにはあるんぞ、私だって!(たまにかいっ!)
昨年の12月に再度現地へ訪れたんですね。
福山市北部で目撃された、撮影されたニホンリスが、福山市内の動物園から逃げたニホンリスと言う話は聞かないから、突然どこかからやって来たニホンリスなんでしょう。
芸北に自生するサクラソウが実はDNAを調べたら埼玉県から個人が持ち帰ったサクラソウと判明したと言う記事を読んだことがあります。
福山市北東部で目撃、撮影されたニホンリスのDNAがどこ由来か調べる慎重さは要るかも知れませんね。
近年、広島県内でニホンリスの轢死体や目撃情報が増えて来たと言うのは単純に嬉しい話ですが、広島県ではかなり昔から絶滅したとされて来たニホンリスが、一体どこからやって来た個体なのか純粋に知りたいですね。昔から人知れず広島県に生息してたとは思えないので。是非研究者には遺伝解析までしてもらいたいですね。
「動物園から逃げた」のでも「突然どこかからやって来たニホンリス」でもありません。
以前から少ないながらも生息していた(過去の調査方法に少々不足があった)のか、間違いなく岡山県からの県境を越えての生息域拡大です。
もちろん遺伝子解析もすませていると思います。
でなければ、「国内外来種扱い」となり、「広島県東部にニホンリス生息再発見」と論文に書くことはできません。
その点は、前回のコメントで紹介させていただいた論文などをご覧になれば理解できると思います。
それらの論文報告はネット上でも簡単に見ることができます。
失礼ながら、それらを見ることもなく「動物園から逃げたことはないだろう」とか「突然どこかからやってきたのかも」と、憶測で書かれるのはあまり愉快なことではないと率直に感じました。
研究者や野生生物保護関連の方々は懸命に緻密に正確に報告されておられますから。