私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

メナダ:なんで釣れるの?の巻  釣査94種目

2017-06-21 06:45:54 | 周縁魚
2017年6月17日(土) 東方漁港見聞釣録 ラスト である。

メナダである。

(この写真は数年前にガサで採ったもの)

さて、もとの釣り場へと戻り、撮影を終えたダツとドチザメをそっと海へ。
かなり潮も引き、ボラの子たちや小さな浮き魚たちがよく見えるぞ。

イソゴカイでの底魚釣りからアミエビまるごと1匹づけ(これが大変)に換える。

階段状になった岸壁にそってテナガダコが数回通り過ぎる。
「食っていきませんかあ~!」
コチラのやさしいお誘いにもシランプリ。
続いてたぶんコウイカも相手にしてくれんまま。
う~ん、軟体系には嫌われとるかもしれんな。

キチヌの子を追加。
ただ、クロダイやキチヌの子でもメバルの子でもなさそうな小魚も見えるのだ。
ちょびっと粘ろ。
相棒、アミエビつけるのができんでずっとイソゴカイ。
「そんなんじゃ、ここで浮き魚釣れんでえ~・・・・・・」 親切に教えてあげた。

そのときである。
「わあ~! 大きいよお~・・・・・・」
何度この言葉を浴びせられればいいんだっ!
見れば大きく180cmタナゴ竿をしならせて見事にヤリトリされておられる。
以前なら助けを求める初々しさもあったのだけどね・・・・・・

てなわけで、お釣りになられたのがメナダなのである。


デトリタス食者であるメナダが、なんで釣れるの?
ゴカイ類などムシして通り過ぎるハズ。
何度も何度も試してきたからね。

たぶんじゃけど、たまたま群れで底をつついてたときに吸い込んだんじゃろね。
誤飲じゃないか!
お年寄りなら肺炎起こして大変なことになるじゃろがっ!



しかもコイツとっても元気。
バケツから何度も脱走するし、
観察ケース大に入れてもビチャビチャと水しぶきあげるし、
撮影にならんわ! 

釣ったヤツがヤツなら、釣られたメナダもメナダじゃ!


結局、手で持って撮影。
コイツが弱りきってしまってもイカンしな。

最初の写真が7年前のものになったのはそういう訳なのだ。

ちなみに、メナダ。
目と胸ビレの付け根が赤茶っぽい。(ボラは青っぽい)


ま、そんなことはそこらかしこに載ってるので、いいや。

相棒のことを師匠と呼んだりもした。
これからは「かみさん」と呼ぼう。
あまりに神がかり的な釣果だから「かみ(神)さん」なのだ。
この日、92種目のスジハゼを先に釣り、
そして93種目の準絶滅危惧種であるシロチチブを
さらに94種目、ありえない釣り方でメナダを一人占めしやがったからである。
わ~ん! 悔しいよお~!
身も心もズタボロになって帰路についたのであった。
(こういう日は運転代われよな!)

えっ? 相棒のままでいいってか?

最後にこの日の釣果のまとめ。あわせて13種類。




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