私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ネグロクサアブ(メス)だって!

2021-08-04 17:26:52 | アブ・ハエ・カ・ガガンボの仲間
2021年8月4日(水)

ネグロクサアブのメス 25mmほど

20210522

市内の山道を散歩してたら、大きな茶色のアブらしき虫に出会った。
胸部が盛り上がり、頭は小さく、腹部に白い斑紋。

何となくアンバランスな感じがして、とりあえずチャチャッと撮影だけして・・・
今までほったらかしつつ、何となく気になって名前調べに手をつけたら・・・

『ネグロクサアブ・レッドデータ』みたいに出てくるやないの!
環境省では『情報不足(DD)』
都道府県によっては絶滅危惧種だったりもしてるみたい。

京都府のレッドデータブック(2015から一部引用すると

広く分布する種であるが、いずれの地域でも個体数が極めて少なく、かつ自然度の高い環境に局所的に分布すると見なされる。

生態は不明。
ただ比較的湿潤な環境に生息するように思われる。
成虫の発見例は極めて少なく、何らか目に触れにくい生態をもっているかもしれない。
京都府ではごく最近になって初めて生息が確認された。
発見された場所はこれまで調査の盲点となっていた地域である。
しかしこれらの諸点を考慮するにしても、局所的で、個体数も少ない種であるのは疑いない。
生息地での詳しい調査が必要である。


隣県の愛媛県レッドデータブック(2014)では

生態はまだよく判っていない。
愛媛県では1932年7月に瓶ヶ森で採集された記録があるが、その後の記録がない。
徳島県剣山では、近年2頭が採集されているので、石鎚山系でも生息の可能性はあるであろう。

などと書かれてたりしてる。

ならば、とりあえず「いたよ!」という記録として残しておく意味もあるかもしれんな。


私の暮らす広島県でのことはよくわからないまま
もちろんアブの仲間ことなんぞほとんど何も知らんままなんだけどね。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イカリヒメジンガサハムシ:... | トップ | カタモンミナミボタルかな? »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (blue-wing-olive)
2021-08-04 19:52:10
おおっ!
ずいぶんレアな昆虫を見つけたようですね。
アブといえば、夏の渓流釣りで出くわす、血を吸うやつが厄介なのですが、それ以外の種類のことは、よく解らないし、特に興味がある訳ではないので、意識したことがありません。
探せば色んなのがいそうですね。
返信する
おはようございます (KONASUKE)
2021-08-05 10:54:08
おぉ、ネグロクサアブ!
以前、ピンボケ写真を撮って以来、出あえてませんねぇ。
異常に頭が小さい、アンバランスさが堪りません。
ハエ目は研究者も少なくて、膨大な空白のある分野なので、謎も多いですねぇ。
興味深い。
返信する
blue-wing-oliveさんへ (私魚人)
2021-08-05 15:49:00
見つけたといっても何も知らずに撮影していただけですので・・・
私も、大きなアブといえば夏の川遊びで血を吸いかゆみを残すヤツくらいしか知らなかったです。
返信する
KONASUKEさんへ (私魚人)
2021-08-05 15:51:30
やはり珍しいアブなんですか。
半信半疑のまま書いてみたんですけど、KONASUKEさんがおっしゃられるなら一安心です。
返信する

コメントを投稿

アブ・ハエ・カ・ガガンボの仲間」カテゴリの最新記事