私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒメトラハナムグリ:花潜る・・・

2021-06-14 10:32:36 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年6月14日(月)

ヒメトラハナムグリ 10mmほど

20210531

いつもの散歩中、葉の上にいた。

よく知られてるハナムグリの一種なんだけど・・・
あまりに緑がかってて・・・
「ちょい変わったトラハナムグリの仲間とちゃうか?」と、ドキドキしながらもう一枚。


ん?
花粉を全身浴びてるだけとちゃうか~?
ハナムグリは『花潜』と書くからなあ・・・
どこの花に潜っとったんかいな?

「ごめんねごめんね」とつかまえて、しっかり花粉を落として・・・
黒いビニル袋に入れて落ち着かせつつ散歩を続け
帰り道、木の枝にそっととまらせてパチリ!


な、やっぱりな。
大きな目とその体色。
いつものヒメトラハナムグリだ。

だまされないようにしなくちゃ。

私は、ずっと自然保護を唱え仲間と取り組んできた立場だもん。
環境破壊だけを矢面にたて、世の流れのせいにしたままなら何も変わらん。
外来魚は厳しくても、捕集圧の大きさなら少なくとも変えられる。
みんなでより良い解決方針を模索しようとするなら、そこが一歩目だと思う。
だから命に関わる節度を私は守る。
自然保護に本気関わる仲間たちは、それぞれにみんな我慢強く忍耐強く続けてんだよな。
笑顔でできることを要請や節度の範囲内でね。
なので、私の不要不急の散歩や趣味はええとこ自治体の範囲内まで。
必要火急な用事については、この場では今はすべて書かない。
その理由も書かない。

それくらいやっかいな状況になってきてると私は思ってる。

もし、いろんな不安や焦りを抱えつつよく分からないという人がいたら
要らんお世話だけど、あくまで入門編として
「山中伸弥さんの関連ホームページ」を時間をかけてしっかり読んでみることから始めたらいいと思うよ。
私の中では一番わかりやすく広範な視野でまとめられてて、最新の知見も逐次更新されてるし。
ネットですぐ出てくるからね。

ま、そんなこと、みんな知ってるかもしれないし、反対意見を読むことも大切。
諸外国についても一国一国調べてみてもいい、ほぼどの国も厳しい規制か、混乱の狭間にあるみたいだから。
もちろん、専門外の私が正しいのどうの言える立場にはないけどね。
あくまで参考としての紹介にすぎないよ!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオトラフハナムグリ:広島なのか紀伊なのか?

2021-06-13 10:15:37 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年6月13日(日)

オオトラフハナムグリの仲間 15mmほど

20210611 ♂

日課にしてる散歩コースを変えてみたら・・・

葉の上にちょこんと


なんともまあ、艶やかなハナムグリではないか!

近付いても逃げようともしない。

なので、ななめ前から


真正面から


後脚を徐々に持ち上げるのが、コイツの唯一の抵抗なのかなあ?

楽な撮影を終え、山道を進む。
日かげにもう1匹いた。


コイツは上翅の表面が一部はがれてるのかな、白帯上部の黒が少しおかしい。

散歩後は、もちろん寄り道をせず帰宅。
この日は、まったくすれ違う人もないまま・・・

何冊かの図鑑とネットを検索したら・・・
オオトラフハナムグリの仲間は、各地方でさまざまに種分化してるらしく
シロウトの推察にすぎないけど、どうやら飛ぶことが苦手なんだろう。

東日本にいるのはオオトラフハナムグリ
近畿・中国地方にいるのは、キイオオトラフハナムグリとヒロシマオオトラフハナムグリらしい。
困るのは、私の地域ではこの2種の分布域が重なっていること
判別がオスの交接器の形によるらしいこと
そんなん無理じゃわ~っ!

ただし、広島か紀伊かのどちらかなのは、ひとまず確かめられたよ。
それは、後脚の赤丸()の部分


ここが、釣り針のように丸くなってるよね?
東日本のオオトラフハナムグリなら、ここがよりまっすぐな形になってるみたい。

ま、体験とは違い、調べたことなんて「だろう」「かな?」「みたい」って、書くしかないよなあ?
それが良識と思うんだよね~。

書籍によっては『一度は出会いたい美麗種』と書いてたりしてた。
確かに美しいけど、私には派手すぎてちょっとそぐわないような気もしたな。
たった数十分の散歩で、二度も出会ったのだから、もう出会わなくてもいいかもしれん。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『お~いお茶新俳句大賞』二次審査通過?!

2021-06-12 11:11:35 | 俳句
2021年6月12日(土)

まず、昨日の記事を貼り付けたので、よかったら読んでみて👇
クズノチビタマムシとか謎テントウとか・・・

これ、私なりの心理テスト
3つの生き物話には、ちょっぴりフェイク情報を含めてる。
だから、全部信じた人へ、ひとまずごめんね。

1つ目:クズノチビタマムシは本当の話
あまり一般に知られてない小さくて名前が不幸な虫だから、興味をひくだろうと・・・

2つ目:謎のテントウも本当の話
ただし、誇大広告みたいなもんだな。
クリの花粉をかぶってたことで、「普通のナミテントウ」を『謎のテントウ』に仕立てたから。
より関心がひきつけられるだろうと・・・

3つ目:『ケサランパサラン?」の話
虫かな? 草の種子かな? と何となく思わせるフェイク。
あれは、虫でも草でもないのよ。
皆さんも身近でよく見聞きしてる『鳥の羽毛・ダウン』
だから生き物の欠片であって、生き物じゃない。

もし、信じたり調べたりした人がもしいたら、ごめんなさい。
その人は、とっても素直すぎるいい人で、だまされやすいかも・・・

「鳥の羽毛だと思うけどなあ・・・ま、ほっとこうか」という人が読者には多いかな?
その人は、他愛のない話なら看過してくださる度量を持ってるいい人。

「鳥の羽毛だと思いますよ」とコメントくださる人。
今回いなかったけど、『正しい情報をきちんと相手に伝えよう』とする良識のあるいい人。

ネット上の情報には、こうした誇大広告やフェイクも多いと思うんだよね。
ま、これほど多くの情報が入り乱れる社会だから、情報発信された何をどう信用するかは大変だよね。

私は、発信された情報は、およそ下の順に信用度をランクづけしてる。
1.査読がされた正式な論文にもとづく情報発信(多数であればあるほどより高い)
2.査読がされてない論文にもとづく情報発信(ときに最新の知見があることもあるから)
3.マスメディアからの情報(下調べをある程度して、誤報にならぬよう心がけてる情報のみ)
4.査読も無視して発信されてる研究者さんの見解(ときに図鑑や書籍にもみられるからね)
なお、書籍や図鑑は「個人的な見解を表してもいい」程度の物と思っとかないと。
引用や参考文献の多さだけで信用しきってはいけないのだよ。
5.週刊誌などの雑誌からの情報(興味をそそる書き方だからね)
6.SNS上の情報(出典自体がかなり怪しかったり不明なままのもの数多)

査読って何?と思う人は自分で調べてみてね。
査読されてるグループにもいろいろあるし
査読されててもSTAP細胞のようなケースもあるしね。

ね!
私のブログだって、なるべく公正に書いてるつもりでも、ふざけたりもするし、誤情報だらけなんですよ。
基本、どこかでいつも反対側から眺めつつ、少しは疑わなきゃいけないんだと思うよ。

と、長い長い前置きをして、そんな話ではないのである。

一昨日、私のところへこんな通知が・・・


「第三十二回伊藤園お~いお茶新俳句大賞二次予選通過」のお知らせ。

どっひゃあ~と、ビックリ仰天!
うれしいけど、はてさて、信用してもいいのやら?
俳句はじめて2年にもならぬ不勉強者だもんね。

とりあえず、同じ頃にはじめた知人に連絡してみたら
「うちにも来たよ。しかも二句来たよ!」とのこと!

いや、ほんまかいな?
私へ届いた話がウソなのか? 知人の二句がウソなのか?
はたまた全部がウソなのか?
それとも全部本当なのか?

そう!
お茶の俳句だけにお茶を濁して終えるのであった!

それにしてもSNSのフェイク情報、嫌になるほど多いよなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クズノチビタマムシとか謎テントウとか・・・

2021-06-11 10:45:00 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2021年6月11日(金)

クズノチビタマムシ 3mmほど

20210531

晴れた日の日課の散歩。
ゴミステーション近くのクズの葉にいつもいて・・・
ゴミ捨てついでの1枚。

クズという植物にいる小さなタマムシという意味の名前だけどねえ。
「クズノチビ」という名の響きは誤解を招きそうで哀しい。

ついでに、クリの木へ足を運ぶと・・・


頭部・胸部が渋く細かな鈍色になってて、上翅に黄色い斑紋のテントウ。

「な、なんじゃ? このテントウは?」と、ひとり驚く。

ま、撮影だけしといて、帰ったら調べようと、何枚か撮影してたら・・・
なんのことはない。
クリの花粉を頭からかぶってた2紋型のナミテントウ。

と、足元の草原に・・・
「ケサランパサラン?」 最大幅15mmほど


ケサランパサランという謎生物の存在をもちろん信じてはいない。
謎ではないはずなのだ。
けど、ネット上には『ケサランパサラン』がやたらと飛び交ってて・・・

ハゴロモなどの幼虫やアブラムシの有翅型、いわゆる綿虫や雪虫ともちがう。
カイガラムシなど、思いつくままに他の虫でもヒットしない。
植物の種子にもみえないのだが、もしそうならお手上げだ。
蛾の幼虫となれば、調べるのに労力がいるしなあ・・・

ちっぽけな謎だって、正解にたどり着くまでの道のりは大変だわ。
ま、結論は急ぐまい。
いつか私にもはっきりとわかる日がくることを信じて、またの機会を待つとするか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オビマルツノゼミ?:「ありえる虫」なんだなあ

2021-06-10 10:21:00 | セミ・ヨコバイ・ウンカなどの仲間
2021年6月10日(木)

オビマルツノゼミかな? 5mmほど

20210531

一つ前の記事で、物知らぬ同士の「ダンゴムシ・タマヤスデ」論争を書いた。
タマヤスデについては「友の勝利」に終わったのだが・・・

その日、も一つ勃発したのが「ツノゼミ・アワフキ」論争なのである。

葉かげに小さな虫を見つけ

写真がうまく撮れないまま・・・

私「ツノゼミとちゃうんな?」
友「えっ? 日本にツノゼミおるんな? アワフキやウンカとちゃうんな?」
私「そうなんかなあ? 目と目の間隔がツノゼミっぽいけどなあ・・・」

セミもツノゼミもアワフキもウンカも同じカメムシ目の仲間。

周りにいる自然科学や環境に携わる連中は、いつもお互いこんな言葉を発するからなあ・・・
「本当ですかあ~?」
気になることは調べる、自分の手と足で確かめる性分。
いろんな知人も頼りあい知識を共有しつつ、協調しつつ、決してお互い鵜呑みはしない。
科学とはそういうものなんだろう。

後日、リベンジ散歩のとき1匹見つけ、慎重に枝へととまらせてパチリ!


やはり、ツノゼミの仲間みたいだ。
今回は、たまたま「私の勝ち」だな。
日本には10数種のツノゼミがいるらしい。

丸山 宗利さんという昆虫学者がおられる。
たくさんの著書がある。
『昆虫はすごい』(光文社新書)『昆虫こわい』(幻冬舎新書)など、大変面白く一気呵成に読ませていただいた。
次々とベストセラーとなった本たちだから、あえて書くことないけど
『昆虫こわい』の「こわい」は、落語噺の『饅頭こわい』の「こわい」だからね。

この人の著書に『ツノゼミ ありえない虫』(幻冬舎)というのがあって、これは図書館で借りた。
そこには、人知では到底及ばぬ「ツノゼミの多様性と造形美」が、これでもかこれでもかとくり広げられてるのである。
博学の友ももちろん読んでいて、今回はその先入観がじゃまをしたのかもしれんな。

で、日本の他のツノゼミにかなり『ありえない形をしたツノゼミ』もいると知った。
けど、このオビマルツノゼミは比較的人の想像の範囲内なので『ありえる虫』

ま、『ありえる』とか『ありえない』とかの判断は
あくまで個人個人の自分勝手な想像範疇のことか洗剤関連(?)のことにすぎないんだけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする