私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クマゼミのでべそ:ミノムシを探しに③

2021-10-21 17:33:32 | セミ・ヨコバイ・ウンカなどの仲間
2021年10月21日(木)

一昨日の散歩中の話をまだ書いてる。

今夏は、アブラゼミやツクツクボウシの羽化を見るとか、ハルゼミっぽい抜け殻を確かめるとか
そういうことが重なってくと、ついついセミの抜け殻に目がいくようになった。

もう数週間も前のゴミ捨て散歩のとき、こんな抜け殻を見つけた。


「クマゼミの抜け殻かもしれんな?」と、なんか違和感があって持ち帰った。

これまで何度も抜け殻を拾いつつ、アブラゼミとクマゼミとの区別がつかんまま。
調べても
・前脚のギザギザの形
・殻全体の色
による判別がよく紹介されてるみたいなんだけど・・・
なんせ両方拾って比べてみないことにはわからない。

そんな中『クマゼミの抜け殻にはでべそがある』という情報も載ってて・・・
ならば、アブラゼミにはでべそがないことになるから
なおさら、ど素人なりに自分の目で確かめてみたくなる。

でも、せっかく「クマゼミらしい抜け殻」があるというのに・・・
手元に「アブラゼミの抜け殻」がないというお粗末さなんだな。
見つからんのんじゃ~、たぶん近所の子どもたちが拾って遊んじょるんよなあ~。

んで、この日「ミノムシ探し」散歩中に、やっと見つけたんよ!


こうなると、ミノムシなんて後回し後回し。


いろいろ向きを変えて


さてさて、クマゼミ(左)とアブラゼミ(右)を比べてみた。
側面から

左がずんぐりとした印象だなあ。

上面から

殻の色はよくわからんけど、左が腹部の白い帯が鮮やかな気がする。

でね、確かにでべその有無、わかったぞお~っ!

クマゼミのでべそ


拾ったアブラゼミにはないっ!


ただ、でべそをもつアブラゼミもいるなんてな情報も見つけたし
1匹ずつ比べても確かな結果とも言えんし

何より、「クマゼミのでべそ」がどんな役割をしてんのか?
なんて新たな謎を生んでいくだけのような気もするなあ。

しつこく書くけど、かみさんの俳句用に『ミノムシ探し』散歩の付き添い中なんである。

カトリヤンマや何やかや:ミノムシを探しに②

2021-10-20 16:57:19 | トンボ・カゲロウ・カワゲラなどの仲間
2021年10月20日(水)

・・・昨日のミノムシ探し散歩の続き・・・

「オニヤンマがおるよっ!」と、かみさん、休耕畑を指さす。
「んなバカなっ! 小川沿いならまだしも・・・」と思いつつ、絶対口に出さない。

ほらっ! サイズも小さいし、ヤンマ系一族やけどな。胸部の色もちゃうやんっ!
ん? ギンヤンマでもクロスジギンヤンマでもないぞ。

小さな虫を追うように素早く移動したと思ったら、決まった地点で定点ホバリング。
一向に停まりそうにないけど、これなら証拠程度の記録なら撮れそうだ。

カトリヤンマ オス? 70mmほど

20211019

昼間はのんびり枝で休み、 夕方、地上を低く飛びながら摂食活動を行うそうだ。
けど、曇ってたせいかなあ? 昼間でも活発に飛んでた。

ついでの紹介というと、生き物たちに失礼なのだが・・・

ミヤマアカネ 40mmほど

とか

交尾中のスジグロシロチョウとかも


疲れ果ててるのか、近づいても反対側に回っても逃げない。


翅もボロボロで、まさしく季語『秋の蝶』そのものだわ。


んで、トンボついでに・・・貯めてる中から

タイワンウチワヤンマ? 70mmほど




マイコアカネ? 40mmほど

20210921

ため池一周してて出会った。


オニヤンマの遺体 90mmほど

20210711

頭がとれ、小さなアリたちがたかってた。

私の確かな記憶なのだけど・・・
子どもの頃、赤トンボの正面で指をクルクルクルクル回してたら
トンボも頭をクルクル回して指を追い・・・
さあっ! 今だっ! と思った瞬間、頭がポロッと勝手に落ちた!
という経験がある。

誰も信じてくれんけど、ウソのようなホントの話なんだぞっ!

「悪いことしたなあ!」と今でも思うし、このオニヤンマの目を回したヤツは誰だっ!
とも言いたくなるなあ。


ま、むごくて気持ち悪い画像だと思う人もいるやもしれぬ。

アオツヅラフジの画像で癒してくれぬか?

20211019

ミノムシ探しのたった1回・1時間の散歩でも、こうして何回もわけて書かんといけん。
それくらい未知の地元の生き物たちとの出会いがあるもんなっ!

ジムグリ亜成体だな:ミノムシを探しに①

2021-10-19 17:41:39 | 爬虫類・両生類
2021年10月19日(火)

「行くからねっ!」妻が言うからついていく
というごくごくありふれた風景のもと、今日は『ミノムシ(蓑虫)探し』の散歩。

何せ、今日が俳句ポスト365の兼題『蓑虫』の締切日。
「ミノムシが見たい!」と、かみさんまだ俳句ができとらんらしい。

田んぼと森に流れる小川の側道をフラフラと散歩。

「わっ! ヘビがおるっ!」
かみさん、小川を覗き込んで、勝手に驚いとる。
「あんた、ミノムシ、川の中にはおりゃあせんでっ!」と、思いつつ
「どこ? どこ? どこ?」と駆け寄る。

頭が小さく、茶色一色に見える60cmほどのヘビが岩の上で日向ぼっこ。


アオダイショウ・シマヘビ・マムシ・ヒバカリなど、これまで出会ってきたヘビとは違うなあ?
じわじわと動く様子もなんか違う。


「ジムグリとちゃうか~っ!」と、10倍ズームいっぱいいっぱいにして・・・
頭部をパチリ!


体の斑紋や頭部に少し残る八の字状の黒紋から・・・

ジムグリ亜成体 60cm

20211019

と、判断したんだけど、間違ってたら指摘してね!

実におとなしい無毒のヘビで、普段は隠れていることが多く滅多やたらと見かけることはない。
日本固有種のヘビ。
「ジムグリ」という名も「地面にもぐる」ことに由来してるらしいし・・・

名の通り、静かにじわじわ岩陰に消えてった。


それにしても、ヘビ嫌いのかみさん、わざわざ初物のヘビ見つけんでもよかろうに・・・

かみさんと同じ、ヘビ嫌いの皆さんへ

アカバナユウゲショウ

いつも「ゲンノショウコ」と間違えてしまう外来植物と

ミズヒキ




秋の野花で、お口直ししてくだされ!

あらためて書くけど、かみさんの『ミノムシ探し』散歩の付き添い中なんである。

ウミネコ若鳥2年目かなあ?:6年目突入記念!

2021-10-18 17:56:50 | 鳥類
2021年10月18日(月)

私のブログも今日で6年目に突入!

もともと「タナゴ竿・仕掛けで釣れる生き物たち」の紹介を主な目的にはじめたブログ。

今日は釣りに行かねば、成果を示さねば・・・と、確実なのは近くの干潟辺りでマハゼかな?・・・

全然釣れんっ!
なんちゃ釣れんっ!

突堤の穴ぼこにいる小さなアベハゼも・・・ゴカイの食い逃げ~っ!
潮が引き、干潟のトビハゼも・・・無視っ!

やっと釣れたのはオサガニ1尾。

もう以前に釣ってるし書いてるし、なんせ釣り上げたときは泥まみれ!
紹介するには少々見苦しい。

『冴えんわ~っ!』と、干潟付近の水鳥たちの撮影でもしようかと・・・

チュウサギ・コサギ・アオサギなどとともに撮った1枚がこれ

20211018

いつもいるユリカモメかとばかり思ってたんだけど・・・

これ、ウミネコの若鳥なのかな?


調べてみたら、2年目の若鳥に、羽毛の模様や口ばしなんかも似てて・・・

「へえ~っ! 私の町にもウミネコ(?)おるんや~っ!」
と、鳥シロウトの私としては驚いとるんであった。

てっきり日本海とか太平洋とか、もっと広大な景観でみられるカモメかと・・・
あっ! 
「そんなカモメも知らんのんかいなっ!」とか
「ウミネコちゃうで~っ!」というときは遠慮なく指摘してくださればありがたい!

6年目突入に、私のブログに実にふさわしい「恥ずかしい知力と記録」だな~!

ヒメヒゲナガカミキリなど3種:天牛たちⅩ

2021-10-17 17:54:24 | カミキリの仲間
2021年10月17日(日)

今日は、夏井いつきさんのYouTubeフォロワー7万人突破記念『オンライン句会ライブ』
かみさんと参加してて、ネット投句は2人ともかすりも何もせず・・・トホホホホ

知人からのフィールドへのお誘いも丁寧に残念そうに断って・・・
3回目の参加だし、これまでのようにあわてふためいて駄句を送るような羽目にはならんつもりで・・・
7万人突破記念だからと、『七』にちなんだ数句を用意して満を持してたら・・・

「みなさん、こんにちは~!」
「きっとみなさんのことだから『七』で俳句の準備されてるんでしょうねえ」だとっ!
「お題を発表します! 漢字の『十』!」だとっ!

いつも通り、あわてふためいて浮かぶは自分でもわかる駄句ばかり・・・

さすが夏井いつきさん!
俳句を詠むんは勿論のこと、人の心をよむんもうまいわあ~!

なので、散歩どころかどっこも出かけてないのである。

こういう日には、過去の生き物探し散歩でストックしてるブログ初登場の生き物たちの紹介!

夏井いつきさんとちがって、割と素直で素朴でそこそこ普通にみられるカミキリムシたち。
(『七』をお題にしてくれんかった腹いせじゃっ!)

ヒメヒゲナガカミキリ 12mmほど

20210605

小川沿いの広葉樹林の山道を歩いてて、オオバコの葉の上にチョコン!
外的刺激を受けると長い長い触角をたてるみたいだなあ。

その割に動きはノソノソと茎を進み


少し日陰に入るともう動こうとせん。


地味ながら、上翅中央あたりのぼやけた白斑と触角が特徴っぽい普通種のようだ。


アオスジカミキリ 25mmほど

20210807

涼みがてらの夜散歩中、公園のトイレ前でじっと倒れられていて
上翅の青い筋もスタイルもシュッとしてるきれいなカミキリだからなあ。


と、撮影してたら、右の触角がちぎれてるのに気づく。

灯火によく集まるらしいから、トイレの電灯にぶつかったのかもしれんなあ。

ま、キミも触角が折れ、ヘトヘトになったように
今日は、私も心が折れ、力つきたからなあ~っ! 我が同志だっ!


ノコギリカミキリかな? 30mmほど

20210807

アオスジカミキリと同じ日に、手洗い場にて。
やはり灯火に集まって、何度も何度もぶつかったんだろうね。
でも、なんか申し訳ないけど、今一つ好みとはいえないカミキリなんだよな。


キマワリとか大きな黒いオサムシとかコイツとか、もう一工夫したデザインがいいなあ。

ま、3種とも簡単に撮影させてくれたし、散歩の歩みの邪魔にもならんかったし、よしとするか。
魚など水物の撮影とかだと、とても散歩とはいえない時間がかかるもん。

しかし、今日も夏井いつきさんに完ぺきにやられたなあ~っ!