つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

白い招待状。

2024年12月21日 20時55分55秒 | 賭けたり競ったり
                   
本日(2024/12/21)は一年で最も日照時間が短く、夜が最も長い「冬至」。
増してゆく寒さが身に染みる。
拙ブログをご覧の皆様はいかがお過ごしだろうか?
体調管理に気を配り、どうか健やかにお過ごしくださいませ。

僕はと言えば---
不眠不休というには程遠いが、
記事投稿を怠る位には忙しい日々が続くこの頃。
そんな中でも常に頭を過るのが「競艇グランプリ」である。
年に8回開催されるSG(スペシャルグレード)競走の1つにして最高峰。
優勝賞金額は1億1千万円。
今年の1月~11月までの獲得賞金額上位18名が覇を競う。
2024年の開催場は、大阪府大阪市にある「ボートレース住之江」。

寒風吹き抜け、冷気が支配する水面で5日間に亘り熱戦が繰り広げられ、
いよいよ明日が優勝戦。
最後の檜舞台に「毒島 誠(ぶすじま・まこと)」が乗った。



彼から届いた招待状の色は「白」。
レースに出場する6艇のボートには番号(艇番)と色が決められている。
1号艇=白、2号艇=黒、3号艇=赤、4号艇=青、5号艇=黄、6号艇=緑。
数字が小さいほど内側の枠となる。
白い1号艇は最も旋回が小さい有利な枠番、ポールポジション。
ファンになって10年、待ちに待った時が近づいた。

グランプリ優勝戦メンバーは以下のとおり。
①毒島 誠(群馬)
②桐生順平(埼玉)
③茅原悠紀(岡山)
④馬場貴也(滋賀)
⑤池田浩二(愛知)
⑥関 浩哉(群馬)

いずれ劣らぬ強者ばかり。
勝敗の行方は未だ神のみぞ知る。
今年の艇界王者を争う6名、皆、勝ちたい思いは同じ。
僕はこの投稿直後、大阪へ向けて出発する。
結末を見届けるために。
毒島に精一杯の声援を届けるために。
                       
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ダンス・ライク・トーキング。

2024年12月10日 23時00分00秒 | 手すさびにて候。
                          
個人的に好きなアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の冒頭ナレーションは、
故「木村 幌(きむら・あきら)」氏のテノールがこう語り始める。

『無限に広がる大宇宙』

宇宙の大きさは、未だ解明されていない。
但し「ヒトが観測できる宇宙の大きさ」は分かっていて「137億光年」だという。
秒速30万kmで進む光が到達まで137億年かかる距離。
更に膨張を続けているらしい宇宙は、やはり無限と考えて差し障りないスケール感だ。

それだけ広い宇宙に星は幾つあるのだろう。
わが太陽系だけで、惑星・衛星・小天体が5000個程度。
太陽系を含む銀河系は、自ら光を発する恒星だけで2000億個あまり。
それぞれに5000が付属すると仮定して、概算1000兆個以上。
更に、宇宙には銀河系並みの集合体が数千億個あるとか。
何しろ膨大な星の海である。
どこかに「別の知的生命体」がいたとしても、不思議ではない。

もし「未知との遭遇」が成ったとしたら。
最初にコミュニケーションできるのは「ミュージシャン」と「ダンサー」かもしれない。
前者は楽器さえあれば、後者は己の身だけで、意志を伝えることができるのだから。
今回はその言語を超越した技のうち、舞踏にスポットを当て源流を辿ってみよう。
行先は、およそ5000年前のエジプトである。

ほんの手すさび 手慰み。
不定期イラスト連載 第二百四十三弾「ナイルの踊り子」。



アフリカ北部、ナイル川の下流域。
古代エジプトは、紀元前3世紀に成立した人類最初期の王政国家。
以来3000年近く、代替わりと政権交代を繰り返し30以上の王朝が続いた。

その間、大ピラミッドを建造した測量技術や幾何学。
青銅(銅×錫)を用いた道具類と金属加工。
ミイラ加工にも応用された医療技術。
ナイル川の氾濫周期を予測するための太陽暦。
組織だった大規模灌漑農法に土木工法。
象形文字(ヒエログリフ)とそれを簡略化した書き文字(ヒエラティック)。
Paperの語源になったパピルス紙。
--- 等々、高度な文明を築いたのはご存じのとおり。

そんな古代エジプトに生きる人々にとって、踊りは生活に欠かせない行為。
理由の1つは、それが「宗教的儀式」だったから。
美しい肉体と美しい動き--- 言語を介さない表現方法を用い、
見えない神々を称え、死者の魂に語りかけたのだ。
やがて時代が下ると別の意味合いがプラス。
「娯楽」である。

古代エジプトは食文化も豊かだった。
「エジプトはナイルの賜物(たまもの)」と言われるように、
全長6690kmの大河がもたらす肥沃な土地からは、多様な農産物が収穫できた。
富裕層はテーブルに各種のパン、家畜肉類、魚介、果物、ビール・ワインなどを並べ、
盛大なパーティーを頻繁に開催。
その場所に欠かせないキャストが、楽士と踊り子。
双方の担い手は殆どが女性。
彼女たちは神殿や葬祭殿に所属する、いわばプロ芸能集団である。
監督の元に統率され、冠婚葬祭、宴席でエンターテイメントを提供した。

残された彫刻・浮彫・彫像、壁画などに視る踊り子の露出度は押し並べて高い。
それが演出の一環なのか、何らかの意図があるのか。
どんな曲をバックに、どんなダンスをしていたのか定かではない。
だが、150年程前にフランスで出版された小説にこんな一節がある。

<果ては両膝を開いて、腹踊りを踊るエジプトの舞姫のように
 絶えず身体を細かく震わせながら、左右に揺すり、
 上体を腰の上で廻わすという奇妙な遊びにふけり出した>
(※「エミール・ゾラ」著/「ナナ」より引用抜粋

ここで言う「腹踊り」とは「ベリーダンス」のこと。
優雅でセクシー、官能美を特徴とするこの踊りも。
また、フラメンコをはじめ地中海地域に伝わる様々な伝統舞踊も。
起源を辿れば古代エジプトに行き着くとか。
遥か昔、ナイルの畔で生まれ育まれてきたダンスの遺伝子は所作となって語り継がれている。
                           
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震える夜。

2024年11月27日 01時29分29秒 | 日記
                        
今投稿(2024/11/27未明)の数時間前、大地が大きく震えた。

<26日午後10時47分ごろ、石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.4の地震がありました。
 気象庁によりますと、この地震によって若干の海面変動はあっても
 津波被害の心配はないということです。
 各地の震度は震度5弱が石川県の輪島市、志賀町、
 震度4が石川県珠洲市、加賀市、富山県の富山市、高岡市、福井県の福井市などとなっていて、 
 震度3は新潟県や岐阜県、滋賀県、兵庫県などで観測されました。
 また、この地震で長周期地震動の「階級2」を石川県津幡町と金沢市西念で観測しています。
 原子力規制庁によりますと、石川県の志賀原発、福井県の大飯原発、美浜原発、高浜原発で
 異常はないとの報告があったということです。>

(※<   >内、ANNニュースより引用/原文ママ)



僕が暮らす石川県・津幡町の震度は4。
最初の揺れは結構長く20~30秒は続いたように思う。
上記ニュース記事にある「長周期地震動」とやらだろうか?
そいつが過ぎ去った後も、時折、ゆさり、ゆさり、と繰り返す。
お陰で小さな物音も気になり、寝付けなくなってしまった。
拙ブログをご覧の皆さまは、大事ないだろうか。
僕は「恐怖」の虜になっている他は、実被害はない。
                            
コメント (3)
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小品、時は師走へひた走る。

2024年11月26日 10時30分00秒 | 賭けたり競ったり
                          


おととい(2024/11/24)、僕は「金沢競馬場」を訪問した。
コロナ前以来、かれこれ5年ぶりになるかもしれない。



目的は「馬券のお使い」。
この日「東京競馬場」で開催されたG1レース「ジャパンカップ」の代打ちの為、
ほんの短時間だけ滞在した。
久しぶりに足を踏み入れた場内の景観が変わっていないことに安堵し、
やはり久しぶりに軽食街の一角「たこ勝」にて「ペア(お好み焼きと焼きそば)」を注文。
変わらない味、(物価高騰の中)変わらない値段に安心する。



当日、競馬以外の公営競技、競輪、競艇でもビッグレースが開催された。
個人的な主戦場・競艇のそれは「第27回チャレンジカップ」。
静岡支部の「河合佑樹(かわい・ゆうき)」が最上位グレードSGを初制覇。
実に堂々たる勝ちっぷり。
シリーズの名称に相応しく挑戦者として下克上を成し遂げ、
年間賞金ランキング上位に食い込んだ。



いよいよ来月(2024/12/17~12/22)、大阪「住之江競艇場」において、
艇界王者を決める「グランプリ」が行われる。
年間賞金ランク18位~7位の12名が、期間中、初日・2日目の一次予選で鎬を削り、
生き残った6名が今年のトップ6と激突する。
待ち受ける面々は以下の通り。

ランク1位:馬場貴也(滋賀)
ランク2位:毒島 誠(群馬)
ランク3位:桐生順平(埼玉)
ランク4位:茅原悠紀(岡山)
ランク5位:峰 竜太(佐賀)
ランク6位:池田浩二(愛知)

さあ、いよいよ決戦だ!
時は師走へ向けスピードを上げた。
                               
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小品、晩秋の彩り。

2024年11月21日 22時30分00秒 | 自然
                          
明日(2024/11/22)は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。
暦の上では「寒くなって雪が降る頃」を表す。

雲の中にある細かい氷の粒に、周囲の水蒸気がついたものが、雪。
地上付近が暖かければそれは雨になり、
気温が2℃以下だと、雪やみぞれとして降ることが多くなる。
石川・金沢の「初雪平年日」は11月24日。
冬支度を急がねばならない時期になってきた。



近所のイチョウ並木は黄色い葉を落とし、染井吉野からも紅い葉が舞い散るこの頃。
朝、にわかに彩り豊かになった晩秋の道を小学生たちが歩く。
彼らが背負ったランドセルも多彩。
男子は黒、女子が赤はもう昔のハナシだ。

この週末、日本の上空は冬型の気圧配置。
上空には強い寒気が流れ込み、列島を広く覆う予報だ。
日中も風が冷たく全国的に冬用コートが手放せなくなりそう。
一方、来週の中頃は、南から暖気が入り、
場所によっては最高気温20℃を上回るかもしれない。

拙ブログをご覧の皆さまにおかれては、
気温差で体調を崩さないようご注意くださいませ。
                              
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