つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.3

2015年11月21日 14時42分40秒 | 津幡短信。
自分の目で見た、津幡町に関するごく短いニュースの不定期通信。
今回は、2つのイベント予告。

【観光ポスター展】
 
個人的には興味がある。
町民は意外と目にする機会が少ないのではないだろうか。
どの場所の、どんなポスターが掲示されるのか気になるところだ。
現在だけじゃなく、過去の懐かしいデザイン…
手書き風や80年代ファッションなども散見出来れば尚嬉しい。

【科学の祭典】

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
教育に力を入れるのは悪い事じゃない。
“科学のまち・つばた”か…。
お役所なりの考えや構想はあるのだろうが、程々に。

<津幡短信vol.3>
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雨上がりの冒険。

2015年11月21日 13時55分20秒 | 自然
子供の頃から親しみ楽しませてもらっているのが、いわゆる【冒険読物】だ。

内容、構成、登場人物は作品によって異なるものの、
どれも、展開には共通性がある。
行く手に次々と立ちはだかるトラブルに艱難辛苦。
絶体絶命の危機を乗り越える波瀾万丈のアドベンチャーが連続する。
読者は手に汗握り、共に哀しみ、共に喜び、
非日常の大冒険を追体験して一種のカタルシスを得るのだ。

例えば、三蔵法師が唐の都から天竺へ旅する「西遊記」。
無人島でのサバイバル生活を描いた「ロビンソン・クルーソー」。
海賊のお宝を求めてトレジャーハンティング「宝島」。
孤島に流れ着いた少年たちの物語「十五少年漂流記」。
小人の国をはじめ奇想天外な別天地を巡る「ガリバー旅行記」。

紀行文の類なら、マルコポーロの「東方見聞録」。
スウェン・ヘディンの「さまよえる湖 ロプノール」。
沢木耕太郎の「深夜特急」。
…挙げれば枚挙に暇がないほど、充実したジャンルだと言えるだろう。
現実逃避出来る事、請け合いである。

ところで今朝、路上でそれらに負けるとも劣らない「大冒険」と遭遇した。

雨上がりの道を往くカタツムリである。
背中に負った殻の直径は1センチと少し。
体長およそ3センチ。
思わず踏みつけてしまいそうになったほど小さく目立たない。

彼が横断を試みているアスファルトの幅は、3メートルあまり。
自分の体の100倍の距離を移動するのは大変な労力だろう。
渡り切るまでどれほどの時間を費やすのかは分からないが、
その間には、自動車が通るかもしれない。
鳥が襲うかもしれない。
命を失うかもしれない。
無事の保証など何もない。
一体、彼は何処へ行こうとしているのか?
死と隣り合わせの危険を冒してまで、何をなそうとしているのか?

成否は確かではないが敢えてやる。
これって、立派な冒険だ。

そんな事を考えながら声援を送っていたら、傍らで鼻を鳴らす奴が一匹。

『フン!俺の散歩も、未知と出逢う冒険みたいなものなんだぜ』
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