つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

雪の津幡で、春一味。

2021年01月23日 14時44分04秒 | 日記
       
北陸・津幡町が強い寒波に見舞われてから、2週間余りが経つ。
幸いあれから、まとまった雪は降っていない。
この間、日中の最高気温が10度を上回る日もあったが、
暦の上ではまだ寒の内。
気温が氷点下に達することも珍しくなく、未だ融け残る雪の量は多い。



今朝、随分と久しぶりに散歩に出た。
滑らないよう気を付けながら、ゆっくりと歩を進め辿り着いたのは、
新庁舎完成間もない津幡町役場前。
今週はじめ(2021/01/17)お披露目の一般見学会が行われたそうだ。
残念ながら僕は仕事があり参加は叶わず。
別の機会を待つとしよう。



さて、役場の道を挟んだ向かい側には「加賀藩たかくら」本店がある。
拙ブログにも度々登場する和菓子店だ。

和菓子は五感で楽しむと言われる。
五感 --- 即ち、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚である。
また、そこに“季節感”も加わるのが和菓子の楽しみだと思う。
何か“今時”らしい逸品はないものかと考え、店の女の子に声をかけた。



「今日から、桜餅が並びました」との答え。
冬は見当たらなかったが、一足早く春があった。
好物の「千寿大福(紅/つぶあん)」と一緒に購入する。

「たかくら」の桜餅は、いわゆる関東風。
このタイプは、江戸時代が起源とされる。

時の三代将軍「徳川家光」が鷹狩りの途中で体調が悪くなり、
立ち寄った寺で水を飲んだところ元気回復。
「長命寺」と命名された寺院の傍には桜並木があった。
寺の門番がたくさんの落ち葉を塩漬けにして餅を巻いたのが始まりとか。

真偽は不明だが、ほんのり塩味が付いた桜の葉を噛みしめると、
確かに春の風味がした。

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2 コメント

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りくすけさんへ (Zhen)
2021-01-23 15:03:03
アスファルトの見える写真を見て、なんかほっとしました。年明けから日本各地は、コロナに加え、豪雪禍ですね。
元々雪には、抵抗力のあるはずの北陸の人たちでも、あんなことになっちゃったんですから想像を絶する集中豪雪だったのだと思います。

依然、まだ冬、コロナもあります。
ご自愛のほど。
返信する
Zhen様へ。 (りくすけ)
2021-01-23 18:18:00
コメント、お気遣いありがとうございます。

お察しの通り、しばらくは雪との格闘でした。
なかなか厳しい10日余りでしたが、
平穏を取り戻しつつあります。
Zhen様が現在どちらにいらっしゃるのか分かりませんが、ワラビスタンならば、明日から雪になるかもしれませんね。気を付けてくださいませ。

コロナ---治まってくれませんね。
仕事にも大いに支障が出ています。
弱ったものです。
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