<序>
新年おめでとうございます。
2021、津幡町は雪に覆われた幕開けとなりました。
北陸らしい始まりです。
今年は、どんな一年になるのやら神ならぬ身の知る由もなし。
ま、よしなにお付き合い下さいませ。
<本編>
あなたは「ディズニープリンセス」をご存じだろうか?
ディズニーファンではない僕でも、何人かは名前が言えるくらいだから、
かなりメジャーな存在と言っていいだろう。
彼女たちは、ディズニー専属の「姫キャラユニット」。
構成メンバーの割合は白色人種が多数派ながら、有色人種も在籍している。
「アラジン」(92年)はアラブ系。
「ポカホンタス」(95年)はネイティブアメリカン。
「ムーラン」(98年)は鮮卑族。
「プリンセスと魔法のキス」(09年)はアフリカンアメリカン。
「モアナと魔法の海」(16年)はポリネシアン。
1990年代以降、ディズニーは「プリンセス人種多様化」に乗り出した。
その意図には、大いに商売っ気が見え隠れする気がする。
その反響は賛否両論だが、アメリカの多民族社会と無関係ではないだろう。
今回は、もしも未だ見ぬ「日系プリンセス」が登場するとしたら、
やはり「アレ」がモチーフになるのでは?--- と妄想して描いてみた。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第百六十二弾は「プリンセス KAGUYA」。

「美少女戦士セーラームーン」をご存知の方は少なくないだろう。
同作について、正直、僕は門外漢ながら、
前述の「ディズニープリンセス」と同じように、何人かの名前は分かる。
(ムーン、マーズ、ジュピター、ビーナス、マーキュリー)
世に出てから30年近くが経つ今も、劇場版が公開されたり、
作品への思い入れを語る記事を目にする機会が少なくない。
こうした傾向は、まだ続いていきそうだ。
昭和生まれ~平成直撃世代~令和生まれの共通アイコン足り得る、
息の長いコンテンツと言えるだろう。
また、輸出先のアジア~欧米でも根強い人気があると聞く。
そして、月のプリンセス「かぐや姫」だ。
古代の先進国(メソポタミアやギリシアなど)には先例があるかもしれないが、
「竹取物語」の推定制作年代10世紀初めも、相当に古い。
建国から250年ほどの国・アメリカにしたら、ミステリアス&ファンタスティック。
日本と日系へのアピールを考えるならば、
「美少女戦士」と「月のお姫さま」をミックスしたとしても不思議ではない。
--- あくまでも、個人の妄想である。
アメリカに於いて、国際社会に於いて、日本の存在感はいかばかりか。
“日本らしさ”を敬遠する国もあるだろう。
世界市場を視野に入れて商売するディズニー帝国としては、二の足を踏むだろうか。

<後記>
前述「プリンセス人種多様化」だが、
その歩みには“アメリカの事情”が重なることに気が付いた。
@「アラジン」公開の2年前、湾岸戦争が勃発。
イラク 対 アメリカを中心とした多国籍軍の図式の中にはアラブ諸国も介入した。
つまり、アメリカがイラク以外の親アラブ姿勢を打ち出したとも言える。
@「ポカホンタス」公開のおよそ100年前、
白人入植者による「インディアン戦争」という名の虐殺にケリが付いた。
@「ムーラン」公開の直前から、米中関係に変化。
天安門事件、台湾問題、核攻撃などの緊張が緩み、両国トップが訪問し合った。
@「プリンセスと魔法のキス」公開の年、「バラク・オバマ大統領」が誕生した。
@「モアナと魔法の海」公開から遡る(さかのぼる)こと75年前、
日米開戦を告げる「真珠湾攻撃」が行われた。
こじ付けかもしれない。
単なる偶然かもしれない。
あるいは、多くの方にとって既知かもしれない。
僕は、この記事を書いていて思い当たった次第である。
新年おめでとうございます。
2021、津幡町は雪に覆われた幕開けとなりました。
北陸らしい始まりです。
今年は、どんな一年になるのやら神ならぬ身の知る由もなし。
ま、よしなにお付き合い下さいませ。
<本編>
あなたは「ディズニープリンセス」をご存じだろうか?
ディズニーファンではない僕でも、何人かは名前が言えるくらいだから、
かなりメジャーな存在と言っていいだろう。
彼女たちは、ディズニー専属の「姫キャラユニット」。
構成メンバーの割合は白色人種が多数派ながら、有色人種も在籍している。
「アラジン」(92年)はアラブ系。
「ポカホンタス」(95年)はネイティブアメリカン。
「ムーラン」(98年)は鮮卑族。
「プリンセスと魔法のキス」(09年)はアフリカンアメリカン。
「モアナと魔法の海」(16年)はポリネシアン。
1990年代以降、ディズニーは「プリンセス人種多様化」に乗り出した。
その意図には、大いに商売っ気が見え隠れする気がする。
その反響は賛否両論だが、アメリカの多民族社会と無関係ではないだろう。
今回は、もしも未だ見ぬ「日系プリンセス」が登場するとしたら、
やはり「アレ」がモチーフになるのでは?--- と妄想して描いてみた。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第百六十二弾は「プリンセス KAGUYA」。

「美少女戦士セーラームーン」をご存知の方は少なくないだろう。
同作について、正直、僕は門外漢ながら、
前述の「ディズニープリンセス」と同じように、何人かの名前は分かる。
(ムーン、マーズ、ジュピター、ビーナス、マーキュリー)
世に出てから30年近くが経つ今も、劇場版が公開されたり、
作品への思い入れを語る記事を目にする機会が少なくない。
こうした傾向は、まだ続いていきそうだ。
昭和生まれ~平成直撃世代~令和生まれの共通アイコン足り得る、
息の長いコンテンツと言えるだろう。
また、輸出先のアジア~欧米でも根強い人気があると聞く。
そして、月のプリンセス「かぐや姫」だ。
古代の先進国(メソポタミアやギリシアなど)には先例があるかもしれないが、
「竹取物語」の推定制作年代10世紀初めも、相当に古い。
建国から250年ほどの国・アメリカにしたら、ミステリアス&ファンタスティック。
日本と日系へのアピールを考えるならば、
「美少女戦士」と「月のお姫さま」をミックスしたとしても不思議ではない。
--- あくまでも、個人の妄想である。
アメリカに於いて、国際社会に於いて、日本の存在感はいかばかりか。
“日本らしさ”を敬遠する国もあるだろう。
世界市場を視野に入れて商売するディズニー帝国としては、二の足を踏むだろうか。

<後記>
前述「プリンセス人種多様化」だが、
その歩みには“アメリカの事情”が重なることに気が付いた。
@「アラジン」公開の2年前、湾岸戦争が勃発。
イラク 対 アメリカを中心とした多国籍軍の図式の中にはアラブ諸国も介入した。
つまり、アメリカがイラク以外の親アラブ姿勢を打ち出したとも言える。
@「ポカホンタス」公開のおよそ100年前、
白人入植者による「インディアン戦争」という名の虐殺にケリが付いた。
@「ムーラン」公開の直前から、米中関係に変化。
天安門事件、台湾問題、核攻撃などの緊張が緩み、両国トップが訪問し合った。
@「プリンセスと魔法のキス」公開の年、「バラク・オバマ大統領」が誕生した。
@「モアナと魔法の海」公開から遡る(さかのぼる)こと75年前、
日米開戦を告げる「真珠湾攻撃」が行われた。
こじ付けかもしれない。
単なる偶然かもしれない。
あるいは、多くの方にとって既知かもしれない。
僕は、この記事を書いていて思い当たった次第である。
おっしゃる通り。
日本人主観では「ニッポンって凄い」的な論調を耳にしますが、実際のところは疑問符が付きます。一方で「ニッポン(ニッポン文化)大好き」な嗜好もあると思います。魅力的だが分かりにくい---日本はそんな立ち位置なのではないでしょうか?
まったくの私見ですが、欧米の人にとって日本人女性はミステリアスに映るのではないでしょうか。口ではなく目で笑う「はにかみ」や、下ネタですがオーガズムの「逝く(イク)」などは彼らにとって異世界だと思います(笑)。
僕も若い頃はガイジン好きでしたが、オッサンになるとやっぱり大和撫子はいいなと思いますね。
では、また。
今年もよろしくです。
深いですねぇ、好きです。
きっと日本の存在感というのは、日本人が思っているほど大きくないと思います。アニメや可愛い文化、もったいないへシンパシーのある外国人が紹介されますが、マイナーな存在なのではないでしょうか?
一方、容姿の面では、別の側面があるのかもしれません。日本人女性を可愛いと思う欧米人は多いと聞いたことがあります。
今年も宜しくお願い致します。