つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

夏のれきしる。

2020年08月09日 14時02分51秒 | 日記

拙ブログには、度々登場する「津幡ふるさと歴史館 れきしる」。
その建物前には、錦鯉が泳ぐ「池」がある。
--- 確か初夏くらい --- そこに、小さな魚影を視止めるようになった。

赤い円で囲んだ辺りに群れているのが分かるだろうか?
ふ化直後の個体は、水仔(みずこ)や毛仔(けご)。
やや成長して体長3センチほどになったものは、青仔(あおこ)と呼ぶ稚鯉。
コレは、もう少々成長しているように思うが、
現在「れきしる」では、夏休み応援特別企画の一つとして、
希望者へのプレゼントを行っている。

数に限りあり。
なくなり次第終了である。
ご希望の際は、容器持参のうえお早めに。
そして、大切に育てて欲しいと思う。

他、ソーシャルディスタンスを保った「工作コーナー」開設。
8月15日(土)には、営業時間を夜8時まで延長し「ナイト・ミュージアム」を実施予定。

また、ちょうど「生活用具から見る夏のくらし」と題し、
民俗資料展示を開催している。

氷を入れるタイプの冷蔵庫。
手回しのかき氷製造機。
蚊帳を吊った寝床などを展示。
昭和の夏を思い起こす事ができる。
令和と比べ機器の面では不便だが、気候穏やか、災害少なく、時間に追われず。
のんびりとした平和な夏だった気がする。

水を汲み上げる手押しポンプを設えた「井戸」ディスプレイの前で、
館長さんと暫し談笑。 

--- かつての津幡町は湿地が多く、水量は少なくないが、
  「いい水」に恵まれず、先人たちは水の確保に苦労した。
--- 子供の頃、山間部の家に行くと、
  井戸で冷やしたトマトやキュウリ、西瓜をご馳走になった。
--- 等々。

往時を知る方なら、感慨一入。
知らない世代なら、興味が湧くかもしれない。
ご家族で足を運んでみては、いかがだろうか。
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未来少年は過去だった。~ ラナとモンスリー。

2020年08月06日 23時14分57秒 | 手すさびにて候。
僕がまだ子供だった頃、
楽しみにしていたTV番組の一つが、NHKのアニメ「未来少年コナン」だ。
今(2020年8月現在)、毎週月曜未明にリマスター版が再放送中。
これもまた楽しみになっている。

ほんの手すさび手慰み。
不定期イラスト連載、第百四十八弾は「ラナ(大人)」と「モンスリー(子供)」。

「未来少年コナン」は、日本のアニメ史に名前を刻む一本と言える。
後に世界的な名声を博す「宮﨑 駿」氏が、
一線級のアニメーター「大塚 康夫」氏とタッグを組んでの初監督作品。
骨太のストーリー・構成に加え、秀逸なメカデザイン、
躍動するキャラクター、小気味いいアクションなど、レベルは高い。

オリジナルの放送は、昭和54年(1978年)。
デジタル技術に乏しい手描きセルアニメ時代。
更に、週一TVレギュラーのスケジュール。
リマスター版再放送を視聴する度、
「よくぞ、ここまで!」と、感心する事は珍しくない。

しかし、当時の視聴率は振るわなかったという。
小学校高学年に狙いを定めたものの、編成は「火曜日19時台」。
ビデオ機器の普及度はまだ低く、「NHKのアニメ」も馴染み薄。
加えて、巨大ロボット、必殺技、瞳の大きな美女、お色気要素、勇ましい主題歌といった、
耳目を惹き付ける要素が少なく、地味に映ったのかもしれない。

一方、僕は熱心なファンの1人だった。
何しろ、主人公の一人「ラナ」は可憐で気丈な美少女。
敵方のメインキャラ「モンスリー」はグラマーなツンデレ美女。
中坊にとっては充分に魅力的だったのである。

そして、オッサンになり、思い描いてみた。
それが今拙作--- セクシーな「大人ラナ」と、ジト目の「少女モンスリー」。
2人のヒロインの年齢設定を逆転させれば、
蠱惑的、扇情的になるのではと考えた「妄想版」である。

--- さて、改めてリマスター版に接し、僕が軽く驚いたのは、
毎回、番組冒頭に入る「伊武雅刀」氏のナレーションだ。

<西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に直面していた。
 核兵器をはるかに超える超磁力兵器によって、
 世界の半分を一瞬にして消滅させてしまった。
 地球は大地殻変動に襲われ、地軸はねじ曲がり、
 五つの大陸はことごとく引き裂かれ、海に沈んでしまった。>


作品の設定が、現時点からすると「過去」。
原作が世に出た当時、
オリジナル放送当時、
2008年は、充分に「未だ見ぬ未来」だったのである。
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津幡短信vol.74~令和弐年・夏。

2020年08月02日 06時06分06秒 | 津幡短信。

津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回はこの2本。

【虫の惑星。】

我々は、地球上で繁栄を謳歌している。
僕も含めた「ヒト」は、そう考えているかもしれない。
しかし、生物種としての個体数やバリエーションを比べると「ムシ」の方が断然多い。
数えきれない程いる中で「日本の夏」を象徴する一つは「蝉」だ。

桜の幹に取りついた抜け殻の主は、今何処。
長い地中生活を終え、地上に這い出て姿を変え、
命尽きるまで精いっぱい鳴き、生きる蝉。
彼等の声が聞こえている間は、夏を実感できる。

町営の「放課後児童クラブ」前に置かれた「飼育ケース」。
中にいるのは「カブトムシ」だ。
子供だった僕にとって、彼らは「夏のアイドル」。
光沢あるボディーから伸びたカギ爪付きの足や、反った角は実に頼もしい。
機能美に溢れた姿を、飽きずに眺めたものである。

【植物の惑星。】

植物種の数も膨大だ。
30万とも40万ともいわれる彼らの中で、
「日本の夏」を代表する一つは「ヒマワリ」かもしれない。

北アメリカ原産で、15世紀に渡来したと考えられるが、
今や日本各地でよく見かける。
ここ津幡町でも、言わずもがな。
放射状に広がる花は、太陽を連想させる。

津幡小学校前で撮影した「真菰(まこも)」。
イネ科の多年草で、新芽は食用になる。
わが町では、コイツを特産品としてPRし、学校給食のメニューにもなっていると聞く。
僕が子供だった頃にはなかった。
普及~浸透は道半ば。
頑張って欲しい。

<津幡短信vol.74>
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夏のご挨拶、令和弐年。

2020年08月01日 16時22分31秒 | 日記

暑中お見舞い申し上げます。
盛夏の頃、いかがお過ごしでしょうか。

ここ北陸・津幡町は、まだ梅雨明け前ながら晴天で真夏日一歩手前。
おそらく明日(2020年8月2日)には、宣言が出るでしょう。
平年に比べ、10日ほど遅い「夏到来」となりそうです。

これほど開放感と縁遠い夏も、珍しいかもしれません。
長梅雨の間に被った各地の豪雨被害を思うと憂鬱になり、
新型コロナの第二波襲来と、経済打撃から来る不安が拭い切れない。
拙ブログをご覧の皆様も同様かとお察しします。

さて --- 斯様(かよう)に暗い気分になりがちですが、
最近は、細やかな夏の楽しみとして「モヒート」を飲んでいます。

ラム酒、ライムジュース、ソーダ、砂糖少々、すり潰したフレッシュミント。
これ等をアイスを詰めたグラスで混ぜて、ゴクリ。
ミントの香りが鼻に抜け、冷たく爽やかなカクテルは、盛夏によく合います。

上記に添えた拙作は「モヒートとビキニガール」。
少しでも涼を感じてもらえたなら幸いです。 
何はともあれ、くれぐれもご自愛くださいませ。

令和弐年 8月1日
りくすけ
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