※今回は、前回投稿「日帰り富山ドライブ」の続編である。
今から30数年前、僕が名古屋の大学生だった当時、
津幡町への帰省には、好んで「国道156号線」を選んだ。
岐阜を起点とし、関、郡上、高山、富山県・砺波、高岡へと抜ける山道は、
幅は広くなく、起伏やカーブも多いが、バイクでの走りがいがあり景観に富む。
気持ちのいいルートなのである。
太平洋側から北上し、北陸到達を実感したのが五箇山(ごかやま)の「ささらアーチ」だった。
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「ささら」は、竹や細い木などを束ねてつくられた台所用具。
五箇山のそれは「こきりこささら」とも呼ばれる民俗楽器。
「こきりこ」は、越中五箇山・上梨を中心に伝承されてきた古代民謡である。
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山里の歴史と文化を表現したアーチ傍のお店で「豆乳ソフトクリーム」をいただく。
五箇山名産の1つ「堅豆腐」。
ズシリと重く高密度、名前のとおり荒縄で縛って持ち運べるほど堅い。
コイツが実に美味い。
--- 堅豆腐を混ぜたソフトクリームは確かに大豆の味と香りがした。
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続いてやってきたのは富山県・南砺市 城端(じょうはな)。
砺波平野の南の端、2つの川に挟まれた段丘上にあって、坂道が多い。
室町末期に建立された「城端別院 善徳寺」の門前町として繁栄した。
裏通りには古い町屋や、昭和の面影が残る。
散策していて楽しかった。
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「城端曳山(ひきやま)会館」へも立ち寄った。
およそ300年の歴史をもつ「城端曳山祭」の曳山は、高さ6mあまりと威風堂々。
ベンガラ格子の内部空間で唄や囃子が行われる「庵屋台(いおりやたい)」は、
京都祇園の茶屋などを模した造り。
どちらも、名工たちの彫り、塗り、技の粋を集め豪華絢爛。
展示室が数分ごとに暗転し、提灯に火を入れたナイトバージョンも堪能できた。
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お祭りは毎年5月開催。
今年はご多分に漏れず、新型コロナの影響で中止。
残念である。
さて、諸々の展示物を興味深く拝見したが、
その中の1つ、昔のお祭りのポスターにも注目。
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「ディスカバー・ジャパン」
「いい日旅立ち」
昭和生まれには懐かしい、「日本国有鉄道」の観光キャンペーンである。
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続いては城端の隣町、「福光(ふくみつ)」駅前の様子。
「棟方志功(むなかた・しこう)」のモニュメントが出迎えてくれた。
世界的な版画家は、1945年から7年間近く、ここに疎開・滞在。
そのご縁から、同所「棟方志功記念館」や「福光美術館」に作品が展示されているが、
今回はミュージアムがお休みのタイミング。
観覧は次回に譲り、腹ごしらえである。
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駅前の町中華「中華菜館チュー」。
金沢近辺の方にはお馴染み、金沢発祥の系列店。
と言っても、大元が厳格に味や食材を管理しているわけではないので、
チェーン店ではなく「暖簾分け」である。
創業者「忠さん」のニックネームに由来する店名を受け継ぎ、
富山で紡ぐ味や如何に ---!?
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餃子!酢豚!ライス!付属のラーメンスープ!
ボリュームあり。お値段お手頃。
これでいい!これがいい!
美味しゅう御座いました!
今から30数年前、僕が名古屋の大学生だった当時、
津幡町への帰省には、好んで「国道156号線」を選んだ。
岐阜を起点とし、関、郡上、高山、富山県・砺波、高岡へと抜ける山道は、
幅は広くなく、起伏やカーブも多いが、バイクでの走りがいがあり景観に富む。
気持ちのいいルートなのである。
太平洋側から北上し、北陸到達を実感したのが五箇山(ごかやま)の「ささらアーチ」だった。
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「ささら」は、竹や細い木などを束ねてつくられた台所用具。
五箇山のそれは「こきりこささら」とも呼ばれる民俗楽器。
「こきりこ」は、越中五箇山・上梨を中心に伝承されてきた古代民謡である。
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山里の歴史と文化を表現したアーチ傍のお店で「豆乳ソフトクリーム」をいただく。
五箇山名産の1つ「堅豆腐」。
ズシリと重く高密度、名前のとおり荒縄で縛って持ち運べるほど堅い。
コイツが実に美味い。
--- 堅豆腐を混ぜたソフトクリームは確かに大豆の味と香りがした。
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続いてやってきたのは富山県・南砺市 城端(じょうはな)。
砺波平野の南の端、2つの川に挟まれた段丘上にあって、坂道が多い。
室町末期に建立された「城端別院 善徳寺」の門前町として繁栄した。
裏通りには古い町屋や、昭和の面影が残る。
散策していて楽しかった。
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「城端曳山(ひきやま)会館」へも立ち寄った。
およそ300年の歴史をもつ「城端曳山祭」の曳山は、高さ6mあまりと威風堂々。
ベンガラ格子の内部空間で唄や囃子が行われる「庵屋台(いおりやたい)」は、
京都祇園の茶屋などを模した造り。
どちらも、名工たちの彫り、塗り、技の粋を集め豪華絢爛。
展示室が数分ごとに暗転し、提灯に火を入れたナイトバージョンも堪能できた。
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お祭りは毎年5月開催。
今年はご多分に漏れず、新型コロナの影響で中止。
残念である。
さて、諸々の展示物を興味深く拝見したが、
その中の1つ、昔のお祭りのポスターにも注目。
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「ディスカバー・ジャパン」
「いい日旅立ち」
昭和生まれには懐かしい、「日本国有鉄道」の観光キャンペーンである。
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続いては城端の隣町、「福光(ふくみつ)」駅前の様子。
「棟方志功(むなかた・しこう)」のモニュメントが出迎えてくれた。
世界的な版画家は、1945年から7年間近く、ここに疎開・滞在。
そのご縁から、同所「棟方志功記念館」や「福光美術館」に作品が展示されているが、
今回はミュージアムがお休みのタイミング。
観覧は次回に譲り、腹ごしらえである。
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駅前の町中華「中華菜館チュー」。
金沢近辺の方にはお馴染み、金沢発祥の系列店。
と言っても、大元が厳格に味や食材を管理しているわけではないので、
チェーン店ではなく「暖簾分け」である。
創業者「忠さん」のニックネームに由来する店名を受け継ぎ、
富山で紡ぐ味や如何に ---!?
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餃子!酢豚!ライス!付属のラーメンスープ!
ボリュームあり。お値段お手頃。
これでいい!これがいい!
美味しゅう御座いました!