立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、ツイッターを更新し、18日に東京都港区の迎賓館で開かれた国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長の歓迎会について報じる記事を引用した上で、国の保有である同施設での開催を念頭に「もはや税金を使っているという感覚さえないのかもしれない」と、指摘した。
歓迎会には、バッハ会長のほか、菅義偉首相や小池百合子都知事、大会組織委員会の橋本聖子会長や麻生太郎財務相ら政府や開催都市などのトップが出席。取材はNGで、内部の様子や発言が国民に伝わらないまま約1時間行われた。
小沢氏は「国や大勢が集まって喋ると感染が拡大するというロジックで、一年半も国民に自粛を強いて、数え切れない飲食店が閉店に追い込まれたのに、平然と40人のパーティーをやり、しかも迎賓館つまり税金でやっているのに非公開」と指摘。
その上で「もはや税金を使っているという感覚さえないのかもしれない」と、政府の認識を強い調子で批判した。
政府や東京都は、コロナ禍での大人数での会合はおろか、会合自体も自粛するよう、国民に呼びかけている。バッハ氏や五輪に関連する会合なら例外に当たるのか、コロナ禍での五輪開催に対する国民感情に寄り沿わない出席者の「KY」ぶりに、国民の批判は強まっている。
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