自公政治チェンジの新しい政権つくろう
比例南関東で3議席奪還、初の4議席を
神奈川オンライン演説会 志位委員長が訴え
日本共産党の志位和夫委員長(南関東比例予定候補)は26日、神奈川県オンライン演説会で、「歴史的総選挙が目前です。日本共産党の躍進、市民と野党の共闘の勝利で、自公政治チェンジの新しい政権をつくる選挙にしましょう」と呼びかけました。川崎市の中継会場は参加者の大きな拍手に包まれました。志位氏は演説後、同市の溝の口駅前で南関東ブロックのスタンディング行動に参加し、街頭でも熱い訴えを行いました。
南関東比例予定候補の、はたの君枝衆院議員(神奈川10区重複)、さいとう和子前衆院議員(千葉7区重複)、沼上とくみつ氏が決意を表明。かながわ市民連絡会の伊藤新氏が連帯あいさつしました。
志位氏は「比例南関東で130万票を獲得し、3議席奪還、4議席への躍進を」と訴え。自民党総裁選が「テレビジャック」するもと、野党党首らが出演した24日のテレビ朝日番組が反響を呼んだと紹介し、「総裁選を毎日流すなら、野党が出る番組も毎日やるべきではないですか」と語ると大きな拍手が。無為無策のコロナ対応への反省がないどころか、原発再稼働、改憲4項目、大軍拡を進めると言う総裁選4候補では、「党の表紙を替えても、表紙をめくれば出てくるのは菅首相、安倍前首相の顔です。政治の中身は何も変わらない」と強調。「政治を変えるには政権交代が必要です」と力を込めました。
新型コロナから命を守るためにも「党躍進、共闘勝利で、新しい政権を」と力説。「新規感染者が減ってきた今こそ、次の感染拡大の波を起こさない対策、感染拡大への備えが大事です」と強調。医療体制の強化、大規模検査、十分な補償の実行を強く訴えました。
その上で、新しい日本をつくる「四つのチェンジ」を一つ一つ訴え。第一の「新自由主義を終わらせ、国民の命を何より大切にする政治」では、22日に発表した「新経済提言」を紹介。医療崩壊を起こした根本には40年来の医療切り捨て政治があるとして、二度と繰り返さないために「医療・公衆衛生 再生・強化プログラム」を提唱したと述べました。削減されてきた感染症病床や保健所予算の2倍化、公立・公的病院の統廃合の中止と拡充、政府から独立した「感染症科学者会議」の設立などの中身を説明し、「日本共産党の躍進で『再生プログラム』を実行し、ケアを支える政治をつくろう」と呼びかけました。
志位氏はさらに、「経済のあり方の大チェンジをはかり、家計を応援する政治への切り替えを」と訴え。「『アベノミクス』がもたらしたのは貧富の格差の劇的拡大です」と述べ、安倍・菅政権下で日本の大富豪の資産額が6兆円から24兆円に膨れ上がる一方、働く人の実質平均賃金は396万円から373万円に減ったと告発。「大金持ちがもうければ庶民にしたたり落ちるという『トリクルダウン』は失敗しました。ボトムアップ=底上げで経済を良くしていく道へと切り替えましょう」と力を込め、消費税5%への減税、中小企業への十分な支援とセットでの最低賃金1500円への引き上げ、学費半減や入学金制度の廃止などを提案しました。
最後に、24日のテレビ番組で「共産党という名前を変えられないか」との質問があったことを紹介。これに対し「私たちの理想の社会を刻んだ名前です。ラテン語のコムニス(共同)が語源で、人々が角を突き合わせるのでなく、力をあわせて生きていこうということです。私たちの目指す共産主義の何よりの特徴は、人間の自由、人間の解放ということです。大事に使っていきたい」と答えたことを語り、「共産党と書いていただく人を広げに広げて大躍進させてください」と呼びかけると、参加者は大きな拍手で応えました。
はたの氏は「国会で一貫して少人数学級実現を訴え35人学級を実現できた。さらに、30人学級実現へご一緒にがんばろう」。さいとう氏は「児童福祉司を南関東で300人増員させてきたが、まだ体制強化が必要。子どもが健やかに生きられる社会へ全力をあげる」、沼上氏は「戦争法強行から6年。今こそ憲法守り生かす政治へと転換させよう」と訴えました。6人の小選挙区予定候補が決意を語り、市古ひろかず川崎市長予定候補も訴えました。
演説会はオンラインで配信され、1247カ所、会場とあわせて4000人が同時視聴しました。
志位委員長の演説(神奈川演説会)2021.9.26
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