飛騨の山猿マーベリック新聞

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◉枠組みバラバラ野党の「まとまる」/政界地獄耳

2020年07月10日 11時03分45秒 | ●YAMACHANの雑記帳

政界地獄耳

枠組みバラバラ野党の「まとまる」/政界地獄耳

★国民の期待に応えるだけの胆力、人材、覚悟が足りない野党幹部たちは、都知事選挙など大きな選挙が終わるたびに繰り返す言葉がある。「野党はまとまらないと勝てない」。安倍首相が「任命した者として責任を痛感し、国民に改めておわび申し上げたい」と話すのに対して、安倍政権に批判的な人たちが「自らの任命責任に言及するも、責任は取らない」と怒る構図に似ている。お約束なのだ。ところがそうすれば勝てるとわかっているのに野党はまとまれないし、そう言い出すのは選挙の前後だけ。選挙後、「まとまっていれば勝てていた」と負け惜しみのように言うがその教訓を生かすことはない。国民もあきれている。

★今、野党の枠組みは以前と変わってきている。数年前までは「共産党を除く野党各党」という表現だったが、今は「れいわ新選組などを除く野党各党」といわれる(この「など」には与党との関係が強い日本維新の会が含まれる)。くくるのは簡単だが、まとまるのは難しい。8日の会見で国民民主党代表・玉木雄一郎は「共産党から日本維新の会まで一致できる政策は消費税減税だ。消費減税で野党はまとまって戦うべきだ」と指摘。驚くことに日本維新の会を野党に組み込んだ。一方、立憲民主党代表・枝野幸男は6日、会見で野党共闘について「選挙後の首班指名で『枝野』と書いていただける可能性がある方は、自民党・公明党の候補者と一騎打ちとしたい」とし、野党第1党の代表たる自分を首相指名することが統一候補の条件とした。

★まあ両党がこんなことを繰り返している限り国民の期待を集めることはできない。野党が言う「まとまれば勝てる」の「勝つ」とは何か。国民のために戦って勝つことではないのか。(K)※敬称略


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