散々焦らした後は「AIゆりこ」爆誕だ。20日告示の東京都知事選(7月7日投開票)への3選出馬表明から一夜明け、小池知事は13日朝、約1年半ぶりにXを更新。公開した生成AIのそっくり動画が話題だが、実際の選挙戦もAI任せになりかねない事情があるようで……。
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「皆さん、おはようございます。この動画はワタクシ、AIゆりこがお届けします」
そんなあいさつから始まる動画はニュース番組形式で小池都政の実績をアピール。勝負服の緑のジャケット姿は本人と見まがうほど。キャスター時代の小池知事をほうふつさせなくもない。容姿と音声は生成AIによって小池知事のそれを再現したようだが、口調はたどたどしく、身ぶりと合わない部分もある。言っちゃあ何だが、ちょっと不気味な印象だ。SNSの評価も「面白い」「怖い」と賛否が分かれている。
「始めた理由は2つ。まず新しいことをやりたい小池さんの好奇心。もう1つは選挙期間中も公務をこなさないといけないから。選挙活動がおろそかになる部分を補ってもらう」(小池側近)
13日は小池知事も「公務に毎日励んでいるため時間的な制約もあり、AIゆりこからお伝えする」と上機嫌だったが、おかしな発言だ。4月の衆院東京15区補選で作家の乙武洋匡氏を全面支援し、12日間の選挙戦のうち9日も公務そっちのけで応援に入っていたのは誰あろう、小池知事である。
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