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★破綻した核燃料サイクル、3兆円税金等投入し続行決定(2018/02/01 00:05Business Journa)

2018年02月03日 10時41分53秒 | ●YAMACHANの雑記帳

伊方原子力発電所(「wikipedia」より)http://news.nicovideo.jp/watch/nw3258340

破綻した核燃料サイクル、3兆円税金等投入し続行決定…完成20年遅れ、いまだメド立たず

2018/02/01 00:05Business Journa

1月22日に始まった通常国会で、原子力発電政策が大きな争点となる可能性が高まってきた。衆議院議員選挙での圧勝を背景に原発再稼働を急ぐ安倍政権に対抗して、立憲民主党や超党派議員らが原発ゼロ法案を提出する動きが表面化してきたためだ。野党が「脱原発」でまとまれば、政府はエネルギー政策の根本的見直しを迫られる。原発はいま、どんな状況なのか――。政府は原発の再稼働に注力しているばかりではない。トラブル続きで高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉が決まったにもかかわらず、核燃料の再処理・再利用を目指す核燃料サイクル政策も、中核のもんじゅ抜きで続行する構えだ。こうしたなか、原発再稼働を止める裁判所の抑止力が注目されている。ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料に、発電しながら消費した以上のプルトニウムを生み出すとされるもんじゅは、「夢の原子炉」とされ、核燃料サイクル計画の中心的な役割を担うはずだった。しかし、1994年の運転開始以降、事故が相次ぎ、運転できたのは22年間でわずか250日。建設・運営にこれまで国費1兆円超が投じられた。原子力規制委員会は失敗続きのもんじゅの運営主体を日本原子力研究開発機構から代えるよう所管の文部科学省に勧告したが、代替の事業者が見つからず政府はついに2016年12月、廃炉を決定した。だが、核燃料サイクル政策は内容を変えて継続するとした。原発で燃やし終わった使用済み核燃料を再処理してMOX燃料をつくり、これを普通の原子炉(軽水炉)で燃やす「プルサーマル発電」を推進するというのだ。ところが、もんじゅ以外のサイクル計画も頓挫している。日本原燃が青森県六ケ所村で93年から建設を続ける再処理工場。97年に完成の予定だったが、事故続きで完成のメドがいまなお立たない。17年12月、完成予定を従来の18年上半期からさらに3年延ばすと発表、24回目の延期となった。建設費は当初見積もりの4倍の2兆9000億円に跳ね上がった。難航を極める核燃料サイクル事業に要する巨額の費用は、もんじゅの廃炉費用を含め国民の税金と電気代から賄われる。

●再稼動を推し進める安倍政権

 他方、政府は原発を「重要なベースロード(基幹)電源」と位置付け、再稼働を推し進める。福井県の西川一誠知事は17年11月、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に同意した。福井地裁が14年5月にリスクの大きさから運転を差し止めて以降、運転停止が続いていたが、原子力規制委が17年5月、新規制基準に「適合」と判断したのを受けた再稼働だ。福井県には廃炉中を含め15基もの原発が集中する。国として、再稼働した原発の安全を保障できるのか。おおい町の隣の高浜町にある関西電力高浜原発3、4号機は、17年に再稼働している。大飯の2基が再稼働すると、重大な原発リスクをもたらす。大飯と高浜両原発は13キロメートルほどしか離れていないため、仮に2原発が同時に事故を起こした場合、住民は避難もままならないだろう。内閣府などが大飯原発の事故に備えて策定した広域避難計画は、事故の同時発生を想定していない。共同通信による大飯、高浜周辺市町のアンケートで、対象市町の6割超が「同時事故を想定するべき」と答え、再稼働をめぐる懸念については「事故時の住民避難計画」が最多となった。県内15基の原発が、連鎖的に事故を起こす可能性は否定できない。原因は地震・津波ばかりではない。テロの可能性もある。もんじゅの約1万点に上る機器の点検漏れにみられるように、人為的ミスもありうる。しかも、再稼働を進めた場合、使用済み核燃料の処理問題をどう解決するのか。最終処分が可能になるまでこれを中間貯蔵施設に保管する仕組みだが、肝心の最終処分場が決まっていない。国は最終処分場を受け入れてくれる自治体の公募を続けているが、いまもって現れてこない。電気事業連合会の03年の試算によれば、核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)の最終処理を含めた核燃料サイクル事業費は全体で18兆8000億円に上る見通しという。東京電力福島第一原発の事故現場の後処理も見通せない。汚染水処理で建屋周辺の土を凍らせて地下水流入を防ぐ、前例のない「凍土壁」をつくったものの顕著な効果は挙がっていない。大雨が降れば流入量が急増する。しかも廃炉作業に入ろうにも、原子炉の内部状況さえ依然つかめていない。今月、2号機で格納容器の底に落ちた融解核燃料が確認されたばかりだ。この先、廃炉を終えるまでに8兆円もの費用と30年以上の歳月がかかるという。政府の原発政策は事実上、破綻している状態なのだ。こうしたなか、政権の原発再稼働を差し止める裁判所の決定が目を引く。広島高裁は17年12月、四国電力伊方原発3号機の再稼働をめぐる裁判で、住民の訴えを認め運転を禁じる決定をした。阿蘇山が過去最大規模の噴火をした場合、東へ約130キロメートル離れた伊方原発まで火砕流が到達する可能性はあると判断したのだ。判決は原子力規制委が内規として用いる「火山影響評価ガイド」を基にして規制委と逆の判定を下した。過去最大規模の火砕流の到達例とは、約9万年前の噴火を指す。阿蘇はその巨大噴火で世界最大級のカルデラができた。保守的な判事の多い高裁段階での初の運転禁止は、原発の安全性への疑念が司法界に広がっていることの表れだ。政治権力からの独立性を比較的保つ司法の判断は重みを増す。司法の壁が、原発推進に前のめりな政権の前に立ち塞がってきた。今回の国会の動きが、再び盛り上がってきた脱原発の機運を加速させることは必至だ。(文=北沢栄/ジャーナリスト) 

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◎LIVE 衆院 予算委員会(退屈な与党の質問時間ですね)

2018年02月02日 14時42分21秒 | ●YAMACHANの雑記帳

LIVE 🌏 衆院 予算委員会

monbran
 2018年2月2日 衆議院 予算委員会 質疑者 岸田文雄(自民党) 後藤茂之(自民党) 田中和徳(自民党) 遠藤利明(自民党) 松本洋平(自民党) 石田祝稔(公明党) 西村智奈美(立憲民主党) 阿部知子(立憲民主党) 川内博史(立憲民主党)
↑野党の質問時間を増やしてほしい。
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◆茂木線香問題に関する野党合同ヒアリング 2018年2月2日

2018年02月02日 14時36分29秒 | ●YAMACHANの雑記帳

茂木線香問題に関する野党合同ヒアリング 2018年2月2日

民進党
 [関連URL] 民進党公式ウェブサイト:https://www.minshin.or.jp/ 民進党YouTubeチャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCnzE... 民進党Facebook:https://www.facebook.com/minshinto 民進党Twitter:https://twitter.com/minshintonews 民進党google+:https://plus.google.com/1078832988504... 民進党instagram:https://www.instagram.com/minshinto/ 民進党democrats.jp:http://democrats.jp
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◎名護市長選 最後までの猛奮闘が勝敗決す

2018年02月02日 11時10分00秒 | ●YAMACHANの雑記帳

名護市長選 最後までの猛奮闘が勝敗決す

共産党が全国の支援訴え

写真

(写真)応援の青年らとともに訴える稲嶺ススム候補=1日、沖縄県名護市

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-02/2018020201_03_1.html

辺野古の米軍新基地建設反対を掲げる「オール沖縄」の稲嶺ススム候補(72)=現=と、新基地建設を強行する安倍政権丸抱えの自民党の候補との予断を許さぬ大接戦・大激戦となっている沖縄県名護市長選(4日投票)は1日、最後までの頑張りが勝敗を分ける最終盤の「三日攻防」に突入しました。稲嶺候補は翁長雄志知事の応援も受け、宣伝カーを市内の各地に走らせて訴えました。小学6年生の女の子から届いた手紙に「オスプレイが飛んでいない普通の暮らしのほうがいいです」と書かれていると紹介した稲嶺候補が「辺野古の海にも陸にも新たな基地を造らせない」と訴えると、稲嶺候補のイメージカラーの青いタオルを掲げて応援する女性の姿もありました。稲嶺候補と握手を交わした沖縄戦体験者の女性(86)は「新基地を造らせないと信念を貫く強さがある。平和な名護市を将来の世代に残したい」と期待を寄せました。一方、安倍政権は、国家権力総動員で企業・団体締め付けを強化し、自民候補を推薦する公明党・創価学会が全国動員で地域の集票活動の先頭に立ち、デマとごまかしの戦略で票を奪いにかかっています。1月31日には小泉進次郎自民党筆頭副幹事長が名護入りし、市内3カ所で遊説し、計約3000人を動員。総力戦で臨む自民党は「現地に関係企業・団体がある場合は訪問してほしい」と文書で呼びかけており、党関係者によると、現地入りした議員は100人を超えました。期日前投票が大幅に増え、市選挙管理委員会発表によると、1月31日までの期日前投票者数は、1万191人。前回市長選(2014年)の同時期は6562人で、3629人増となっており、投票者の5割を超える可能性があります。稲嶺候補が大激戦を勝ち抜けるかどうかは、投票箱のふたが閉まるまでの相手陣営を上回る猛奮闘にかかっています。日本共産党は全国に支援とボランティアを呼びかけています。

票がないもどかしさ 名護市長選見つめる普天間の住民

4日に投開票が迫る沖縄県名護市の市長選で、焦点となっているのが、辺野古への米軍普天間飛行場の移設の是非だ。安倍政権が今国会でも唱える「沖縄の基地負担軽減」の象徴とも言える。その普天間のある宜野湾市の市民は、移設先を抱える名護の市長選を複雑な思いで見つめている。

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◎名護市長選の情勢と対策(ぽぽんぷぐにゃんSTREAM) - 2018.02.02

2018年02月02日 09時43分50秒 | ●YAMACHANの雑記帳

名護市長選の情勢と対策(ぽぽんぷぐにゃんSTREAM) - 2018.02.02

時事ぽぽんぷぐにゃん
 【参考資料】名護市長選三日攻防突入 両陣営、支持増へ運動に熱(琉球新報) 名護市長選:きょうから「三日攻防」 2候補、支持固めに総力(沖縄タイムス) 名護市長選:両候補の動向・地域情勢を探る(沖縄タイムス) 名護市長選に血眼も 自公は「基地隠し」が逆効果の皮肉(日刊ゲンダイ) 名護市長選、現職と新顔が激戦 朝日新聞など情勢調査(朝日新聞) 【名護市長選・情勢調査】稲嶺氏やや先行、渡具知氏が猛追の接戦 争点は「辺野古」最多53%(沖縄タイムス) 辺野古反対・稲嶺氏先行、渡具知氏が追う…名護市長選本社情勢調査(読売新聞) 稲嶺、渡具知氏が横一線=無党派取り込みに全力-名護市長選(時事通信) ※Youtubeでチャンネル登録してぽぽんぷぐにゃんを応援してね~! 【ぽぽんぷぐにゃんのツイッター】 https://twitter.com/poponpgunyan 気に入ったらチャンネル登録してねっ! ■ツイキャスでも同時配信中です http://twitcasting.tv/poponpgunyan/
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◇倍率21倍超 …加計学園新設の獣医学部 一般入試始まる

2018年02月01日 22時51分39秒 | ●YAMACHANの雑記帳

倍率21倍超 …加計学園新設の獣医学部 一般入試始まる

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 加計学園が今年4月愛媛県今治市に新設する岡山理科大学獣医学部の一般入試が始まりました。
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★ナビル・シャアス パレスチナ特使 会見

2018年02月01日 16時01分01秒 | ●YAMACHANの雑記帳

ナビル・シャアス パレスチナ特使 会見

jnpc
 Nabil Sha'ath, Special Envoy of Palestinian National Authority 「アラファト議長に同行して、このクラブに来たことがある」と切り出した。「2国家アプローチはまだ有効だが、米国主導の中東和平プロセスは破綻した。これからは多極的な交渉の場が必要となる。日本もそこで重要な役割を果たしてほしい」 https://www.jnpc.or.jp/archive/confer...
司会 出川展恒 日本記者クラブ企画委員(NHK) 通訳 宇尾真理子
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◎山本太郎の補正予算・反対討論「安倍政権の開けっ広げの~」2/1 参院・予算委員会

2018年02月01日 15時46分47秒 | ●YAMACHANの雑記帳

山本太郎の補正予算・反対討論「安倍政権の開けっ広げの~」2/1 参院・予算委員会

yzjps
 2/1 参院・予算委員会 山本太郎(自由・社民)の「補正予算」反対討論


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◎LIVE 参議院 予算委員会

2018年02月01日 10時47分10秒 | ●YAMACHANの雑記帳

LIVE 🌏 参議院 予算委員会

2018年2月1日 参議院 予算委員会 質疑者 辰巳孝太郎(日本共産党) 倉林明子(日本共産党) 浅田均(維) 片山大介(維) 山本太郎(希望の会(自由党)) 蓮舫(立憲民主党) 薬師寺みちお(無所属クラブ)

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◎元特捜検事の弁護士がアキれた「暗黒裁判」

2018年02月01日 10時03分33秒 | ●YAMACHANの雑記帳

元特捜検事の弁護士がアキれた「暗黒裁判」

  • 書名青年市長は“司法の闇”と闘った 美濃加茂市長事件における驚愕の展開
  • 監修・編集・著者名郷原信郎 著
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2017年12月 8日
  • 定価本体1500円+税
  • 判型・ページ数四六判・248ページ
  • ISBN9784041058138
BOOKウォッチ編集部コメント

 2013年6月に行われた岐阜県美濃加茂市の市長選挙で、当時28歳の市議会議員、藤井浩人さんは自民党が推薦する候補を破って当選し、全国最年少の市長に就任した。若さと爽やかさ、語り口の歯切れの良さはクリーンなイメージを印象づけた。ところが、その1年後、藤井市長は市議時代に業者から賄賂を受け取った容疑で逮捕、起訴され、市長当選時と同じように全国ニュースとして大々的に報じられた。

 藤井さんは無実を主張。裁判は一審無罪、控訴審で逆転有罪、そして17年12月11日に最高裁は藤井さんの上告を棄却する決定をした。『青年市長は"司法の闇"と闘った 美濃加茂市長事件における驚愕の展開』(KADOKAWA)は、逮捕直後から最高裁の決定が出される直前までの経過を、藤井さんの弁護人を務めた弁護士が振り返りまとめたもの。著者の郷原信郎さんは元東京地検特捜部の検察官で、弁護士になってからは、検察の在り方を厳しく批判してきた。藤井さんの無実を確信しており「万が一、上告が棄却されて有罪が確定したとしても、藤井市長の潔白という真実は、それによって否定されるものではない」と述べている。

最年少市長として就任、1年後に逮捕

 藤井さんを逮捕したのは愛知県警で、起訴されれば公判は名古屋で行われる。郷原さんは東京に事務所を持っており「名古屋で逮捕された被疑者の弁護を行うのは容易ではない」のだが、逮捕当日に藤井さんをよく知るという知人からの弁護人依頼の電話がありスケジュールを確認すると偶然にも、翌日に仕事で名古屋に出張する予定になっていた。同日夕方に藤井さんと接見した郷原さんは「無実・潔白を確信し、弁護人を受任した」ものだ。

 事件があったとされるのは13年4月。藤井さんはその3年前に初当選した1期目の市議で、災害対策のため浄水プラントの設置をめざし活動していた。そのなかで名古屋の浄水設備業者に機器納入の便宜を図り、その見返りに2回に分け現金計30万円を受け取ったとされる。

 「警察が現職市長を逮捕した以上、不起訴となることは、まず、あり得ない」と著者。不起訴となれば警察組織は重大な責任を問われることになるだけに、愛知県警は名古屋地検と十分に事前協議を起訴の確約をとって逮捕したはずとみる。しかも「日本の裁判所は著しく検察寄りで有罪率99.9%」だ。これに対し著者は弁護人として「攻撃的弁護活動」を展開し、ツイッター、ブログ、インターネット番組などで容疑事実への疑問点や警察・検察の問題について発信を続けたという。その手法は「一般的な刑事弁護士の弁護活動とは大きく異なるものだった」という。

 著者らのそうした活動により、現金授受の否定や、贈賄側の証言の信頼性に疑う余地が多いにあることなど、重要証言を寄せる支援者が現われたほか、裁判長が「一般的な刑事裁判官とは若干異なるタイプの裁判官」だったこともあり、名古屋地裁の一審では15年3月5日に「奇跡」ともいえる無罪判決を勝ち取ることができた。

発言の機会ないまま逆転有罪

 そして検察側が控訴。名古屋高裁での控訴審で藤井さんは公判期日にすべて出廷したが、裁判所は被告人質問をすることもなく藤井さんに発言の機会が与えられなかった。公判は、贈賄供述者の取り調べを行った警察官の証言を聞いただけで16年11月28日に一審判決を破棄し逆転有罪判決を言い渡したという。

 藤井さんは控訴審での有罪判決を受け市長を辞職。17年1月に行われた出直し選挙で80%を超える得票率で対立候補に圧勝、さらに同年5月の残任期満了に伴う市長選では対立候補はなく無投票で当選するなど市民からは高い信任を得ていることを示した。

 そして同年12月、最高裁が藤井さん側の上告を棄却したのを受け藤井さんは市長辞職を表明。ツイッターで「冤罪が罷り通る世の中であることを、身をもって知ることとなりました」などと述べ悔しさをにじませた。

 本書は藤井さん側の「主張」であり、バイアスを考えて読む必要があるだろうが、指摘される「司法の闇」は、怖さを感じさせる。現金を渡したと証言した贈賄側業者について信頼性を疑う問題が少なからずあったことや、現金授受を否定する証言者に対する威圧するような取り調べ...。近年は裁判員制度導入など司法制度をめぐって改革が行われ、また2010年に発覚した大阪地検特捜部の主任検事による証拠改ざんなどの不祥事を機に「刑事司法改革」も進められている。本書は、司法のもう一つの現実を学べる一冊。

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