穴にハマったアリスたち

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「ちゃお」感想 2009年5月号 【きらりさんのいない金曜日】

2009年04月03日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
今日は金曜日です。
しかしながら、きらりさんはもう居ません。
これからは辛く苦しいことがあっても、神に頼ることなく自分たちで解決しないといけないのです。

と、思ってたら。
毎週金曜日に発行されてる「きらレボ」メールが今日も舞い込んできました。
金を払ってスパムを受け取る謎のサービスは、まだ健在のようです。

ユイッペさん:
 「ちゃお!ユイッペだよ」
 「みんなきら☆レボの最終回見てくれた!?」
 「そして実は、みんなに大発表があるんだ~」

 「きらりん☆モバイル パワーアップ!」

 「アニメの放送は終わっちゃったけど、きらりん☆モバイルはまだまだ続くヨ」
 「今日発売の『ちゃお』にのっているほかの作品の情報もプラスされてさらにパワーアップ!」
 「あしたから始まるアニメ『めちゃモテ委員長』の情報も紹介中だよ!」

これからも続ける気満々。甘く見てた。
全力で「めちゃモテ委員長」の援護射撃を開始です。
メルマガ担当の「ユイッペ」さんには半人前のイメージを持っていましたが、ここに来て化けてきました。
こうして人は強くなっていく。
そしてきらりさんが獲得した販路は受け継がれていくんだ。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 第6回

件の委員長さんですが、気合いの実写戦略を継投するようです。
委員長役さんはなかなかに可愛らしいお方です。
男性陣がちょいと微妙ではありますが…。いやビジュアル的な問題ではなくて、キャライメージ的な問題というか。
きらりさんもSHIPSがかなり辛いものがあったしなぁ…。
正直言って、リアルきらりさんが孤軍奮闘してるようで気の毒でしたもの。
彼らは「宙人くんがそういった言動をするかどうか」等を全く考えないで舞台をやってたとしか思えない。
なりきる気がないなら仕事降りろと。きらりさんを見習えと。

委員長さんに話を戻すと、この度「未海ちゃんになるための10の方法」という書籍が発行されるそうです。
狂ってますね。
着せ替え遊びも「人形」→「カード」と来て「自分」ですよ。キャラリート大ピンチ。

■メイドじゃないもん! bell4

個人的に結構好きです。
きらりさんの感想を書いてたら力尽きたので深くは語りませんが、微妙に少年漫画の文法を使われてる気がする。

■ふろく

今月号のふろくにはサンリオ様の「ジュエルペット」の関連アイテムがついてます。
サンリオ様は、「ちゃお」を選んだ…!
嗚呼、プリキュアさんが包囲されていく。

今までふろくには全く触れてきませんでしたけど、やたらに豪華です。
今月号には委員長さんのトランプがついてるのですけど、全てのカードの柄が違うのは当然のこと、一つ一つの芸が細かい。
このトランプだけでも市販で買ったら軽く数百円はしそうです。恐ろしいな少女漫画雑誌。本誌の値段はいくらだ。

■宣伝

裏表紙の裏に「マーメイドイラストコンテスト」のCMが載ってます。
素晴らしい企画ですね。協力の伊豆急行さんも粋なことをなさる。
そして主催は講談社さんです。姉妹会社とはいえ、「ちゃお」でCMとはなんて豪気な。

■きらりん☆レボリューション 第66回 STAGE7「乙女純粋★コイゴコロ」

勇退なさったきらりさん、ようやく3年もの間の重責から解放されました。
改めて言いたい。お疲れ様でした。
これでようやく彼女も思春期の娘さん相当の幸せを見つけることができます。

そういったわけで、きらりさんは宙人くんに告白なさいました。
何年もの間、何度想いを伝えようとしては我慢をしてきたことか。
同業他番組の娘さんたちが、やれラブラブ弁当だやれキスシーンだと退廃しきっていく中、どれほど悔しい思いをしたことでしょう。
でもやっと告れた!
告ってしまいさえすれば、きらりさんの魅力に抵抗できる男なんているわけがな…

宙人くん:
 「今はきらりの気持ちにこたえられない」

化け物か。きらりさんの誘惑を拒絶するなんて…。
脅威の精神力で宙人くんは超トップアイドル様を拒絶。
なんでもニューヨークに芸能留学するからだそうです。

「カップルになった瞬間に男が海外に行く」のは少女漫画のお約束。
だけどそんなことで、きらりさんが納得できるはずもありません。
今まで…どれだけの我慢を強要されてきたと…。やっと幸せになれると思ったのに…。

聞けば期間は1年間。存外短いです。
ニューヨーク程度の距離ならそんなに気合いを入れないで行き来もできます。
とはいえ幾ら神でも、きらりさんは思春期まっさかりの娘さん。
同業他誌の娘さんのような同衾生活を夢想して、辛いお仕事を乗り切ってきたのに…。
それなのにそれなのにこの仕打ち…!

きらりさん:
 「…知らないよ急にニューヨークに行くとか」
 「日本にはSHIPSのファンいっぱいいるのに」
 「…わけわかんない!!」

きらりさん:
 「あたし、そんなの絶対応援できない!!!!」

完全にブチ切れにおなりあそばされました。
無理もありません。
こんなのって。こんなのってあんまりだ!

でも苦悩を抱えていたのは宙人くんも同じ。
そりゃそうです。きらりさんに告白されたってのに、それを置いてニューヨークとかどんだけ強靭な意志力だ。
私だったら即座に足もとにひれ伏して、ありがたくお慈悲を甘受しますよ。さすが、きらりさんの選ぶ男は違う。

そんな宙人くんの決意を知り、きらりさんも態度を軟化。
頑張って笑顔を浮かべ、盛大に送り出してあげることにしました。
きらりさんは強い子だ…。これが、神…。

きらりさん:
 「一生会えないわけじゃないし」
 「ほ、ほらそれに」
 「あたしこないだ宙人くんにふられたのだって、ぜんぜん気にしてないんだから!!」

実に健気です。
ですが、この言葉を聞いてさしもの宙人くんも慌てました。
ちょ、ちょっと待ってくれ!「ふらてたのだって気にしない」って、いつふったことになったのかと!

宙人くん:
 「オレ、おまえをふった覚えねーぞ!?」
 「今はきらりの気持ちにこたえれんねーけど…」
 「オレのこと1年間待っててくれるか?」

あ、あぶねぇ…。
きらりさんの勝手な勘違いで「ふった」ことになるところだった。
「一億円の宝くじをうっかり捨てちゃった」よりも後悔しますよ、そんなことになったら。

宙人くん:
 「きらりが、好きだ」

素直になれない宙人くんに対し、今まで色々なアプローチが試みられてましたが、一番有効なのは「本心言わなきゃ、ふったとみなす」でした。
そりゃどんな頑固な人でも本音がこぼれる。
かくして二人は目出度く両想いになられました。幸せいっぱいのきらりさんを心から祝福したい。

そして。

 『次号、涙と感動の革命的最終回』

あ、ああぅ…。きらりさんが、終わってしまう…!
なんてことだ。続いてもらうためには、きらりさんにはふられてもらわないといけなかった。
そんな非人道的なことを思った自分を恥じながら、でもやっぱり悲しみは止まらない。
コメント (4)
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一言感想:週刊少年サンデー 「1位の人カード封入」

2009年04月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 168th sense.「ファントム・イン・ザ・ミスト(4)」

アニメ版は先日最終回でした。

 

最後にパティお嬢さんが腐ったところで終わった。
もう新鮮なお嬢さんは漫画にもアニメにも存在しない。
彼女の足は実に早かった。

漫画の感想。
何の脈絡もなく沸いて出たパティお嬢さんは愛されてるなぁ…、と思ったのですが、そういえばブラックファントム繋がりか。
もはやそんな輝かしい過去は忘れてました。腐った彼女しか脳裏に残ってない。

■神のみぞ知るセカイ FLAG47「彼女の彼女」

ハクア姐さん:
 「バカめ、まだルールも知らないくせに!!」

理由は分かりませんが、ひたすらに和んだ。姐さん可愛い。

■魔王 JUVENILE RIMIX 第87話「命の重さ」

変態蜂娘、生きてた。
この娘は足技のみが武器なのに、何でロングスカートなんでしょうね。
敵が現れた瞬間に、わざわざスカートたくしあげる彼女が酷く間抜けです。
まぁミニスカの彼女なんて微妙に見たくはないですけれど。
そんなの、全然変態じゃない。

その変態娘を護衛に採用してる犬養さん。近々暗殺されることになりました。
敵さんの計画は遠距離からの狙撃です。蜂娘、全く役に立たなさそう。
ていうか、蜂娘が護衛についてても、欠片も安心できないのは何故だろう。

■やおよろっ!

この漫画は嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、巻末を任せるには荷が重い気がする。
基本的にこのタイプの漫画は、ストーリー物の漫画の間に配置される箸休め的なのが仕事だと思うのですよ。
大爆笑というわけでもないけど、一見さんでもさらっと読めて、適度ににやにやできる、みたいな。
箸休めというと気分を害される気もしますが、このポジションの漫画は雑誌の総合力的にはかなり重要だと思う。
(「ヤングジャンプ」さんとかは、この辺がやたら充実してる気がする)

頑張ってるのは伝わるし、やろうとしてることも好きなのだけど、微妙に微妙です。頁数が多すぎるんだろうか。
この手の漫画はキャラクターが出揃ったり、漫画世界と読者の共通認識として使えるネタが定着してからが、一つのターニングポイントだと思いますけど、そこまで持つのかどうかが心配です。

失礼を承知で他誌と比較すると、マガジンの「波打ち際のむろみさん」が似たような雰囲気の漫画で異常に優秀でした。
ヤングアニマルの「マジカルストロベリー」も擬人化ネタですけど、はるかに安定して読める。
書いてて思ったのが依って立つ世界観がしっかりと提示されてるかどうかとかその辺なのかな。
「なんでもあり」だとこちらとしても突っ込みどころが分からない。挙げた二つの漫画は「人魚」と「植物」の一点突破なので分かりやすい。
例えばこの漫画の登場人物は、擬人化されてるアイテムを「当然のもの」として受け入れてるのか、「異様なもの」として困惑してるのか、それすらはっきりしてないもの。

というわけで、はっきりとルールを決めて制約をかけてしまった方が、話も作りやすいんじゃないかと思ってみた。
カオスなネタというのは、一定のルールがあるから「カオス」として成立するのだと思う。

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