穴にハマったアリスたち

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映画「Yes!プリキュア555! パラダイス・ロスト」 感想

2009年04月01日 | ディケイドプリキュア!他
 ・象徴的なモチーフとして蝶々が使われている
 ・携帯電話で変身を行う
 ・人気シリーズの第4弾
 ・変身の際にはボタンを3回鳴らす
 ・主人公の持つ武器は、光る棒状の剣である
 ・番組終了後しばらくしてから、後シリーズの主人公とコラボレーションの形で復活
 ・主人公は自分自身の夢を持たず、他人の夢を守ることを使命としていた
 ・敵が会社である
 ・頻繁に食事シーンが流れる
 ・主人公と対になるライバルキャラの正体は、謎の生き物である
 ・劇場版ではまだテレビ放映されていない未来を描いた
 ・番組の副題は『555』と表記される

そんな大好きだった番組が、放送終了から久方ぶりに復活しました。
感想を書きたかったのですが微妙にタイミングを逃した気がするので
映画版の感想を思い出しながら書いてみる。

■映画「Yes!プリキュア555!パラダイス・ロスト」

舞台はテレビシリーズよりちょっとだけ未来。
人類の進化系・謎生物により支配された暗い暗い設定には度肝を抜かれました。
もう花は咲かないし鳥も飛ばない。風も吹かず、月が空を照らすこともない。

 

我らの夢原さんたちも最終決戦に敗北。
1万人のプリキュア部隊を前に、夏木さん・秋元先輩・水無月先輩は生死不明の行方不明。
夢原さんも記憶と共に変身能力を失い戦力外。
残ってるのがよりにもよって檸檬のみ、という絶望の未来です。

その檸檬も敵企業の送り込んだ「帝王のプリキュア」の前にあえなく散華。

 

???:
 「After all, You are only lemon」
 「Give me the Curemo」
 「Good to see you, guys. Taking care of all of you, It's part of my job」
 「デュアル・スピリチュアルパワー」

 

???:
 「... Let the game begin」

寝返ったブンビーさん・ナッツ・ミルミルの謎生物トリオでどうにか撃退したものの、状況は最悪。
挽回すべく謎生物トリオは敵本拠に突撃。けれど罠にかかって全滅の憂き目に。
ナッツさんを庇って撃墜されるブンビーさんの姿には当時も今も泣けます。その後、仇を取ろうと特攻するものの、一矢報いることもできずに玉砕するナッツさんも泣ける。

一方、拉致られたココを取り戻すべく、復活した夢原さんも敵本拠へ。

夢原さん:
 「あなたをこんなところで死なせはしない…!」
 「プリキュア・メタモルフォーゼ!」

周囲は全て敵。
巨大生物を相手に颯爽と撃ち放ったビオランテアタックが、あっさりと踏みつぶされた時は、何故だか胸を締め付けられる思いでした。
絶対無敵のはずのお助けバンクが…。あんなにあっさり…。

 

その上、帝王のプリキュアも襲来。
夢キュアさんが蝶フォームを起動したときは勝ったと思ったものですが、返しで相手はスパイラルリング装着。
実質相殺され、切り札のはずの二段変身も無駄打ちに。スタッフさんはどこまで夢キュアさんを追い詰めれば気が済むのかと。

 

しかも周りが全部敵というのが辛すぎる。ホシイナーが敵に声援を送ってるのはまだいいです。
でも、サンクルミエール制服の娘さんや、小さなお子様まで夢原さんに罵倒と嘲笑を浴びせかけてるのが…。
夢原さんよりも先に視聴者の心が折れそう。

 

帝王のプリキュア:
 「プリキュア・スパイラルスター・スプラッシュ…!」
ココ:
 「のぞみー!」

打ち放たれた必殺の攻撃を前に、夢キュアさんは丸腰。
そこにココから投げ込まれるキュアフルーレ。
まるで渡されることを信じ切っていたかのように、即座に夢キュアさんは構え…

 

夢キュアさん:
 「プリキュア・ドリームローズ・エクスプロージョン…!」

展開されるスパイラルスターとビオランテ。
威力は拮抗、けれど一瞬の勝機を逃さず、夢キュアさんは次の手に。
考え付きそうで付かなかった、キュアモの再起動!

 

夢キュアさん:
 「プリキュア・メタモルフォーゼ!!」

過負荷に嫌な音を立てながら、キュアフルーレが謎プリキュア達を打ち滅ぼす。
ぜはー。ぜはー。
肩で息してる夢原さんが何かもう気の毒でしょうがないですが、事態は更に悪化。

夢キュアさん:
 「…?」
観客:
 「…ローズ!ローズ!ローズ!ローズ!!」

姿を現したのは…ミルミルさん。

ミルミルさん:
 「…スカイローズ・トランスレイト……ッ」

 

ミルミルさん:
 「ようやく分かったの」
 「私が生きていく道は一つしかない」
 「私は謎生物として生きていく…!」

かくしてお話はクライマックスに。
全ての武器を使い果たした夢原さんが、最後の最後に使った「切り札」には場内が静まり返ったことを今でも思い出します。
嗚呼、だから彼女はココとの恋愛にもハードルを感じなかったんだなぁ…。

ラストシーンは純粋に涙でした。

夢原さん:
 「ねえココ。伝説の戦士って何をするの…?」
 「…そう。貴方の夢に応えるのは大変だね」
ココ:
 「のぞみならできるココ!だって、のぞみはのぞみココ!」

その言葉に、ただ静かに微笑む夢原さん。
今まで仲間にも視聴者にも公開できなかった秘密を受け入れてもらえた。
ただそれだけで、彼女は戦える。仲間も失い周囲も敵だらけの状況で、たったひとつ残った「夢」を守るため、彼女は立ち上がる。

 

ココ:
 「のぞみ?どこに行くココ?」
夢原さん:
 「…行けるところまで、行くよ」

そんな夢原さんの「オールスターズ」での大復活を、心より祝福したい。


(左画像)
劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト [Blu-ray]

(右画像)
映画プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!主題歌 キラキラkawaii!プリキュア大集合♪プリキュア、奇跡デラックス


日曜日の「555」の感想を書きそびれたので、もうこれでいいや。
ていうか、こういうのは日付変更と同時にアップしないとダメだと思うんだ。
あと、増子さんの「変身一発」によるレモネード変身シーンは省略したので、奇特な人だけ脳内補完してください。

【追記】

TJ-type1さんの記事とシンクロシニティ。電飾夢原さん超絶格好いい…!
コメント (8)
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おねがいマイメロディ きららっ☆ 第52話(最終回)「夢の橋から出発」

2009年04月01日 | アニメ・日曜朝 感想その他
今から4年前。
九条さんが全力疾走してたその頃、もう一つの「競合他番組」は始まりました。
前評判を完全に裏切って…というか、何をどうすればこんな話になるんだという絶句とともに。
きらりさんがタカラトミーの英雄ならば、こっちはサンリオの救世主です。
実際に売り上げにどの程度貢献したのかは微妙に疑問ですが、とりあえずそういうことにしておこう。

■おねがいマイメロディ きららっ☆ 第52話(最終回)「夢の橋から出発」

 

 『ファンタジー世界に住む可愛いウサギのマスコットキャラが、
  人間世界にやってきて夢を叶える』

このコンセプトをどう解釈すればこんな狂った話が出来上がるのか。
「夢を叶えようとするのは実は敵キャラの方であり、主人公サイドにはそんな能力はない」という設定を思いついた時点で勝ちだったと思う。

 『魔法では夢は叶わない』

このテーマはとても面白い。
謎パワーなんかに頼っちゃだめだ。人生は自分の足で歩むんだ。
それを「悪夢テロに見舞われ『生き延びるためには夢見てる場合ではない』的に悟っていく登場人物たち」で表現するあたり、実に素晴らしかったです。

しかもたまに敵サイドが勝っちゃって、歪んだ夢が叶ったままになってしまったりする。
初期のマイメロで描いていたものは結構ダークです。
虐待されまくるマイメロとか、カオス展開だとかそういった表面的なこと以外にも、テーマはかなり重かった。
サンリオ様の許可を本当に取ったのかと疑問視され、スポンサーには偽装EDだけしか提出してないだろうと怪しまれたり。

演出面では、サブキャラが大事にされてたのが好きでした。
初めは単なる名無しキャラから始まったのに、悪夢テロに晒される内にどんどんタフネスになっていくクラスメイトたち…。
数々の伏線も凄く生きていました。
単なる馬鹿話と思わせておいて、それが怒涛の終盤の流れにつながったり。
こういう一つ一つを大事にする番組はとても好きです。

ただ第2期後半あたりから、個人的には微妙なネタもちらほらと。
私的にバクの負け組ネタがピンと来なかった。
一応、最後にその劣等感をカタルシスに変えたりもしてましたけど、ちょっとくどかった気が。
バクはかなり「格好いい」の部類に入るキャラだと思うので、使い方が勿体なかった気がする。
あとまぁ何度も書いてますが、歌ちゃんのラストの選択は納得いかない。ええもう、全くもって納得いかないですよ。ばぶー!

その歌ちゃん。

 

シリーズ最終回に登場!きゃー!歌ちゃーん!!きゃー!!きゃー!!
歌ちゃんフェチとしては狂喜乱舞ですよ。
時系列的には「マイメロ」第1期よりも前ですから、まだまだピカピカ。
これから悪夢テロと戦う3年が訪れると思うと、ご武運をお祈りしたくなります。
そして今度こそ、間違った道を進まずに正しい選択をしていただきたいものです。

 

この娘はつくづくいい子ですねぇ。何と言いますか、登場するだけで画面が中だるむと言いますか。
やる気の欠片もない顔と声。そして本当に心底やる気がない。
玩具を売ることを放棄し、劇中で起こる事件に対してもこの↓対応ですよ。

歌ちゃん:
 「マイメロ!早く何とかして!!」

これほど気合いの入った決め台詞はなかなかない。
もう自分から動く気ゼロ。
同業他番組で例えるなら、チョッピを敵に投げつける美翔さんですよ。早く何とかして!

 

そんな素晴らしい彼女も第4期ではクビに。
実に納得ができません。やる気がないからってクビにするなんて。
後任のきららさんには申し訳ないですが、歌ちゃんのままなら後10年くらいは続けられたかもしれないのに。

 

ラストエピソードで「シアワセの羽」が流れたり、歌ちゃんのコスプレで決戦に挑んだり(いや時系列的には歌ちゃんがきららさんのコスプレになるのか)となかなか嬉しい演出でした。
(しかし歌ちゃん…。やっぱり過去に既に世界規模の破滅に巻き込まれてたのに、それを完璧に忘れてたのか…。きっと私たちも、気がついてないだけで何度も破局に立ち会ってるんだ)

続編に次ぐ続編は賛否両論あったかとは思いますが、この4年間、ありがとうございました。
最後に歌ちゃんが拝めただけでも私は満足です。
あと、サンリオ様は早く彼女を正社員登用してあげてください。いつになったらピューロランドに常勤出来るんだろう歌ちゃん…。


(左画像)
「おねがいマイメロディ」キャラクターソングシングル その2

(右画像)
【約61%OFF!】定価4,980円おねがいマイメロディ 1/8スケール『マイメロディ&夢野歌』フィギュア


【新番組】

 

キーワードはウサギと夢。
おかしいです。何故それで「マイメロ」じゃないのか。
あれか、真にやる気がないのはマイメロ本人だと、ようやくサンリオ様は気がついたのか。

声優陣、キャラクターデザイン、そのほか諸々から「マイメロ」2世の気配がびんびんにします。
しかもこの珍獣たち、サンリオ様の正社員です。4年も働いた歌ちゃんを差し置いて…!
基本的にこの枠は視聴率も玩具売上も気にしないで、サンリオブランドの向上とピューロランドの宣伝のために存在してると思ってるのですが、新キャラクターとして展開していくつもりなんでしょうか。
歌ちゃんではブランド向上にならないとはいえ、サンリオ様はどうしてこう彼女に冷たいのだろう。
コメント (4)
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