穴にハマったアリスたち

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一言感想:週刊少年サンデー 「トラウマイスタ 最終回」

2009年06月10日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 177th sense.「試験に出る超能力(7)」

無意識レベルで高度な計算ができるのだけど、相手がそのルールに乗っかってくれないと対応できないというそんな話。
男女逆パターンもある。深読みしすぎて無意味とか。
皆本さんは公式設定で「女性経験あり」な方なので、今回のエピソードは朴念仁な彼、というより性格の不一致で野上さんが脱落しただけな気配もします。不憫な。

ところでここ最近、明石さんの仕草が女の子女の子してて忌々しいです。「皆本のおかげだよ。」のところのコマとか。
野上さん曰く「パンドラで影響を受けたのでは」とのことですが、確かに扉絵の清らかなカズラさんは激清純派です。
ていうか、基本的にパンドラの娘さんの方が清らかなのは如何なものか。パティお嬢さんとかさ。

危うく明石さんに心揺らぐところでしたが、P.326の「親友のデートの行き先」を推理する女帝を拝んで心が癒されました。
この女帝様は何を考えて、具体的な「行き先」ではなく「履いてる下着の柄」なんか透視してますか。それともアレは透視ではなく、物理的な覗き見ですか。
計算高いように見えて、無駄に遠回りをなさってる。女帝は黒いんだか小物なんだか、最近分からなくなってきた。

…ああ、でも今週の野上さんのとった戦略って、前に女帝が実践して見せた奴の応用ですね。女帝、分かってて罠にハメたのだとしたら恐ろしい。

■境界のRINNE 第7話「契約黒猫」

伏線?そんなものに価値はない。
そうとでも言いたげなやる気のない高速展開が楽しすぎます。
高速なのに、特に何も話は進んでないところもおかしすぎる。

■トラウマイスタ 最終話「和らぎへ…」

いわゆる能力バトル漫画。
但し特徴的だったのが、能力の根源が「トラウマ」だったこと。
人はトラウマを乗り越えた時に強くなる。それを具体的に「能力」としてバトルしてたのが本漫画でした。

で、必然的な結果として「主人公が強くなる」=「より強いトラウマを乗り越える」というエグイ展開に。
修行シーンは地獄でした。嗚呼、幼い日のトラウマよ再び。
心の傷をえぐり、更なる傷を生み出して、ボタボタ吐きながら強くなる。酷い。

バトルものの敵役でよくいる「主人公を好敵手に育てたがる」「主人公が覚醒するために窮地に追い込む」キャラクターも出てきましたが、この漫画に限っては嫌がらせの数々は極めて正当でした。
普通なら「いや追い込んでも弱くなるだけでは?」と思うところですが、トラウマを乗り越えると強くなる設定なのだから、あらん限りのトラウマを与えて乗り越えさせるのは理に叶ってる。
おかげで主人公のピカソくんは何かもうどうしようもないことに。彼は本当にトラウマを乗り越えてるんだろうか。壊れただけな気もする。

ピカソくん:
 「トラウマは逃げるためにあるのじゃなく」
 「乗り越えるためにある!」
 「乗り越えるための力こそ勇気なんだ!!」

しかしながら彼は乗り越えようとしていた。
第1話とはもはや別人です。泣いてる子供に手を差し伸べちゃったりもします。
おそらくは「泣いてる子を助けようとする」行為そのものがスジャータさんを想起し、トラウマのスイッチになってるんじゃないかと思いますが、それを乗り越えることも込みでの上記の言葉なんだろうと思う。

終わってしまったのは残念でしたが、テーマからしてこれくらいの長さが丁度だったのかもしれません。
これ以上続くと、本気でピカソくんが壊れかねない。
そして読んだ読者の方もトラウマと戦わないといけなくなる。鬼ごっこ、怖い…。

■魔王 JUVENILE REMIX 第95話「夢」

非合法企業「令嬢」さんの虐殺が完了しました。宴は、終わった。
なんというか、「やっちまった」感が漂いますが、やっちゃたものは仕方がない。
一方、「令嬢」さんに抱きこまれていた政治家さんも大ピンチです。

蜂娘:
 「見ぃ、ちゃっ、た♥」

変態にバレました。よりにもよって。

蜂娘:
 「不潔……」
 「王様への裏切り…償ってもらうわ」
 「あなたのその安い命でね」

この小娘に「不潔…」とか言われるのは実に屈辱的です。
あんたにだけは言われたくない。
しかしながらこの変態は性質の悪いことに、ガチで暗殺者です。変態ですけれど。

そんな彼女に抱きつかれ、政治家さんの命は風前の灯。
が、そこにグラスホッパーの親衛隊さんがやってきてくれました。
密室で変態小娘と抱き合ってるところなんか見られたら、違う意味で政治生命が終わりそうなものです。
ですがそこはざっくりスルーするグラスホッパーさんはさすがだと思いました。
まぁ相手はあの変態ですし。もう一々突っ込んでもいられないんでしょう。

とりあえず変態の魔の手から逃れて政治家さんは一安心、と思った矢先に毒を盛られ、哀れ他界なされてしまいました。
蜂娘は変態だけど、仕事はできる娘。かっちりきっかり毒殺して見せました。
もっとも、この変態が毒使いであることは周知のはず。
政治家さんはあからさまに毒を盛られた様子で倒れてます。背後には変態。それを目撃してる大量のグラスホッパーの人々。
もはや「暗殺」ではなく「衆人環視の前で撲殺した」に等しい行動ですが、グラスホッパーさんはこれもスルーなさりました。
まぁ相手はあの変態ですし。もう一々突っ込んでもいられないんでしょう。ダメだこの娘。

ダメといえば。

詩織さん:
 「……大丈夫?潤也君」

誰がどう見ても大丈夫ではありません。
深い信頼関係の裏打ちがあるのかもしれませんが、そこで心配しなくてどこで心配する。
詩織さんの正ヒロインの自覚に欠ける言動も、大分見過ごせないレベルに入ってきた。

■来週のサンデーさん

予告の新連載、サンデーさんは「ゲーム」というテーマに何か入れ込んでるんでしょうか。
そして随分とまたお胸に気合いの入った主人公様だと思いました。
あと久々の「SWEET SUNDAY」は島本さん。

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