■絶対可憐チルドレン 178th sense.「ライフ・セイバーズ(1)」
私は長らく、強くて黒い女帝のことを崇拝申し上げてきました。
それはそれは敬愛し、慕っておりました。
何故なら女帝は強くて黒いからです。
ですが最近、女帝の何かがおかしいことに気が付きました。
ナレーション:
「作者不詳のこのかわいい犬は『プルプル犬』の愛称で親しまれ…」
女帝:
「うがーっ!」
女帝が安くなっておられる。
ここのところの彼女は吠えてるシーンばかりで「もしかしたら女帝とは名ばかりで、実態はただの小悪党なのでは?」と危惧していたのですが、いよいよ現実味を帯びてきました。
なんてことだ。安い女帝。凄く可愛い。
女帝:
「やーね。当たってるんじゃないわよ。これはね…」
このシーンでのアップは、野上さんではなく女帝なんですね。
そりゃあもう、だって女帝ですから。
ここのところ気持ちが揺らいでいましたが、やっぱり女帝を崇拝していこうと再決意した今週号でした。
あと、劇中に高橋留美子さんの洗脳効果が見え始めてるのは気のせいでしょうか。だばだば。だばだばだばばばっ。
■電脳遊戯クラブ LV[2]自分に都合のいい約束しか覚えてらんない
プログラムを解析してゲーム攻略というのは良い話だと思った。
そして「分かってはいても出来るとは限らない」というのも良い話だと思った。
直接関係ない話ですけど、バグを把握して戦略に組み込むというのはよく聞く話です。
「初期化処理が抜けてるせいで何故かキャンセルがかかる」とか「先行入力の処理をミスってるせいで溜めを省略できる」とか「打ち込みをタイプミスしてガード硬直のフレームがおかしな数字になってる」とか。
ソースコードが手に入るのなら、確かに効率よく攻略が進むなぁと思ってみた。
■月光条例 第16条[フランダースの犬プラスうらしま太郎]3 逃走
大義のために死ぬのは本人にとっても幸せだ。
というのはよく漫画世界で批判されるテーマですが。
「フランダースの犬」のネロ少年が言うと、「まぁそりゃ貴方に比べれば幸せだよなぁ」と納得してしまうのは如何なものか。
■魔王 最終話「兄弟」
犬養さんは首相になりました。
そして憲法改正案を提出しました。
今日はそのための演説集会。
グラスホッパーさん:
「国民は皆、あなたに期待しあなたを信じていますよ」
しかしそれはただの思考停止。
強大な能力を持つ誰かを信じること自体は別に悪くはない。
自分に分からないことを、専門家に頼るのは当たり前のことです。
でも、それならそうすると、考えて決断しないといけない。
考えたつもりで流されてはいけないのです。
犬養さん:
「諸君に、勇気はあるか?」
「思いつきやムードに流されてはいけない!」
「自分の投票に対する意味と責任を理解する必要がある!」
安藤弟さん:
「………。」
「理解なんてできやしないよ」
「みんな、考えた気になって流されてる」
「犬養、あんたはいい政治家だよ。必要なことはすべて言う」
「たとえ、その言葉が届かないとわかっていても」
犬養さん:
「私を信用するな!」
「よく考えろ!そして選択しろ!」
安藤弟さん:
「10年前、兄貴が見た光景と何も変わっちゃいない」
「洪水だ」
いくら犬養さんが「自分を信用するな」と言っても、流されてる人は理解しない。
「考えて決めろ」という言葉の意味も分からず、憲法改正が善か悪かでしか考えられない。
そしてあっさりとムードに流されていく。
世の中、意外なほど嘘が満ちてるものです。
当たり前のように流布してるけど、知ってる人間からしたら失笑モノだったりとか。
ネットもマスコミも個人の雑談や豆知識も自分自身の記憶さえも、悪意や演出というわけでもなく素で嘘つくし間違う。
だから立ち止って考えなきゃいけないと思う。特に、一見もっともらしい数字や根拠を示された時には要注意。
考えた末の選択が、結果的に是か否かは、ここでは大した問題ではない。
そういったことを、どんなムードや流れの中でも確固としてできる人間がいたならば、確かにそれは「魔王」と呼ぶにふさわしいのかもしれない。
元々変態蜂娘に惹かれて連載を読み始め、原作小説→既刊コミックと読んできました。
話自体のテーマも好きです。それとは別に、これを漫画化した大須賀さんが凄いと思う。
小説の方は正直言って結構ヘボいのですが、テーマを活かしつつ少年漫画としても絵になる展開にアレンジした大須賀さんには脱帽。「グラスホッパー」や「モダンタイムス」ではなく、「魔王」をメインに据えたのも切れてます。
強いて言えば、小説版の蝉さんのラストバトルも漫画で読みたかったのですが、まぁ残念です。
それと変態蜂娘の大逆転劇とか。洗脳・籠絡された振りして敵の親玉を殺るんですよ、あの娘。小説では変態じゃないですけれど。
色々と希望はつきないですけれど、とても楽しかったです。大須賀さんの次の連載にも期待大。
…そして、最終回なのに全く姿を見せない詩織さんは、最後の最後までヒロイン様の自覚に欠けてたなと思いました。
私は長らく、強くて黒い女帝のことを崇拝申し上げてきました。
それはそれは敬愛し、慕っておりました。
何故なら女帝は強くて黒いからです。
ですが最近、女帝の何かがおかしいことに気が付きました。
ナレーション:
「作者不詳のこのかわいい犬は『プルプル犬』の愛称で親しまれ…」
女帝:
「うがーっ!」
女帝が安くなっておられる。
ここのところの彼女は吠えてるシーンばかりで「もしかしたら女帝とは名ばかりで、実態はただの小悪党なのでは?」と危惧していたのですが、いよいよ現実味を帯びてきました。
なんてことだ。安い女帝。凄く可愛い。
女帝:
「やーね。当たってるんじゃないわよ。これはね…」
このシーンでのアップは、野上さんではなく女帝なんですね。
そりゃあもう、だって女帝ですから。
ここのところ気持ちが揺らいでいましたが、やっぱり女帝を崇拝していこうと再決意した今週号でした。
あと、劇中に高橋留美子さんの洗脳効果が見え始めてるのは気のせいでしょうか。だばだば。だばだばだばばばっ。
■電脳遊戯クラブ LV[2]自分に都合のいい約束しか覚えてらんない
プログラムを解析してゲーム攻略というのは良い話だと思った。
そして「分かってはいても出来るとは限らない」というのも良い話だと思った。
直接関係ない話ですけど、バグを把握して戦略に組み込むというのはよく聞く話です。
「初期化処理が抜けてるせいで何故かキャンセルがかかる」とか「先行入力の処理をミスってるせいで溜めを省略できる」とか「打ち込みをタイプミスしてガード硬直のフレームがおかしな数字になってる」とか。
ソースコードが手に入るのなら、確かに効率よく攻略が進むなぁと思ってみた。
■月光条例 第16条[フランダースの犬プラスうらしま太郎]3 逃走
大義のために死ぬのは本人にとっても幸せだ。
というのはよく漫画世界で批判されるテーマですが。
「フランダースの犬」のネロ少年が言うと、「まぁそりゃ貴方に比べれば幸せだよなぁ」と納得してしまうのは如何なものか。
■魔王 最終話「兄弟」
犬養さんは首相になりました。
そして憲法改正案を提出しました。
今日はそのための演説集会。
グラスホッパーさん:
「国民は皆、あなたに期待しあなたを信じていますよ」
しかしそれはただの思考停止。
強大な能力を持つ誰かを信じること自体は別に悪くはない。
自分に分からないことを、専門家に頼るのは当たり前のことです。
でも、それならそうすると、考えて決断しないといけない。
考えたつもりで流されてはいけないのです。
犬養さん:
「諸君に、勇気はあるか?」
「思いつきやムードに流されてはいけない!」
「自分の投票に対する意味と責任を理解する必要がある!」
安藤弟さん:
「………。」
「理解なんてできやしないよ」
「みんな、考えた気になって流されてる」
「犬養、あんたはいい政治家だよ。必要なことはすべて言う」
「たとえ、その言葉が届かないとわかっていても」
犬養さん:
「私を信用するな!」
「よく考えろ!そして選択しろ!」
安藤弟さん:
「10年前、兄貴が見た光景と何も変わっちゃいない」
「洪水だ」
いくら犬養さんが「自分を信用するな」と言っても、流されてる人は理解しない。
「考えて決めろ」という言葉の意味も分からず、憲法改正が善か悪かでしか考えられない。
そしてあっさりとムードに流されていく。
世の中、意外なほど嘘が満ちてるものです。
当たり前のように流布してるけど、知ってる人間からしたら失笑モノだったりとか。
ネットもマスコミも個人の雑談や豆知識も自分自身の記憶さえも、悪意や演出というわけでもなく素で嘘つくし間違う。
だから立ち止って考えなきゃいけないと思う。特に、一見もっともらしい数字や根拠を示された時には要注意。
考えた末の選択が、結果的に是か否かは、ここでは大した問題ではない。
そういったことを、どんなムードや流れの中でも確固としてできる人間がいたならば、確かにそれは「魔王」と呼ぶにふさわしいのかもしれない。
元々変態蜂娘に惹かれて連載を読み始め、原作小説→既刊コミックと読んできました。
話自体のテーマも好きです。それとは別に、これを漫画化した大須賀さんが凄いと思う。
小説の方は正直言って結構ヘボいのですが、テーマを活かしつつ少年漫画としても絵になる展開にアレンジした大須賀さんには脱帽。「グラスホッパー」や「モダンタイムス」ではなく、「魔王」をメインに据えたのも切れてます。
強いて言えば、小説版の蝉さんのラストバトルも漫画で読みたかったのですが、まぁ残念です。
それと変態蜂娘の大逆転劇とか。洗脳・籠絡された振りして敵の親玉を殺るんですよ、あの娘。小説では変態じゃないですけれど。
色々と希望はつきないですけれど、とても楽しかったです。大須賀さんの次の連載にも期待大。
…そして、最終回なのに全く姿を見せない詩織さんは、最後の最後までヒロイン様の自覚に欠けてたなと思いました。