男子修道院のトラピスト修道院。
そこで作られるクッキーは、道内の空港はもちろん
横浜高島屋やそごうでも、買うことができます。
でも、女子のトラピスチヌ修道院のクッキーは幻の味。
いただいたこともないし、見たこともない。
前回行ったときに、院内の売店で尋ねてみると
「16年前から作こちらでは作っていません。今は大分の修道院から
送られてきますが、それがいつになるかはわかりません」
・・・・・・・
それが、今回!!大分から入荷していたのです。
素直に美味しいと思えるお味です。
(でも男子修道院のも美味しい。違いを聞かれても説明はできません)
16年前から製造中止となっているのは、シスターの高齢化と人手不足では?と
私は密かに思っています。
今、神父さまやシスターを目指すかたがとても少ないと聞いています。
たしかに、以前に比べるとシスターの姿を見かけることが少なくなりました。
そして「これまではシスターが学長を務めるのが常だったカソリックの
女子大でも、人材がいなくて男性が学長となっている」と聞いた、その翌日。
北海道の地方紙に掲載されていた、母校の学校案内(広告)を見て
あ~~。と納得。
母校の学長もシスターではなかったからです。
優しい美味しさの<幻のクッキー>をいただきながら、こんな「高齢化」の
現実に想いを馳せらせる「俗人」のアタシ。
きょうは、これから出かけます。
羽田へ。そして函館へ
雪のため、羽田に出戻りにならないことを祈りながら。