昨日の朝、今年初のカレンダーをめくりました。
もう2月です。 2月は如月、由来は草木が春の訪れに向かい生き
返り芽吹く季節の『生更木』、寒さがぶり返し更に着込む『着更木』
とか数説あるようですが、まさに寒さが緩んだかと思うと冷え込み
がきつくなり、1枚脱いでは、1枚重ねる日々です。
月も変わりましたので、昨日2月の御玄関飾りを致しました。
ごくシンプルです。
昨年に作成した雪景色のグラスアート作品なのですが、飾る機会を
失っていて、ここ数年は節分のお飾りでしたが、まだ今月なら雪景色
はギリギリかなと思い使うことにしました。
額の雪景色の家並みから、いつか使ってみたかったこれを合わせる
ことにしました。
そして廻りに、雪除け頭巾の蓑ボッチと藁ぐつをはいた童の小さなこ
けしを2体並べ和風の構図を描いたのですが、ふと気づけば額絵に
は教会があり不釣り合いと気づき、さてどうしましょうか?
考えた末、遠い山は雪景色。麓は寒い冬遊びまわる元気な仔犬って
感じに。
自宅にあるもので構成しているので、ほんとシンプルな仕上がりです。
仔犬は今にも動き出しそうな、そしていい表情をしていますでしょう。
癒されます。
この表情の可愛いい仔犬たちは、20代社会人になりたての頃、
ストレスが溜まると仕事帰りに、雑貨店に立ち寄り可愛い物を
購入し、気を紛らわせていた品々の1つです。
先日TVで100円ショップでストレスを解消していますっていう
方がいて、100円と言えども年間消費金額は結構かかります
と言っていましたが、当時はそのようなショップがなかったので、
出費は私の方が遙かに上でしたね。
まあその御蔭で小物雑貨は沢山ありますので、今の御玄関飾
りやお客様のおもてなしに大いに役立っています。
木製の水車のあるお家は、オルゴールです。
長兄の持ち物ですが、わたくしが大事に保管していました。
長兄の中高校生の時代の物なら5~60年前のものです。
つい最近まで動いていたのですが、飾るため埃落としなどして
きれいにした後、ねじを巻いてみても全く作動しません。
あれ?壊しちゃったかしらと。
「まあいいか、飾るだけなのだから」と思ってはみたものの~。
やはり気になり、どうにか裏蓋を外し判らないままにあちこちと
触りまくっても修理出来ず、試しにサラダオイルをチョコチョコと
付けてみると、やっと軽やかに動き出しました。
錆びて動かなかったのです。息をを吹き返しました。
これもきさらぎです。
心地よい響きの良い音が流れています。
『乙女の祈り』です。
ところが裏底のシールを見ると、
薄っすらなのですが、拡大鏡で曲名を読み取るとダニュープと
ゴム印が押されています。
『乙女の祈り』ってダニュープっていうのかしらと、調べてみる
と『ダニューブ』プではなくブで、ドナウ川でドナウ川のさざ波と
判りました。
きっと長兄はこの水車のお家が気に入ったけれど、曲は『おとめ
の祈り』が好みだったのでしょう。
私もオルゴールを買いに行ったとき、中の曲は変えることが出来
ますよって言われたことがあります。
なんやかんやで今月の季節のおもてなしは、半日を費やしました。
しかしながらオルゴールは蘇り、ドナウ川の英語読みは学べ良い
事も。 ちなみにプリンスオルゴールっていうメーカーも調べてみま
したが検索結果には現れず、今はないのでしょうかね。